[発生するVL]
Windows版全VL
[原因1]
ユーザ環境変数TMPに設定されているフォルダにおいて、リスト管理サーバに接続しているユーザに対するフルコントロール権限がない。
以下の条件を満たす場合に発生する。
List WorksサーバのOSが、Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019
FUJITSU帳票管理サービスに起動アカウントを設定して起動している
Usersグループに属しているユーザで、リストナビにログインしている
Print Managerで管理している印刷フォルダにリモート印刷している
[説明1]
上記の条件を満たす場合、List Works は、一時ファイルの作成場所として、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントに指定しているユーザのユーザ環境変数TMP を使用します。
ユーザ環境変数TMP に設定されているフォルダには、通常一般ユーザに対してフルコントロールの権限がありません。このため、リモート印刷でエラーとなる場合があります。
[対処1]
FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントに設定されているユーザのユーザ環境変数TMP に設定されているフォルダに、フルコントロール権限を付与してください。
例)起動アカウントが“lw”のときのユーザ環境変数TMP(WindowsがCドライブにインストールされている場合)
C:\Documents and Settings\lw\Local Settings\Temp
[原因2]
List WorksサーバのOSが、Windows 2000 Server、またはWindows Server 2003/2008/2012/2016/2019の場合、印刷フォルダに対して、FUJITSU帳票管理サービスのフルコントロール権限がない。
[対処2]
通常の印刷フォルダに印刷した場合(プリントプロセッサに、[帳票管理]出力用を指定してある場合)は、印刷フォルダには、FUJITSU 帳票管理サービスの起動アカウントのフルコントロール権限が必要です。
FUJITSU 帳票管理サービスが、システムアカウントで起動されている場合
印刷フォルダには、SYSTEMフルコントロール権限が必要です。
FUJITSU 帳票管理サービスが、設定されたアカウントで起動されている場合
印刷フォルダには、設定したアカウントに対してフルコントロール権限が必要です。
[補足]
フルコントロール権限を設定するフォルダやファイルは以下もあります。すべて設定されているかを確認してください。
フォルダ | 場所 | フルコントロール権限を設定するユーザ |
---|---|---|
List Worksのインストール先 | 【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「システムファイル」 | ・List Worksサービスのログオンアカウント ・List Works利用者のアカウント、またはEveryone |
受信/印刷フォルダ | 【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「受信/印刷フォルダ」 | |
保管フォルダ | リストナビを起動し、第一階層の各保管フォルダに対して右クリックして【プロパティ】を選択。【詳細】タブの「フォルダの場所」 | |
オーバレイ | 【リスト管理サーバ環境設定】の【資源】タブの「オーバレイ」 | |
作業場所に指定するディレクトリ | システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ |
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスは、【スタート】メニューの【すべてのプログラム】-【List Works】-【環境設定】-【リスト管理サーバ】をクリックすることで表示されます。
FUJITSU帳票管理サービスを使用している場合は、以下も設定されているかを確認してください。
フォルダ | 場所 | フルコントロール権限を設定するユーザ |
---|---|---|
作業場所に指定するディレクトリ | システム環境変数TMP、およびユーザ環境変数TMPのフォルダ | ・FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント |
List Worksサービスのログオンアカウント、または、FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウントは、以下の手順で確認してください。
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】より【サービス】ダイアログボックスを表示します。
【List Works】を選択し、【プロパティ】ボタンをクリックします。
【List Worksのプロパティ】ダイアログボックスの【ログオン】タブで、ログオンのアカウントを確認します。