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Big Data Integration ServerV1.3.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

3.3.1 連結条件を指定する

連結機能を使って、入力ジャーナルファイルと入力マスタファイルを連結するには、以下を設定します。

抽出する項目を定義する

入力ジャーナルファイルまたは入力マスタファイルから抽出する項目を、ListDefパラメタ(入力項目定義)に指定します。
連結条件式およびリターン式に定義する項目は、ここに列挙する必要があります。

連結条件を指定する

抽出した項目のうち、入力ジャーナルファイルと連結したい(データの意味が等しい)項目を連結条件式に指定します。
ここで指定した項目同士を連結照合します。

Data Effectorの連結機能の結合方式(結合型)には、以下の3つがあります。

INNER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが、入力マスタファイルに存在しない場合、そのデータを出力しません。

LEFT OUTER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが、入力マスタファイルに存在しない場合、そのデータは空で出力します。

FULL OUTER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが、入力マスタファイルに存在しない、または、入力マスタファイルのデータが入力ジャーナルファイルに存在しない場合には、そのデータは空で出力します。

参考

INNER JOIN方式を指定した場合、入力マスタファイルのレコードと連結できなかった入力ジャーナルファイルのレコード(以降、未連結のジャーナルレコードと略します)が存在した場合、未連結のジャーナルレコードは出力されません。
この場合、以下のパラメタを設定することで、未連結のジャーナルレコードを別のディレクトリに出力できます。

  • 基本コマンド利用時は、replace用動作環境ファイルのExceptRecordFolderパラメタ

  • C API利用時は、AsisSetEnvironment関数の環境パラメタExceptRecordFolder

  • 統合コマンド利用時は、統合定義ファイルのExceptRecordFolderタグ

操作例については、“3.3.2.8 入力マスタファイルに合致したジャーナルデータだけを出力する場合”を参照してください。

出力する項目を定義する

連結の結果、出力したい項目をリターン式に指定します。


以下に、連結条件の指定と出力例を示します。