出力形式の自由化機能を利用してデータ形式を変換して出力する場合、入力データの各形式で意味のある特殊文字は、出力形式に合った文字列の表現形式に変換する必要があります。
ファイルタイプ | 特殊文字 | 備考 |
---|---|---|
CSV形式 | "" | |
XML形式 | < | < |
> | > | |
& | & | |
' | ' | |
" | " |
XML形式の特殊文字は、実体参照文字列です。実体参照の詳細については“2.4.1 実体参照の扱い”を参照してください。
入力データ中の文字列を、変換後のデータ形式に合った形に変換して出力します。イメージを以下に示します。
このように、特殊文字を含む入力データを別のデータ形式の表現形式に変換する場合は、以下の関数を指定します。
以下に、csv_convert関数を使ってXML形式の入力データをCSV形式に変換する処理例を示します。
入力ジャーナルファイル
<doc> <date>20110501</date> <rep>検索は"10秒"以内</rep> </doc> <doc> <date>20110601</date> <rep>キーワードはA&Bです。</rep> </doc> <doc> <date>20110701</date> <rep>詳細は、"リファレンス集"を参照してください。</rep> </doc> |
連結条件
入力項目定義 (ListDef) | {document(Journal) {$date /doc/date/text(), $rep /doc/rep/text() } } |
リターン式 (OutputDef) | {" HEAD{"date","rep"} DATA{ "%1%","%2%"} " $date,csv_convert($rep)} |
OutputDefパラメタで、$repにcsv_convert関数を指定します。
連結結果
"date","rep" "20110501","検索は""10秒""以内" "20110601","キーワードはA&Bです。" "20110701","詳細は、""リファレンス集""を参照してください。" |
参照
csv_convert関数およびxml_convert関数の詳細については、“リファレンス集”の“単一行関数(変換関数)”を参照してください。
実体参照については“2.4.1 実体参照の扱い”を参照してください。