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Cloud Storage Gateway V1.4.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.3.7 アーカイブ参照用共有フォルダ

アーカイブからのデータ取出しが完了すると、アーカイブ作成時点で存在していた共有フォルダにアクセスできるようになります。この共有フォルダを“アーカイブ参照用共有フォルダ”と呼びます。

共有フォルダ名

アーカイブ参照用共有フォルダの名前は、アーカイブを作成した時点の共有フォルダ名の末尾に"+ar"が付加された名前となります。

確認方法

アーカイブ参照用共有フォルダは、共有フォルダ一覧に表示されます。

アクセス

通常の共有フォルダと同様にマウントしてアクセスできます。ただし、アーカイブ参照用共有フォルダは参照だけ可能で、更新はできません。読み書き可能なモードでマウントできますが、ファイルの作成や書込みなどはエラーとなります。

注意

  • アーカイブからのデータ取出し処理が完了した時点では、本製品のローカルディスクにアーカイブから取り出されたデータのうちメタデータだけが存在し、実データはクラウドストレージに存在します。

  • アーカイブ参照用共有フォルダ内のファイルに最初にアクセスする場合は、クラウドストレージからのデータ転送が発生するため、アクセスに時間を要することがあります。

設定変更

所有者とグループは変更できません。ほかの項目は、通常の共有フォルダと同様に変更可能です。

削除

アーカイブから取り出したデータの解放処理が完了すると、アーカイブ参照用共有フォルダは自動的に削除されます。解放以外の操作では削除できません。