エルゴノミクス機能によるメモリ領域不足事象の検出機能(以下の各オプション指定値による条件が同時に成立した場合に、メモリ領域不足事象(java.lang.OutOfMemoryError)として検出する機能)を無効にしています。
メモリ領域不足事象検出条件
-XX:GCTimeLimit=GC処理に要する時間の上限値 (デフォルトは98) |
Javaアプリケーションの合計処理時間に対して、GC処理に要した時間の上限値をパーセント単位(%)で指定します。
指定された上限値を超えた場合、検出条件の一方が成立します。
-XX:GCHeapFreeLimit=GC処理後のJavaヒープ量の空きスペースの下限値 (デフォルトは2) |
メモリ割り当てプールの最大値に対する、GC処理後のJavaヒープ量の空きスペースの下限値をパーセント単位(%)で指定します。
指定された下限値を下回った場合、検出条件の一方が成立します。
メモリ領域不足事象検出を有効にするオプション
エルゴノミクス機能によるメモリ領域不足事象検出機能を有効にする場合は、以下のオプションを指定してください。
-XX:+UseGCOverheadLimit |
ただし、このオプション指定で検出されるメモリ領域不足事象は、Javaヒープの使用量だけではなく、メモリ領域不足事象検出用オプションで指定された値、およびガーベジコレクション処理の動作状況から得られた統計情報などを元に決定されるため、Javaヒープの使用量が不足していない状態であっても、 メモリ領域不足事象が検出される場合がありますので注意してください。