ここでは、本バージョンにアップデート済みのCI Managementを旧バージョンに切り戻す手順について説明します。
以下の事項が前提です。
本製品の更新ツールにより、Automation ManagerおよびCI Managementが本バージョンにアップデートされていること。
「更新ツールの実行準備」の[切り戻し時]の手順を実施済みであること。
注意
切り戻し作業中、CI Managementの各サービスは使用できません。
更新、および、切り戻しの操作は多重実行できません。各操作はシーケンシャルに実行してください。
Automation Managerコンテナにログインし、以下の手順を行うことでCI Managementの切り戻しができます。
以下のコマンドを実施しCI Managementを切り戻しできます。
<環境識別子>は、「第2章 インストール手順」実施時に環境を一意に識別するために指定した任意の文字列を指定します。
# cd /data/playbook # ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_backout_ci_mng.yml
コマンドを実行すると、以下のメッセージが表示されます。誤って実行した場合や前提条件を満たしていない場合は、「n」を入力し、Enterキーを押下することで切り戻しを中断できます。切り戻しを継続する場合は「y」を入力し、Enterキーを押下します。
[Please confirm] ============================================================== [WARNING] Do you want to run Backout CI Management? (y/n) ============================================================== :
参考
【オプション説明】
Ansibleのコマンドオプションを利用することで、CI Managementの切り戻しをサーバー単位およびオープンソース単位で実施できます。
ただし、旧バージョンと本バージョンが混在する状態での動作は保証されません。本オプションを利用する場合は、速やかに全てのサーバーおよびオープンソースの切り戻しを完了することを推奨します。
--limitオプション
指定したサーバーを対象に切り戻しを実行します。
# ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_update_ci_mng.yml --limit=<サーバー>
指定値 | 対象サーバー |
---|---|
gitlab | GitLabサーバー |
gitlab_runner | GitLab Runnerサーバー |
--tagsオプション
指定したtagのオープンソースのみを切り戻します。
# ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_backout_ci_mng.yml --tags=<tag>
tag | オープンソース |
---|---|
gitlab | GitLab、GitLab Mattermost |
gitlab_runner | GitLab Runner |
redmine | Redmine |
sonarqube | SonarQube |
docker | Docker |
【正常終了時】
正常終了時は下記のようにunreachable=0, failed=0となり、XX、YYは任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=0 failed=0
【異常終了時】
異常終了時は下記のようにunreachable, failedのAAおよびBBは任意の整数が記載されています。
PLAY RECAP ********************************************************************* 127.0.0.1 : ok=XX changed=YY unreachable=AA failed=BB