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Big Data Integration ServerV1.3.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

3.4.5 特殊な文字を含んだデータを変換する

出力形式の自由化機能を利用してデータ形式を変換して出力する場合、入力データの各形式で意味のある特殊文字は、出力形式に合った文字列の表現形式に変換する必要があります。

ファイルタイプ

特殊文字

備考

CSV形式

""

XML形式

<

<

&gt;

>

&amp;

&

&apos;

'

&quot;

"

XML形式の特殊文字は、実体参照文字列です。実体参照の詳細については“2.4.1 実体参照の扱い”を参照してください。


入力データ中の文字列を、変換後のデータ形式に合った形に変換して出力します。イメージを以下に示します。

このように、特殊文字を含む入力データを別のデータ形式の表現形式に変換する場合は、以下の関数を指定します。

以下に、csv_convert関数を使ってXML形式の入力データをCSV形式に変換する処理例を示します。

入力ジャーナルファイル

<doc>
  <date>20110501</date>
  <rep>検索は&quot;10秒&quot;以内</rep>
</doc>
<doc>
  <date>20110601</date>
  <rep>キーワードはA&amp;Bです。</rep>
</doc>
<doc>
  <date>20110701</date>
  <rep>詳細は、&quot;リファレンス集&quot;を参照してください。</rep>
</doc>

連結条件

入力項目定義
(ListDef)
  {document(Journal)
       {$date   /doc/date/text(),
        $rep    /doc/rep/text()
       }
}
リターン式
(OutputDef)
{"
HEAD{"date","rep"}
DATA{
"%1%","%2%"}
"
$date,csv_convert($rep)}

OutputDefパラメタで、$repにcsv_convert関数を指定します。

連結結果

"date","rep"
"20110501","検索は""10秒""以内"
"20110601","キーワードはA&Bです。"
"20110701","詳細は、""リファレンス集""を参照してください。"

参照

  • csv_convert関数およびxml_convert関数の詳細については、“リファレンス集”の“単一行関数(変換関数)”を参照してください。

  • 実体参照については“2.4.1 実体参照の扱い”を参照してください。