OS障害またはディスク障害などが発生し、インストール後の環境が破壊された場合、Shunsakuシステムのバックアップデータ(注)を元にShunsakuシステム(ディレクタサーバ、サーチサーバまたはソートサーバ)を再構築することができます。
通常の対処で問題が解決しない場合には、バックアップデータを元にShunsakuシステムを再構築してください。
注)バックアップデータ
動作環境ファイル
ディレクタデータファイル
ダイレクトアクセスキー定義ファイル
バックアップデータを元にしたShunsakuシステムの再構築は、以下の手順で行います。
ディレクタサーバの再構築
ディレクタサーバの再構築は、以下の手順で行います。
カスタムインストールを使用して、ディレクタサーバのインストールを行います。必要な機能をすべて選択してください。
conductorを配置するディレクタサーバの場合、インストールする機能の選択で「conductor」機能も選択してください。
参照
ディレクタサーバのインストールについては、“インストールガイド”の“ディレクタサーバ増設時のインストールおよびセットアップ”の“Shunsakuのインストール”を参照してください。
動作環境ファイルおよびダイレクトアクセスキー定義ファイルのリカバリを行います。
参照
動作環境ファイルおよびダイレクトアクセスキー定義ファイルのリカバリについては、“導入・運用ガイド”の“Shunsakuの動作環境ファイルのバックアップおよびリカバリ”を参照してください。
ディレクタサーバのセットアップを行います。
システム用動作環境ファイルのDirectorパラメタに指定されているポート番号を“services”ファイルに指定します。
[Directorパラメタの項目]
searcherへの検索要求を発行するポート番号
searcherへの更新要求を発行するポート番号
要求受付ポート番号
[指定先]
Solaris/Linuxの場合
/etc/services
Windowsの場合
Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services
また、以下の指定を“services”ファイルに行います。
conductorが配置されたディレクタサーバの場合
システム用動作環境ファイルのConductorパラメタに指定されている「要求受付ポート番号」を指定します。
searcherが配置されたディレクタサーバの場合
システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタに指定されている「directorからの要求を受け付けるポート番号」を指定します。
sorterが配置されたディレクタサーバの場合
システム用動作環境ファイルのSorterパラメタに指定されている「conductorからのソート要求を受け付けるポート番号」を指定します。
参照
ポート番号の定義の詳細については、“インストールガイド”の“director用ポート番号の定義”、“searcher用ポート番号の定義”、“sorter用ポート番号の定義”および“システム用動作環境ファイルの作成”を参照してください。
Shunsakuの各プロセスをサービスに登録します。
conductor
shuncserviceコマンドを実行し、conductorをサービスに登録します。
shuncservice -s conductor識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
director
shundserviceコマンドを実行し、directorをサービスに登録します。
shundservice -s director識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
searcher
shunsserviceコマンドを実行し、searcherをサービスに登録します。
shunsservice -s searcher識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
sorter
shunoserviceコマンドを実行し、sorterをサービスに登録します。
shunoservice -s sorter識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
システム用動作環境ファイルで、外部にあるサーバをIPアドレスを用いずにホスト名を指定している場合は、以下のファイルに外部にあるサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。
Solaris/Linuxの場合
/etc/hosts
Windowsの場合
Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts
参考
ホスト名の登録の指定形式については、“インストールガイド”の“ホスト名の登録”を参照してください。
OSの設定を行います。
参照
OSの設定については、“インストールガイド”の、ディレクタサーバの“OSの設定”を参照してください。
ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルが破壊されている場合、リカバリを行ってください。
注意
ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルのリカバリを行う場合、Shunsakuを起動しておく必要があります。
ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルが配置されるディレクトリが存在しない場合は、Shunsakuの起動前に再作成してください。
参照
ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルのリカバリについては、“導入・運用ガイド”の“バックアップ・リカバリ”を参照してください。
サーチサーバまたはソートサーバの再構築
サーチサーバまたはソートサーバの再構築は、以下の手順で行います。
サーチサーバまたはソートサーバのインストールを行います。
参照
サーチサーバの場合には、“インストールガイド”の“サーチサーバでのShunsakuのインストール”を参照してください。
ソートサーバの場合には、“インストールガイド”の“ソートサーバ増設時のインストールおよびセットアップ”の“Shunsakuのインストール” を参照してください。
サーチサーバまたはソートサーバの動作環境ファイルのリカバリを行います。
参照
動作環境ファイルのリカバリの詳細は、“導入・運用ガイド”の“Shunsakuの動作環境ファイルのバックアップおよびリカバリ”を参照してください。
サーチサーバまたはソートサーバのセットアップを行います。
システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタまたはSorterパラメタに指定されているポート番号を“services”ファイルに指定します。
[Searcherパラメタ(サーチサーバの場合)]
directorからの要求を受け付けるポート番号
[Sorterパラメタ(ソートサーバの場合)]
conductorからのソート要求を受け付けるポート番号
[指定先]
Solaris/Linuxの場合
/etc/services
Windowsの場合
Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services
参照
ポート番号の定義の詳細は、“インストールガイド”の“searcher用ポート番号の定義”または“sorter用ポート番号の定義”を参照してください。
searcherおよびsorterをサービスに登録します。
[サーチサーバの場合]
shunsserviceコマンドを実行し、searcherをサービスに登録します。
shunsservice -s searcher識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
[ソートサーバの場合]
shunoserviceコマンドを実行し、sorterをサービスに登録します。
shunoservice -s sorter識別子 -n Shunsakuシステム名 -a
システム用動作環境ファイルで、ディレクタサーバが、IPアドレスを用いずにホスト名を指定している場合は、以下のファイルにディレクタサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。
Solaris/Linuxの場合
/etc/hosts
Windowsの場合
Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts
サーチサーバまたはソートサーバのOSの設定を行います。
参照
OSの設定については、“インストールガイド”の、各サーバの“OSの設定”を参照してください。