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Enterprise Postgres 13 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

5.2 サイレント形式でのアンインストール

以下の手順でアンインストールしてください。

注意

  • アンインストールを実施するとインストールディレクトリ配下のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。インストールディレクトリにユーザファイルを配置している場合、必要に応じてアンインストール前に退避してください。

  • WebAdminで運用を実施している場合、アンインストール前に以下のフォルダをバックアップしてください。
    アンインストール後に再度インストールを実施しても、WebAdminからインスタンスが認識できなくなります。
    再度インストール後にWebAdminで運用を実施する場合は、バックアップした以下のファイルをインストール後に置き換えてください。バックアップは以下の手順で行います。

    1. WebAdminサーバを停止します。詳細は“B.1.3 WebAdminのWebサーバ機能の停止”を参照してください。

    2. 以下のフォルダをバックアップします。

      WebAdminのインストールフォルダ\data\fepwa

    インストール後に上記のフォルダをインストール先に置き換えることで、WebAdminからインスタンスが認識されますが、認識されたインスタンスの自動起動停止の設定は、自動起動停止をする設定となります。
    そのため、インスタンスの自動起動停止をしない場合は、Windowsのサービス画面で、該当するインスタンスのサービスを選択し、“スタートアップの種類”を“手動”に変更してください。

  • データベース多重化運用を行っている場合、“クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)”の“データベース多重化運用でのアンインストール”を参照してから、アンインストールを行ってください。

参照

  • FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能をアンインストールする場合は、“導入ガイド(クライアント編)”を参照して、アンインストールしてください。

  • エラーメッセージなどサイレント形式でのアンインストールの詳細については、FUJITSU Enterprise Postgresの製品サイトの技術情報を参照してください。

1.アプリケーションおよびプログラムの停止

最初に以下を停止してください。

2. インスタンス停止

アンインストールする製品を利用しているすべてのインスタンスを停止します。

WebAdminでインスタンスを作成した場合

[インスタンス]タブで停止するインスタンスを選択し、をクリックします。

initdbコマンドでインスタンスを作成した場合

以下の手順でサービスを停止してください。

  1. [サービス]ウィンドウを表示する

    Windowsの[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。

  2. サービスを停止する

    サービス名一覧の中から、停止したいインスタンス名を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。アプリケーションおよびコマンドの実行中にサービスの停止を行うとFUJITSU Enterprise Postgresはそれらを強制終了して正常停止します。

net stopコマンドまたはsc stopコマンドにサービス名を指定して停止することもできます。

3. WebAdminの停止

WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。

作業の詳細は、“B.1.3 WebAdminのWebサーバ機能の停止”を参照してください。

4. Windowsサービス登録の解除

initdbコマンドでインスタンスを作成した場合に実行してください。

Windowsサービスに登録したインスタンスを解除してください。

pg_ctlコマンドのunregisterモードで、登録したサービス名を指定してWindowsサービスのインスタンスを解除します。

登録したサービス名が“inst1”の場合の実行例を示します。

> pg_ctl unregister -N "inst1"

注意

  • アンインストールする前にサービス登録を解除するようにしてください。サービスが起動した状態でアンインストールを行うと、いくつかのファイルが残ってしまいます。

    またサービスを解除しないでアンインストールをしてしまった場合には、サーバコマンドからsc deleteコマンドによりサービスを解除してください。

  • “Administrator”権限のあるインスタンス管理者ユーザーでコマンドを実行してください。なお、その際は“管理者: コマンドプロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、“管理者: コマンドプロンプト”を起動してください。

5. イベントログに関する登録の削除

イベントログへの出力を行っている場合は、“4.2.5 イベントログに出力するための準備”に従って、DLLの登録作業を行っています。

不必要な問題が発生しないようにするためにも、“PostgreSQL Documentation”の“Server Administration”の“Registering Event Log on Windows”を参照し、この登録を削除してください。

以下はデフォルトのイベントソース名で64ビット製品のDLL登録を削除する例です。

> regsvr32 /u "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"
マルチインスタンスの場合

イベントログに出力するメッセージをインスタンスごとに識別できるように、ユーザーが命名した任意のイベントソース名に対してメッセージを出力するように、DLLの登録作業を行っています。

インスタンスごとにDLL登録の削除が必要ですので、それぞれのイベントソース名によるDLL登録を削除してください。

以下はイベントソース名を“FUJITSU Enterprise Postgres inst1”として64ビット製品のDLLを削除する例です。

> regsvr32 /u /i:"FUJITSU Enterprise Postgres inst1" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"

なお、WebAdminを使用してインスタンスを作成した場合は、本操作は不要です。

マルチバージョンインストールの場合

本パッケージを使用して作成したインスタンスがイベントログにエラーログを出力する設定を行っていた場合、“4.2.5 イベントログに出力するための準備”で控えたDLLのパス名を使用して、デフォルトのイベントソース名を再登録してください。

注意

アンインストールする前に削除するようにしてください。アンインストールしてしまうと、削除ができなくなる可能性があります。

6.コマンドプロンプトの起動

Windowsの[コマンドプロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックしてください。

7. アンインストーラの実行

以下のコマンドを実行します。

アンインストール後、インストール先のフォルダが残る場合があります。不要な場合は削除してください。

X:> インストールフォルダ\suninst.bat

X:製品をインストールしたドライブ