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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 運用ガイド(FJCS仕様)
FUJITSU Software

13.2.7 Log Management

ここでは、Log Managementを更新する手順について説明します。

以下の事項が前提です。

注意

  • 更新作業中、Log Managementの各サービスは使用できません。

  • 更新後、マニュアルに記載がない方法でオープンソースの設定ファイルを編集した場合や、サポート対象外の機能については、設定を引き継げない場合があります。サポート範囲については、「概説書」を参照してください。

  • Log Managementの更新では、下記のコマンド実行時に切り戻し用のバックアップファイルが自動で作成されません。切り戻しの際に必要となるため、更新前に必ずバックアップファイルを作成してください。バックアップ方法は「12.7 Log Managementのバックアップ」を参照してください。

  • 更新、および、切り戻しの操作は多重実行できません。各操作はシーケンシャルに実行してください。

以下の手順を行うことでLog Managementの更新ができます。

  1. Log Managementの更新に用いる設定ファイルの編集

    現在ご利用中の環境でLog ManagementのHelm Chartファイルに変更を加えている場合、変更した設定値に合わせて以下に示す対象のHelm Chartファイルを修正します。修正しない場合は、ESDPが提供するデフォルトの値が設定されます。

    Ansibleサーバーにログインし、対象のHelm Chartファイルを既存の設定ファイルの内容に合わせて修正します。

    • ElasticsearchのHelm Chartファイルの修正

      # vi /var/FJSGHD/playbook/roles/logging/elasticsearch/templates/values.yaml.j2
    • FluentdのHelm Chartファイルの修正

      # vi /var/FJSGHD/playbook/roles/logging/fluentd/templates/values.yaml.j2
    • KibanaのHelm Chartファイルの修正

      # vi /var/FJSGHD/playbook/roles/logging/kibana/templates/values.yaml.j2
  2. Log Managementの更新

    Automation Managerコンテナにログインし、以下の手順を行うことでLog Managementの更新ができます。 <環境識別子>は、「インストールガイド(FJCS仕様)」- 「インストール手順」実施時に環境を一意に識別するために指定した任意の文字列を指定します。

    # cd /data/playbook
    # ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_update_log_mng.yml

    コマンドを実行すると、以下のメッセージが表示されます。誤って実行した場合や前提条件を満たしていない場合は、「n」を入力し、Enterキーを押下することで更新を中断できます。更新を継続する場合は「y」を入力し、Enterキーを押下します。

    [Please confirm]
    ==============================================================
    [WARNING] Do you want to update Log Management? (y/n)
    ==============================================================
    :

    【正常終了時】

    正常終了時は下記のようにunreachable=0, failed=0となり、XX、YYは任意の整数が記載されています。

    PLAY RECAP *********************************************************************
    127.0.0.1                  : ok=XX  changed=YY  unreachable=0    failed=0

    【異常終了時】

    異常終了時は下記のようにunreachable, failedのAAおよびBBは1以上の任意の整数が記載されています。

    PLAY RECAP *********************************************************************
    127.0.0.1                  : ok=XX  changed=YY  unreachable=AA    failed=BB

注意

Log Management更新後、「7.7.2 Log Managementの設定変更」を実施する場合は、変更手順1から実施してください。