RDBコマンドや業務アプリケーションの操作に対する実行抑止の状態は、RLPのオンライン・オフライン状態や実行するSymfoware/RDBの操作によって決定されます。
実行抑止の状態か否かは、rdbbcdcuコマンドにより取得したRLPのオンライン・オフライン状態およびオンラインモードと、実行する操作の関係により実行抑止状態かどうかを判断してください。
これらの関係については、“E.4.3 RLPの状態とRDBコマンドおよび業務アプリケーションの操作ごとの実行抑止の関係”を参照してください。
RLPのオンライン・オフライン状態は、以下のコマンドにより変化します。
dxsvstartコマンド
dxsvstopコマンド
dxswitchコマンド
dxdcustopコマンド
各コマンド実行後のRLPの状態を、以下に示します。
コマンド名 | オプション | RLPの状態(主系) | 補足 |
---|---|---|---|
dxsvstartコマンド | -c | オンライン(複写元) |
|
-r | オンライン(複写先) |
| |
dxsvstopコマンド | なし | オフライン(切替え) | 正系ノードで実行し、両ノードで左記の状態となります。 |
-mc | |||
-r | 変化なし | コマンド実行前の状態と同じです。 | |
-m | オフライン(休止) |
| |
-term | オフライン(終了) |
| |
-term -c | |||
dxswitchコマンド | なし | オンライン(複写元) | 正系ノードのSymfoware/RDBは自動または手動により停止し、副系ノードのRLPは左記のように変化します。 |
-n | オンライン(複写元) | ||
-force | オフライン(終了) | ||
dxdcustop | -term | オフライン(終了) | 該当ロググループのみ |
なお、DCUの定義後、dxsvstartコマンド実行までの間、RLPはオフライン(初期状態)となります。
ポイント
RLPがオンライン状態でSymfoware Serverのrdbstopコマンドを実行し、Symfoware/RDBを停止しても、RLPの状態は変化しません。
ただし、データベースサーバの運用の状態は、オフラインとなります。
参照
RLPの状態については“J.2 RLPの状態”を参照してください。
dxsvstartコマンド、dxsvstopコマンド、dxswitchコマンド、および、dxdcustopコマンドの詳細は、“Mirroring Controller コマンドリファレンス”を参照してください。
rdbstopコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。