初期値でセットアップした場合、各機能で使用する設定ファイルやデータを格納するディレクトリは、Kubernetes nodeサーバーのローカルディスク(/var/FJSGHD/volumes/配下)を永続ストレージとして構築されるよう設定されています。
商用環境に導入する場合、信頼性のある外部ストレージ(注)を別途用意し、接続情報を「2.2.3 ストレージ設定ファイル」に定義してください。
注)利用可能な外部ストレージについては「1.1 前提条件」を参照してください。 なお、FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-Oを利用する場合、外部ストレージはNFSサーバーのみ利用可能です。
provisonerにnfsを指定する場合、Kubernetes masterサーバーおよびnodeサーバーにnfs-utilsがインストールされている必要があります。
なお、外部ストレージを利用する場合、下記を実施します。
手順3、4は、修正パッチFJ1013-2021-001を適用していない製品をご利用中の場合のみ実施してください。 FJ1013-2021-001をを適用している場合は、SonarQubeのバージョンアップによりJavaプラグインがデフォルトで組み込まれるようになったため、この手順の実施は不要になります。
「2.2.3 ストレージ設定ファイル」を修正します。
useにはexternalを指定し、serverにはNFSサーバー等のIPアドレスを設定します。
storage: use: external external: provisioner: kubernetes.io/nfs server: <NFSサーバー等のIPアドレス> volumes: gitlab: gitlab_gitaly: /var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-gitlabgitaly-volume gitlab_minio: /var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-gitlabminio-volume gitlab_postgres: /var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-gitlabpostgres-volume gitlab_redis: /var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-gitlabredis-volume gitlab_taskrunner: /var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-gitlabtaskrunner-volume
「2.2.3 ストレージ設定ファイル」の設定値に記載の各機能が使用するディレクトリパスを外部ストレージ上に作成します。
作成したディレクトリパスは、外部から参照できるように設定してください。
初期設定から変更する場合は、ストレージ設定ファイルにあるディレクトリパス一覧を修正します。
NFSサーバーの場合、ディレクトリパスのパーミッションは"777"に設定します。
外部ストレージ上SonarQubeのプラグイン格納用のディレクトリを作成します。
※修正パッチFJ1013-2021-001を適用している場合、この手順は不要です。
NFSサーバーの場合、ディレクトリパスのパーミッションは"777"に設定します。
/var/FJSGHD/volumes/fj-esdp-system-sonarqube-volume/plugins/
Kubernetes masterサーバー上のSonarQubeのプラグインを上記で作成したディレクトリにコピーします。
※修正パッチFJ1013-2021-001を適用している場合、この手順は不要です。
/var/FJSGHD/files/pkg/curl/sonar-java-plugin-5.13.0.18197.jar