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Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング
FUJITSU Software

7.1.19 Webクライアントでログイン画面が表示されない。イベントログにエラーメッセージが出力される。「ワークユニットの起動処理時間が監視時間を超過しました」

[詳細]

F3FMextp: エラー: 3:EXTP :extp: エラー: EXTP4361: ワークユニットの起動処理時間が監視時間を超過しました: WU=listworks PSN=1 PID=8000 SYSTEM=td001

(「PSN」、「PID」および「SYSTEM」の値は不定です。)

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

ウィルスチェックソフト、Windows Updateなどが動作することで、システムが高負荷状態(ディスクビジー、CPU負荷など)になり、Interstage Application Serverのワークユニットの起動待ち時間を超えた。

なお、ワークユニットの起動待ち時間は、Interstage Application Serverのバージョンによって以下のように異なる。

[対処]

ウィルスチェックソフトを導入している場合

ワークユニット起動時に使用されるファイルが格納されている以下のフォルダを、ウィルスチェックソフトの監視対象から外してください。

  • [Interstageインストール]

  • [List Worksインストール先]\Web\log

ウィルスチェックソフトを導入していない場合

List Worksサービス起動時のシステム負荷が高くなるアプリケーションの実行をやめるなど、ディスク負荷を下げてください。

Windows Update中に再起動を実行して本現象が発生した場合

【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを表示し、【OK】ボタンをクリックしてください。

上記対処を行っても効果が得られなかった場合

以下の手順で、ワークユニットの起動待ち時間を変更してください。

WWWサーバに「Interstage HTTP Server 2.2」を使用している場合
  1. 以下に格納されているprofile.xmlを複写し、任意のファイル名に変更します。

    複写元ディレクトリ
    • サーブレットにJava EE 7を使用している場合

            [Java EE 7共通ディレクトリ]\pcmi\isje7\profile

      [Java EE 7 共通ディレクトリ]は、Interstage Application Serverのインストール時の「Java EE 7共通ディレクトリの選択」画面で設定したディレクトリを指します。

    • サーブレットにJava EE 6を使用している場合

            [Java EE 6共通ディレクトリ]\pcmi\isje6\profile

      [Java EE 6 共通ディレクトリ]は、Interstage Application Serverのインストール時の「Java EE 6共通ディレクトリの選択」画面で設定したディレクトリを指します。

    複写先ディレクトリ

    任意の作業用フォルダ配下(例:C:\work)

    ファイル名

    例:

    サーブレットにJava EE 7を使用している場合:lwjavaee7profile.xml
    サーブレットにJava EE 6を使用している場合:lwjavaee6profile.xml

    以降、複写したファイル名は、上記とした場合で説明します。

  2. 複写したファイルを編集します。

    文字コード

    UTF-8形式

    編集する内容

    <MaximumStartupTime>タグ内の値に、ワークユニットの起動待ち時間を秒単位で指定します。

  3. ワークユニットを停止します。
    管理者権限のあるユーザでコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

    • サーブレットにJava EE 7を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin" start-domain
      > "%IS_HOME%\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス stop-cluster listworks

      以下の値については、“環境構築手引書”を参照してください。

          ・ポート番号(DASPORT)
          ・管理ユーザID(DASUSER)
          ・管理者パスワードを記述したファイルのパス(DASPASSFILE)
    • サーブレットにJava EE 6を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin" start-domain
      > "%IS_HOME%\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス stop-cluster listworks

      以下の値については、“環境構築手引書”を参照してください。

          ・ポート番号(DASPORT)
          ・管理ユーザID(DASUSER)
          ・管理者パスワードを記述したファイルのパス(DASPASSFILE)
  4. 2.で編集したファイルを以下に格納します。

    • サーブレットにJava EE 7を使用している場合

            [Java EE 7共通ディレクトリ]\pcmi\isje7\profile
    • サーブレットにJava EE 6を使用している場合

            [Java EE 6共通ディレクトリ]\pcmi\isje6\profile
  5. ワークユニットの起動待ち時間を、以下のコマンドを実行して反映します。
    管理者権限のあるユーザでコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

    • サーブレットにJava EE 7を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス create-jvm-options --target listworks -Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=lwjavaee7profile.xml
    • サーブレットにJava EE 6を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス create-jvm-options --target listworks -Dcom.fujitsu.interstage.pcmi.profileName=lwjavaee6profile.xml
  6. ワークユニットを起動します。
    管理者権限のあるユーザでコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

    • サーブレットにJava EE 7を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス start-cluster listworks
    • サーブレットにJava EE 6を使用している場合

      > "%IS_HOME%\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin" -p ポート番号 -u 管理ユーザID -W 管理者パスワードを記述したファイルのパス start-cluster listworks
    ≪注意≫

    【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを表示し、必要な項目を設定した後に【OK】ボタンをクリックした場合、上記設定は初期化されます。そのため、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスの【OK】ボタンをクリックしたときは、続けてワークユニット起動待ち時間(秒)を変更してください。

WWWサーバに「Interstage HTTP Server」を使用している場合
  1. Web ゲートウェイサーバで「Interstage 管理コンソール」を起動します。

  2. Administrator権限のあるユーザ(*1)でログインします。

  3. 左側のフォルダツリーで、「Interstage Application Server」-「システム」- 「ワークユニット」-「listworks」をクリックします。

  4. 右側の画面の「listworks : 操作」画面の【停止】ボタンをクリックします。

  5. ワークユニットの停止方法に「停止」を選択し、【実行】ボタンをクリックします。

    →「状態」が停止になります。

  6. 【環境設定】タブをクリックします。

  7. 【ワークユニット設定 [表示]】をクリックします。

  8. 「ワークユニット設定」の「ワークユニット起動待ち時間」を秒単位で入力後、画面下までスクロールし、【更新】ボタンをクリックします。

  9. 【操作】タブをクリックします。

  10. 右側の画面の「listworks : 操作」画面の【起動】ボタンをクリックします。

    →「状態」が起動になります。

  11. Interstage 管理コンソールからログアウトします。

    *1)【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを表示したときに、WindowsにログインしていたAdministrator権限のユーザ

    ≪注意≫
    • システム負荷が高くなるアプリケーションやサービスを一時的に停止するなどして、システムの負荷を下げた状態で、ワークユニットを起動してください。

    • 【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスを表示し、【OK】ボタンをクリックした場合、上記設定は初期化されます。そのため、【List Works Web連携環境設定】ダイアログボックスの【OK】ボタンをクリックしたときは、続けてワークユニット起動待ち時間(秒)を変更してください。

    • Interstage管理コンソールで「ワークユニット起動待ち時間」以外の設定は変更しないでください。(上記以外の設定値を変更した場合、動作保証しません。)