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Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング
FUJITSU Software

6.2.4 リスト管理サーバに接続し、リモート印刷を実行すると状態が異常となり、印刷できない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因1

ユーザ環境変数TMPに設定されているフォルダにおいて、リスト管理サーバに接続しているユーザに対するフルコントロール権限がない。

以下の条件を満たす場合に発生する。

[説明1

上記の条件を満たす場合、List Works は、一時ファイルの作成場所として、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントに指定しているユーザのユーザ環境変数TMP を使用します。

ユーザ環境変数TMP に設定されているフォルダには、通常一般ユーザに対してフルコントロールの権限がありません。このため、リモート印刷でエラーとなる場合があります。

[対処1

FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントに設定されているユーザのユーザ環境変数TMP に設定されているフォルダに、フルコントロール権限を付与してください。

例)起動アカウントが“lw”のときのユーザ環境変数TMP(WindowsがCドライブにインストールされている場合)

C:\Documents and Settings\lw\Local Settings\Temp


[原因2

List WorksサーバのOSが、Windows 2000 Server、またはWindows Server 2003/2008/2012/2016/2019の場合、印刷フォルダに対して、FUJITSU帳票管理サービスのフルコントロール権限がない。

[対処2

通常の印刷フォルダに印刷した場合(プリントプロセッサに、[帳票管理]出力用を指定してある場合)は、印刷フォルダには、FUJITSU 帳票管理サービスの起動アカウントのフルコントロール権限が必要です。

[補足]

フルコントロール権限を設定するフォルダやファイルは以下もあります。すべて設定されているかを確認してください。

フォルダ

場所

フルコントロール権限を設定するユーザ

List Worksのインストール先

【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「システムファイル」

・List Worksサービスのログオンアカウント

・List Works利用者のアカウント、またはEveryone

受信/印刷フォルダ

【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「受信/印刷フォルダ」

保管フォルダ

リストナビを起動し、第一階層の各保管フォルダに対して右クリックして【プロパティ】を選択。【詳細】タブの「フォルダの場所」

オーバレイ

【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「オーバレイ」

作業場所に指定するディレクトリ

システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ

【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスは、【スタート】メニューの【すべてのプログラム】-【List Works】-【環境設定】-【リスト管理サーバ】をクリックすることで表示されます。

FUJITSU帳票管理サービスを使用している場合は、以下も設定されているかを確認してください。

フォルダ

場所

フルコントロール権限を設定するユーザ

作業場所に指定するディレクトリ

システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ

・FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント

List Worksサービスのログオンアカウント、または、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントは、以下の手順で確認してください。

  1. 【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】より【サービス】ダイアログボックスを表示します。

  2. 【List Works】を選択し、【プロパティ】ボタンをクリックします。

  3. 【List Worksのプロパティ】ダイアログボックスの【ログオン】タブで、ログオンのアカウントを確認します。