[MLF_Message]
List Creatorメールテンプレート変数定義の宣言です。
PDFメールテンプレートを使用して変数を設定する場合、このキーワード以降の変数設定が有効になります。
PDFメールテンプレートを使用したメール配信は行われません。
このキーワードを複数回使用した場合は、最初の宣言以外は無視されます。
このキーワード以降に、変数名=値としてテンプレートで使用する変数を1変数1行(4000バイト以内)で設定してください。
PDFメールテンプレートファイル中に定義していない変数名は無視されます。
MLF_TextTemplateキーワードによって、PDFメールテンプレートファイルが設定されていないときには、変数設定は無視されます。
PDFメールテンプレートファイル中に変数名を設定し、このキーワード以降に変数値を定義しなかった場合、送信されるメールの変数部分は文字列が挿入されません。
[MLF_Mail]
[MLF_Mail]
メール配信機能の宣言をします。
メール配信機能連携時は、このキーワード以降のコマンドが有効になります。メール配信機能のキーワードよりも先に宣言してください。
メール配信は行われません。
このキーワードを複数回使用した場合は、最初の宣言以外は無視されます。
メール配信機能のキーワードは、「MLF_****」で始まるキーワードが対象です。
MLF_ToAddress
MLF_ToAddress=メールアドレス[,...]またはメールアドレス<ニックネーム>
送信先メールアドレスを設定します。
ニックネームを指定することで、メールをS/MIME形式にして暗号化することができます。なお、ニックネームは帳票出力サーバがSolarisの場合のみ使用できます。
メールを暗号化するためには、以下の設定を行う必要があります。
証明書運用管理環境へのメール受信者証明書の登録
設定の詳細については、以下を参照してください。
⇒ “2.1.5 セキュアなメール配信を行う”
⇒ “2.4 証明書管理環境定義ファイル/証明書管理コマンド(【Solaris版】)”
例) MLF_ToAddress=lcuser@xxx.yyy.zzz.co.jp<lcuser@xxx.yyy.zzz.co.jp>
エラーとなります。
すべてのメールアドレス、ニックネームを合わせて4000バイト以内で記述してください。ただし、ニックネーム部は半角英数字80バイト以内で記述してください。
このコマンドが同一アドレスに対し複数定義された場合、宛先の重複が発生しないように送信されます。また、このコマンドを複数回指定すると「カンマ(,)」区切りで連結されます。
メールアドレスは、「メールボックス名@ドメイン名」の形式で記述します。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
ニックネームを指定した場合、メールアドレスを複数指定することはできません。この場合、MLF_CCAddress、MLF_BCCAddressを指定しないでください。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。
ニックネームはメールのアドレスの形式で指定してください。
ニックネームは、帳票出力サーバがSolarisの場合のみ使用できます。
MLF_CCAddress
MLF_CCAddress=メールアドレス[,...]
カーボンコピー(CC)の送信先メールアドレスを設定します。
例) MLF_CCAddress=lcuser@xxx.yyy.zzz.co.jp
カーボンコピー(CC)によるメール配信は行われません。
すべてのメールアドレスを4000バイト以内で記述してください。
このコマンドが複数定義された場合、宛先の重複が発生しないようにすべての宛先に送信されます。また、このコマンドを複数回指定すると「カンマ(,)」区切りで連結されます。
メールアドレスは、「メールボックス名@ドメイン名」の形式で記述します。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_BCCAddress
MLF_BCCAddress=メールアドレス[,...]
ブラインドカーボンコピー(BCC)の送信先メールアドレスを設定します。
例) MLF_BCCAddress=lcuser@xxx.yyy.zzz.co.jp
ブラインドカーボンコピー(BCC)によるメール配信は行われません。
すべてのメールアドレスを4000バイト以内で記述してください。
このコマンドが複数定義された場合、宛先の重複が発生しないようにすべての宛先に送信されます。また、このコマンドを複数回指定すると「カンマ(,)」区切りで連結されます。
メールアドレスは、「メールボックス名@ドメイン名」の形式で記述します。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_Attachments
MLF_Attachments=<4000バイト以内の文字列>
生成したPDFファイル以外に電子メールに添付するファイルのフルパスを設定します。
例)
帳票出力サーバがWindowsの場合
MLF_Attachments=C:\sample.txt
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合
MLF_Attachments=/home/user/sample.txt
生成したPDFファイルのみ添付されます。
複数のファイルを同時に送信する場合「カンマ(,)」で区切って指定してください。
このコマンドが複数定義された場合、ファイルの重複が発生しないようにすべてのファイルが送信されます。また、このコマンドを複数回指定すると「カンマ(,)」区切りで連結されます。
ファイルパス名に「カンマ(,)」を含んでいる場合、正しく送信されません。
MLF_SMTPServer
MLF_SMTPServer=<4000バイト以内の文字列>
PDFメール環境設定ファイルの[MLF_SMTPServer-設定名]セクションで設定したSMTPサーバセクション名を指定します。
指定したSMTPサーバを使用してPDFメール配信が行われます。
例)PDFメール環境設定ファイルで[MLF_SMTPServer-設定名]セクションを、以下のように設定した場合
[MLF_SMTPServer-default] MLF_SMTPServerAddress=LC_SMTPServer001.xxx.yyy.zzz.co.jp [MLF_SMTPServer-LC_SMTPServer] MLF_SMTPServerAddress=LC_SMTPServer.xxx.yyy.zzz.co.jp
[MLF_SMTPServer-LC_SMTPServer]セクションで指定したSMTPサーバを指定したい場合は、MLF_SMTPServerの設定は以下のように行います。
MLF_SMTPServer=LC_SMTPServer
PDFメール環境設定ファイルに設定したSMTPサーバとなります。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_FromAddress
MLF_FromAddress=<4000バイト以内の文字列>
配信されるメールのFromヘッダに記載されるアドレス名を設定します。
例) MLF_FromAddress=lcowner@xxx.yyy.zzz.co.jp
キーワードを省略した場合、以下の優先順序でキーワードが使用されます。
1の優先順序が一番高く、3になるにしたがって優先順序が低くなります。
PDFメール配信情報ファイルに記述したMLF_EnvelopeFromAddress
PDFメール環境設定ファイルのMLF_FromAddress
PDFメール環境設定ファイルのMLF_EnvelopeFromAddress
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_FromFullName
MLF_FromFullName=<4000バイト以内の文字列>
配信されるメールのFromヘッダに記載されるフルネームを設定します。
例) MLF_FromFullName=Listcreator owner
キーワードを省略した場合、以下の優先順序でキーワードが使用されます。
1の優先順序が一番高く、5になるにしたがって優先順序が低くなります。
PDFメール環境設定ファイルのMLF_FromFullName
PDFメール配信情報ファイルに記述したMLF_FromAddress
PDFメール配信情報ファイルに記述したMLF_EnvelopeFromAddress
PDFメール環境設定ファイルのMLF_FromAddress
PDFメール環境設定ファイルのMLF_EnvelopeFromAddress
使用できる文字種は、全角文字、半角英数字、および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」、「半角空白」です。
MLF_EnvelopeFromAddress
MLF_EnvelopeFromAddress=<4000バイト以内の文字列>
メールの送信状況を通知するメールアドレスを設定します。
例) MLF_EnvelopeFromAddress=lcowner@xxx.yyy.zzz.co.jp
PDFメール環境設定ファイルに定義されたMLF_EnvelopeFromAddressが設定されます。
以下のいずれかに必ず設定してください。
PDFメール配信情報ファイル
帳票配信ごとにメールの配信状況の通知先を変更する運用の場合は、PDFメール配信情報ファイルに記述してください。
PDFメール環境設定ファイル
メールの配信状況の通知先を帳票配信ごとに変える必要がない場合は、PDFメール環境設定ファイルに記述してください。
PDFメール環境設定ファイル、PDFメール配信情報ファイルともに設定がない場合は、エラーとなります。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_EnvelopeID
MLF_EnvelopeID=<4000バイト以内の文字列>
配信状況が通知されたとき、どの送信メールに対する配信状況かを判断するためのIDを指定します。
例) MLF_EnvelopeID=ID0000123
PDFメール環境設定ファイルで設定されているMLF_EnvelopeIDが設定されます。
PDFメール環境設定ファイルでも設定されていない場合は、メールヘッダにEnvelope-IDフィールドは追加されません。
配信状況が通知されたときに、送信時のオリジナルメッセージを特定するために使用します。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号「ピリオド(.)」、「アンダーバー(_)」、「ハイフン(-)」です。
MLF_FromNickname(帳票出力サーバがSolarisの場合のみ)
MLF_FromNickname=<4000バイト以内の文字列>
署名機能を使用するときに登録した送信者の証明書のニックネームを設定します。MLF_FromNicknameを指定することで、署名付きメールを送信できます。
例) MLF_FromNickname=Listcreator_PKI
署名機能は使用できません。
あらかじめ証明書管理環境に登録済みニックネームを設定してください。設定されていないニックネームが使用された場合、エラーとなります。
使用できる文字種は、半角英数字および半角記号です。
MLF_TextTemplate
MLF_TextTemplate=<256バイト以内の文字列>
PDFメールテンプレートファイルのパスを設定します。
例)
帳票出力サーバがWindowsの場合
MLF_TextTemplate=c:\Listcreator\mail\template.txt
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合
MLF_TextTemplate=/home/user/mail/template.txt
PDFメールテンプレートファイルを使用したメール配信は行われません。
ファイルパスは、フルパスで指定してください。
[MLF_Message]キーワードの宣言以降に、PDFメールテンプレートファイル中に使用されている変数値を定義してください。
PDFメールテンプレートファイルの書式については、以下を参照してください。
⇒ “PDFメール配信のメールsubject、メール本文を作成する”
MLF_DeleteFile
MLF_DeleteFile=0 | 1 | 2 | 3
送信後、PDFファイル、PDF文書情報ファイルを削除するかどうか指定します。
メール送信後、PDFファイルを残します。
メール送信後、PDF文書情報ファイルを削除します。
メール送信後、PDFファイルを削除します。
メール送信後、PDF文書情報ファイル、およびPDFファイルを削除します。
例) MLF_DeleteFile=3
0
List Creatorの帳票出力インタフェースを使用した場合、本キーワードは無効となり、PDF文書情報ファイルは削除されません。
MLF_Encrypt_Level(帳票出力サーバがSolarisの場合のみ)
MLF_Encrypt_Level=level1 | level2
暗号化メール、署名付きメール送信時に使用される暗号の強度を指定します。
暗号化メール送信時に使用する共通鍵のアルゴリズム:RC2/40
署名付きメール送信時に使用するハッシュアルゴリズム:SHA-1
暗号化メール送信時に使用する共通鍵のアルゴリズム:AES-128
署名付きメール送信時に使用するハッシュアルゴリズム:SHA-256
level1
使用できる証明書の鍵長は以下のとおりです。
512bit, 768bit, 1024bit, 2048bit, 3072bit, 4096bit
ありません。