Interstageの各機能の運用時に必要となるディスク容量について説明します。
以下を参照し、使用する製品に応じて、各機能のディスク容量を見積もってください。
注)Interstage HTTP Serverは、Interstageシングル・サインオンの認証基盤専用になりました。
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| コンポーネントトランザクションサービスのインストールディレクトリ\var\td001 | 60 以上 | Interstage動作環境作成時 | 
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 
 | (注) | ログ情報 | 
注)
  Interstage管理コンソールの以下の画面において、ログファイルをダウンロードする場合、同時にダウンロードするログファイルのサイズ分のディスク容量が一時的に必要となります。
| 機能 | 画面 | 
|---|---|
| [システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [ログ参照]タブ | |
| [システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名] > [ログ参照]タブ | 
  ログファイルのサイズについては、各機能のログ情報のディスク容量を参照し、運用の内容により必要とするサイズを検討してください。
  なお、ログファイルのサイズが大きいため、ディスク容量の不足によりログファイルのダウンロードに失敗する場合は、FTPなどを使用してダウンロードしてください。
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 業務構成管理のリポジトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注) | デフォルトから変更した場合は、変更先 | 
注)
  業務構成管理のリポジトリの格納先のサイズは、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“業務構成管理機能”を参照してください。
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| アクセスログ、エラーログ、トレースログ格納ディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | アクセスログ、エラーログ、トレースログ | 
| 
 
 | 2 | オペレーションログ | 
| 
 
 | 10 | 保守ログ | 
| コンテンツ格納ディレクトリ | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | コンテンツ(HTML文書など) | 

| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| Interstage JMXサービスのインストールディレクトリ | 14以上 (注) | 
 | 
 
 
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| /var/opt | 32 以上 (注) | 
 | 
| /etc/opt | 0.1 以上 | 
 | 
注)
  Interstage JMXサービスのカスタマイズでログインログのファイルサイズの上限値を変更している場合、以下のディスク所要量が必要となります。
ログインログ
ログインログのファイルサイズの上限値 × 2 (Mバイト)
上限値を変更していない場合、ログインログのファイルサイズの上限値は1に設定されています。
Interstage シングル・サインオンの業務サーバ機能
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1) | アクセスログなどのログ情報 | 
| 
 | 2 | |
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 | アクセス制御情報 | 
Interstage シングル・サインオンの認証サーバ機能
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1) | アクセスログなどのログ情報 | 
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1)(注2) | |
| 
 | 2 (注3)(注4) | 
Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注1)(注5) | アクセスログなどのログ情報 | 
| 
 | 2 | 
注1)
  デフォルト設定のままでは使用ディスクサイズの上限なしにログが採取されます。ディスク不足発生を防止するために、定期的に不要になったログファイルを削除するか、ログの採取方法を変更してください。
注2)
  認証サーバ間連携を行わない場合は、0Mバイトです。
注3)
  統合Windows認証を行う場合には、2Mバイトを加算してください。
注4)
  認証サーバ間連携を行う場合には、2Mバイトを加算してください。
注5)
  セション管理を行うリポジトリサーバをクラスタシステム上で運用する場合には、52Mバイトを加算してください。
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 
 | 20 × リポジトリ作成数 + 20 | ログ情報 | 
| 
 
 | 0.5 × リポジトリ作成数 | 環境定義 | 
| Interstage ディレクトリサービスのアクセスログ作成ディレクトリ | Interstage管理コンソールのアクセスログの設定値に依存 | アクセスログ | 
| 
 
 | 
 | Interstage ディレクトリサービス SDKのログ情報 | 
注)
  同時接続数には、以下の必要数の総和を指定して見積もってください。
スレッド多重のアプリケーションを使用してリポジトリにアクセスする場合の、アプリケーションのプロセス数
プロセス多重のアプリケーションを使用してリポジトリにアクセスする場合の、アプリケーションのプロセス多重度
Interstage シングル・サインオン機能を使用する場合の、Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能を組み込んだWebサーバのクライアント同時接続数
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 12 | ログ情報 | 
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| Interstage動作環境定義の定義項目“TD path for system”で指定 | 1つのワークユニット定義サイズ × ワークユニット定義数 (注) | ワークユニット定義登録時 | 
| 1つのワークユニット定義サイズ × ワークユニット起動数 (注) | ワークユニット運用時 | 
注)
  1つのワークユニット定義サイズ =
1000 +
(500 × “[Application Program]セクション定義数”) +
(500 × “[Resource Manager]セクション定義数”) +
(500 × “[Nonresident Application Process]セクション定義数”) +
(500 × “[Multiresident Application Process]セクション定義数”) +
ユーザ任意指定文字列データ長
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 0.1 以上 | インプリメンテーション情報、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリのデータサイズに依存します。 | 
| 4.1 以上 (注1) | ネーミングサービス情報 | |
| 
 | 8 以上 | 
 | 
| 
 | ログ情報 | |
| 2.0 以上 (注3) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリ以外の場合) | |
| 4.0 以下 (注1) | ネーミングサービスのユーザ例外ログ情報 | |
| 4.0 以下 (注1) | ネーミングサービスの実行トレース情報(サービス動作時のみ) | |
| 32.3 以下 | インタフェースリポジトリサービスのログ情報(サービス動作時のみ) | |
| 
 | 10.4 (注4) | トレース情報 | 
| 
 | 10.3 以上 (注5) | インタフェースリポジトリサービス情報 | 
| 
 | 1.0 以上 | IDLコンパイラ動作時 | 
| Java VMのシステムプロパティのuser.dirで指定 | (注6) | 内部ログ採取時(プレインストール型Javaライブラリの場合) | 
注1)
  CORBAサービスのサーバマシンにネーミングサービスを構築する場合に、必要となるディスク容量について以下に示します。
ディスク容量
| 用途 | 容量 | |
|---|---|---|
| ネーミングサービス情報 | オブジェクトリポジトリ | (固定)16Kバイト | 
| 制御ファイル | (固定)2056Kバイト | |
| データファイル | (可変)2048(Kバイト) × コンテキスト数 + | |
| 実行トレース情報 | (最大)4096Kバイト | |
| ユーザ例外ログ情報 | (最大)4096Kバイト | |
注2)
  CORBAサービスのログ採取機能を使用している場合、最大で以下のディスク容量を使用します。(各パラメタはconfigファイルで定義)
access_log_size × 2 + error_log_size × 2 + process_log_size × 2 + info_log_size × 2
Windowsでは、上記に加えてさらに以下のディスク容量を使用します。
error_log_size × 2 + process_log_size × 2 + info_log_size × 2
ログ採取機能については“トラブルシューティング集”の“CORBAサービスのログ情報の採取”を、上記パラメタについては“A.1 config”(CORBAサービス)を参照してください。
注3)
  以下のディスク所要量(単位:バイト)が必要です。

  (max_processes(*) + 2) × log_file_size(*) × 2
  *: CORBAサービスのインストールフォルダ\etc\configファイルのパラメタ 
 
  log_file_size(*)×2
  *: configファイルで定義
なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。

  採取されるログファイルはlog、log.old以外にサーバアプリケーションごとに“appNNNN.log”、“appNNNN.old”(NNNNは英数字)の名前で採取されます。
  自ホストでネーミングサービス、インタフェースリポジトリを動作させる場合には、それぞれ、4Mバイト、32Mバイトの領域が必要です。
注4)
  CORBAサービスのトレース情報の採取機能を使用している場合、最大で以下のディスク容量を使用します。(各パラメタはconfigファイルで定義)
trace_size_per_process× max_processes × 2 + trace_size_of_daemon × 2
トレース情報の採取機能については“トラブルシューティング集”の“CORBAサービスのトレース情報の採取”を、上記パラメタについては“A.1 config”(CORBAサービス)を参照してください。
注5)
  インタフェースリポジトリを使用する場合のディスク容量について以下に示します。インタフェースリポジトリのデータベースのサイズは、以下の計算式に従って見積もり、ディスクを確保してください。
  なお、インタフェースリポジトリのデータベースは、初期値(10240Kバイト)から自動拡張します。
ディスク容量
| 用途 | 容量 | |
|---|---|---|
| インタフェースリポジトリサービス情報 | 管理域 | (固定)220Kバイト | 
| 利用者定義領域 | (初期値:可変)10240Kバイト | |
| 実行トレース情報 | (最大)33000Kバイト | |
見積り式
利用者定義領域(オブジェクトに要するディスク容量)の見積り式を以下に示します。
| 項番 | IDL定義 | 計算式(単位:バイト) | 
|---|---|---|
| 1 | モジュール宣言 | 1708 + ((a-1)÷32+1)×176 | 
| 2 | インタフェース宣言 | 1712 + ((a-1)÷32+1)×176 + ((b-1)÷32+1)×176 + 512×b | 
| 3 | オペレーション宣言 | 2304 + ((e-1)/32+1)×176 + ((f-1)÷32+1)×176 + ((g-1)÷32+1)×176 | 
| 4 | 属性宣言 | 2224 | 
| 5 | 定数宣言 | 2160 + c | 
| 6 | 例外宣言 | 1712 + ((d-1)÷32+1)×176 + 836×d | 
| 7 | データ型宣言 | 2220 | 
| 8 | 文字列型宣言(ワイド文字列を含む) | 1716 | 
| 9 | 列挙型宣言 | 1824 + ((j-1)÷32+1)×176 + 64×j | 
| 10 | シーケンス型宣言 | 2228 | 
| 11 | 構造体宣言 | 1712 + ((h-1)÷32+1)×176 + 836×h | 
| 12 | 共用体宣言 | 2436 + ((i-1)÷32+1)×176 + 972×i | 
| 13 | 固定小数点型宣言 | 1716 | 
| 14 | 配列宣言 | 2228 | 
| 記号 | 項目 | 意味 | 
|---|---|---|
| a | 包含数 | 包含する型宣言数 | 
| b | 継承数 | インタフェース宣言が継承するインタフェース数 | 
| c | 定数値長 | 定数宣言の値の長さ | 
| d | 例外構造体メンバ数 | 例外宣言の構造体のメンバ数 | 
| e | パラメタ数 | オペレーション宣言でのパラメタ数 | 
| f | コンテキスト数 | オペレーション宣言でのコンテキスト数 | 
| g | 例外数 | オペレーション宣言での例外数 | 
| h | 構造体メンバ数 | 構造体宣言でのメンバ数 | 
| i | 共用体メンバ数 | 共用体宣言でのメンバ数 | 
| j | 列挙型メンバ数 | 列挙型宣言でのメンバ数 | 
注6)
  ログファイルのサイズの上限値は、CORBAサービスのconfigファイルのlog_file_sizeで設定することができます。アプリケーションごとにJVxxxxxxxxxx.log/JVxxxxxxxxxx.old(xxxxxxxxxxは一意の数字)の名前で採取されます。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 
 | 
 
 | チャネル情報 | 
| 
 
 | 61(Mバイト) + | ログ情報 | 
| 
 
 | トレース情報 | |
| Interstage管理コンソールで保存先(新規作成)の格納ディレクトリで指定、またはイベントサービスのユニット定義ファイルの“trandir”、“sysdir”、“userdir”で指定 | 
 
 | 不揮発チャネル運用時 | 
注1)
プロセス単位で内部トレースを採取する(traceconfigのtrace_buffer = process)場合
traceconfigファイルのtrace_size × イベントチャネルのプロセス数(*1) × トレースファイルの世代数*1)イベントチャネルのプロセス数 = 静的イベントチャネルグループ数 + 動的イベントチャネルのプロセス数(*2)
*2)isinitコマンドでInterstage初期化時に設定したInterstage動作環境定義の定義「Event maximum Process」の指定値。イベントサービスとノーティフィケーションサービスの両方を使用している場合は、「動的イベントチャネルのプロセス数×2」としてください。
イベントサービス単位で内部トレースを採取する(traceconfigのtrace_buffer = system)場合
トレースファイル(traceconfig)のバッファサイズ(trace_size) × 最大数(trace_file_number)
注2)
  Interstage管理コンソールで設定した場合は、保存先(新規作成)の格納ディレクトリには、以下の容量が必要となります。
イベントデータ用ファイル容量
システム用ファイル容量
トランザクション用ファイル容量:
((トランザクション多重度 × 4) + 256 + (1トランザクション内最大メッセージサイズ × 2)) × 16 (Kバイト)
ユニット定義ファイルで設定した場合は、各ユニット定義ファイルで指定した以下の容量が必要となります。
「sysdir」で指定したディレクトリ:「syssize」で指定したサイズ
「userdir」で指定したディレクトリ:「usersize」で指定したサイズ
「trandir」で指定したディレクトリ:((tranmax×4) + 256 + (tranunitmax × 2)) × 16 (Kバイト)
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 
 | (注1) | ログ情報 | 
注1)
  porbeditenvコマンドで“ログ情報を採取”を指定した場合、
  設定した“ログファイルサイズ” × 2 × 動作するアプリケーション数
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | 25以上 | ログトレースファイル | 
| 
 | 15.0 以上 | 動作環境 | 
| 
 | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注) | 異常終了した場合に採取されるcoreファイル | 
注)
ディスク所要量の算出方法は、以下のとおりです。


CORBAサービス関連の共有メモリサイズ(*1) × 3 + ワークユニット数 × 0.26 + 基本サイズ(*2)
*1)CORBAサービス関連の共有メモリサイズは、CORBAサービスのconfigファイル(/opt/FJSVod/config)の各パラメタから以下のように算出します。
limit_of_max_IIOP_resp_con × 0.016 + limit_of_max_IIOP_resp_requests × 0.016 + max_impl_rep_entries × 0.006 + 0.01
*2)基本サイズは、環境定義ファイル(/var/opt/FJSVtd/etc/sysdef)のSystem Scale: ステートメントに指定した値に応じて、以下のように見積もってください。


small:270
moderate:350
large:860
super:1420
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 
 | (注) | システムログファイル | 
| 
 | トランザクション数 × 0.008 + 0.001 | データベース連携サービス運用時 | 
| トレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のOTS_TRACE_SIZE × 0.001 | |
| リソース管理トレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のRESOUCE_TRACE_SIZE × 0.001 | |
| リカバリトレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のRECOVERY_TRACE_SIZE × 0.001 | |
| 監視プロセストレースログファイル格納ディレクトリ | 運用環境のOBSERVE_TRACE_SIZE × 0.001 | |
| 
 | 登録したリソース定義ファイル数 × 0.001 | |
| 
 | 5.0 以上 | 
注)
  データベース連携サービスのシステムログファイルは、isgendefコマンドで指定したシステム規模により異なりますので、以下のように見積もってください。
small:1Mバイト以上
moderate:2Mバイト以上
large:8Mバイト以上
super:16Mバイト以上
| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| 格納ディレクトリ | 1.0以上 (注1) | 性能ログファイル | 
| 
 | 6.4 × 性能監視ツールの共有メモリサイズ(注2) × 6 | 異常終了した場合に採取されるcoreファイル | 
注1)
  所要量 = ispmakeenvで指定する共用メモリサイズ × (測定時間 ÷ インターバル時間)
注2)
  ispmakeenvコマンドの-mオプションで指定する共有メモリサイズです。


| ディレクトリ | ディスク容量 | 備考(用途) | 
|---|---|---|
| - | 運用の内容により、必要とするサイズを検討してください | 詳細は“MessageQueueDirector 説明書”の“環境作成”-”環境作成の説明”-”ファイル資源の準備”-"“ファイル容量の見積り”を参照してください |