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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 インストールガイド
FUJITSU Software

1.2 注意事項

本製品の利用において、以下の注意事項をご確認ください。

IPv6に関する設定

本製品で利用する各サーバーに対し、IPv6に関する設定変更を行わないでください。

本製品をAzure上のRed Hat Enterprise Linuxにインストールする場合

本製品はインストール手順を実施することで、各サーバーにDockerがインストールされます。

Azure上のRed Hat Enterprise Linuxにインストールする場合、EUSのリポジトリを参照していることで、Dockerのインストールに失敗する場合があります。

EUSのリポジトリを使用している場合は、Switch a RHEL VM back to non-EUSを参照ください

本製品をAmazon Linux 2にインストールする場合

付録B Amazon Linux 2に本製品をインストールする場合のDockerの設定変更」を参照ください。

本製品をAmazon Elastic Kubernetes ServiceやAzure Kubernetes ServiceといったKubernetes Sericeにインストールする場合

Kubernetes masterの機能は、Kubernetes Serviceにより提供されます。そのため、Kubernetes masterサーバーは不要となりますが

本製品をインストールするためのインストールサーバーが別途必要となります。

Kubernetes Serviceに本製品をインストールする場合、マニュアルにおいてKubernetes masterサーバーと記載のある部分についてはインストールサーバーと読み替え、「2.2.1 Kubernetesのインストール」はスキップします。

インストールにあたっては以下の前提条件を満たしてから実行してください

  • インストールサーバーにDockerがインストールされていること
  • インストールサーバーでkubectlがインストール済みで、Kubernetes Serviceを操作するための認証情報の設定等が完了していること
  • Kubernetes Serviceにfj-esdp-systemという名称のnamespaceが作成されていること
  • Kubernetes Serviceでは作成可能なPod数が抑制されている場合があります。本製品では最低50以上のPodが起動するため、必要に応じて事前に作成可能なPod数の拡張を行ってください。

Dockerの設定について

本製品のインストール先となる各サーバーには、以下の条件を満たすようにOSが提供するDockerを事前にセットアップしてください。

  • Dockerのバージョンが1.13.1、17.03、17.06、17.09、18.06、18.09、19.03のいずれかであること
  • cgroup driverにsystemdを設定していること

なおRed Hat Enterprise LinuxおよびCentOSをご利用の場合は、事前にDockerをセットアップいただかなくても、本製品のインストール手順を実施していただくことで各サーバーに自動でセットアップされます。

また、各機能の利用にいくつかの設定が必要となります。以下を参照し、設定を行ってください。

  • Container Managementで動作するコンテナのログをLog Managementでご利用いただくためには、Dockerのロギング・ドライバの設定をjson-fileに設定されている必要があります。
  • GitLab Container Registryをご利用いただくためには、insecure-registriesの設定に<GitLab Container Registryのドメイン>:30020が設定されている必要があります。<GitLab Container Registryのドメイン>については、「操作ガイド」-「CI Managementの各サービスへのアクセス先」を参照してください。

本製品の外部ストレージとしてNFSサーバー以外を利用する場合

本製品の商談支援窓口までご相談ください。

本製品を動作プラットフォームに記載されているプラットフォーム以外にインストールする場合

本製品の商談支援窓口までご相談ください。