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Enterprise Postgres 13 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

4.2.5 イベントログに出力するための準備

イベントログにエラーログを出力する場合の準備操作について説明します。

イベントログにエラーログを出力する場合、前もってイベントソース名の登録を行ってください。

イベントソース名の登録を行わない場合、イベントログに出力されるメッセージの内容が不完全になることがあります。

以下のコマンドでは、イベントログが“FUJITSU Enterprise Postgres Server”というデフォルトのイベントソース名で出力される場合があるため、あらかじめ、このデフォルトのイベントソース名を登録してください。

以下はデフォルトのイベントソース名で64ビット製品のDLLを登録する例です。

> regsvr32  "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"

なお、WebAdminを使用してインスタンスを作成する場合は、本操作は不要です。

マルチインスタンスの場合

イベントログに出力するメッセージをインスタンスごとに識別できるように、ユーザーが命名した任意のイベントソース名に対してメッセージを出力することができます。

以下はイベントソース名を“FUJITSU Enterprise Postgres inst1”として64ビット製品のDLLを登録する例です。

> regsvr32 /n /i:"FUJITSU Enterprise Postgres inst1" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"

インスタンスごとにパラメタの編集が必要ですので、インスタンスを作成してから、“4.5.1 エラーログの設定”を参照して、設定を行ってください。

マルチバージョンインストールの場合

同じマシン上にFUJITSU Enterprise Postgresがすでにインストールされている場合は、レジストリエディタより以下のキーを検索し、登録されているDLLのパスを控えてください。その後、デフォルトのイベントソース名で、新たにDLLを登録してください。

ここで控えたDLLのパスは、アンインストール時にデフォルトのイベントソース名を再登録する際に使用します。

FUJITSU Enterprise Postgres Server

参照

イベントソース名の登録方法の詳細については、“PostgreSQL Documentation”の“Server Administration”の“Registering Event Log on Windows”を参照してください。