処理時間が長いジョブが予定していた時間を超えても完了しない場合に、処理を打ち切ってジョブを再起動させる方法について説明します。
処理時間が長いジョブを含んだジョブネットを実行する場合、想定した時間よりも処理時間が長くなる可能性があると判断されているジョブに対して、打ち切り時間とリカバリジョブをあらかじめ設定することで、打ち切り時間経過後に処理を打ち切ってジョブを1度だけ再起動させることができます。
手順
処理時間が長いジョブのプロパティを表示
[ジョブネットの変更]ウィンドウから処理時間が長い該当ジョブを選択し、右クリックから[プロパティ]を選択します。
打ち切り時間を設定
[登録-ジョブ]ウィンドウより[詳細情報]シートを選択し、[打ち切り時間]にチェックを入れ、任意の時間を設定します。この設定により、打ち切り時間の到来とともにジョブは異常終了します。
リカバリジョブを作成
処理時間がかかる該当ジョブの後続ジョブとして、リカバリジョブを作成します。
リカバリジョブには、正常終了する任意のジョブを登録し、[制御情報]シートの[リカバリ]にチェックを入れます。
リカバリジョブを適用
[制御情報]シートのリカバリ欄から、作成したリカバリジョブに対して[元のジョブ再起動]にチェックします。
ポイント
打ち切り時間とリカバリジョブについて
ジョブネット実行中は、打ち切り時間とリカバリジョブの設定はできません。ジョブネットが停止した状態で設定してください。
マニュアルの参照先 Systemwalker Operation Manager 使用手引書または運用ガイド “ジョブを登録する” |