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Symfoware Server V12.5.0 Mirroring Controllerセットアップガイド
FUJITSU Software

1.1.2 ファイルの構成

Mirroring Controllerのファイル構成図を以下に示します。

図1.2 Mirroring Controllerのファイル構成

Mirroring Controllerで使用するファイルについて、以下に説明します。

システム単位のファイル

システム単位で使用するファイルについて、以下の表に示します。

表1.3 システム単位のファイル

ファイル

個数

ファイルの配置先

ファイルの種別

DBミラーリング動作環境ファイル

1

“/opt/FJSVsymdx/etc/”のディレクトリ配下

UNIX系ファイル

モニタ管理ファイル

(注)

任意のディレクトリ
DBミラーリング動作環境ファイルで指定

UNIX系ファイル

BC構成パラメタファイル

1

任意のディレクトリ
Symfoware ServerのRDB構成パラメタファイルで指定

UNIX系ファイル

BCログ管理ファイル

1

任意のディレクトリ
BC構成パラメタファイルで指定

ローデバイス
または
UNIX系ファイル

コアファイル

1

任意のディレクトリ
DBミラーリング動作環境ファイルで指定

UNIX系ファイル

作業域

1

任意のディレクトリ
データベースのアンロード/ロード処理コマンドで指定

UNIX系ファイル

注) モニタ管理ファイルの個数=3 + (7 × ロググループ数)

参照

マスタ暗号化キーファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。

DCUのファイル

DCUは、主系RLPおよび従系RLPの2つのRLPで構成され、それぞれのRLPは、複写元RLPおよび複写先RLPで構成されています。
複写元RLPおよび複写先RLPで使用するファイルについて、以下の表に示します。

表1.4 RLP単位のファイル

ファイル

個数

ファイルの配置先

ファイルの種別

複写元RLP

複写先RLP

RLP動作環境ファイル

1

任意のディレクトリ
BC構成パラメタファイルで指定

UNIX系ファイル

BC管理DB
(RLP管理オブジェクト)
(注1)(注2)

1

任意のディレクトリ
RLP定義ファイルで指定

ローデバイス
または
UNIX系ファイル

RLP定義ファイル

1

任意のディレクトリ
セットアップスクリプトまたはRECテンプレート作成シェルスクリプトで指定

UNIX系ファイル

RLM

2

RLP定義ファイルで指定

ローデバイス

RLCファイル(注2)

3以上64以下

RLP定義ファイルで指定

ローデバイス

RERUNログ抽出ファイル
(注2)

1

任意のディレクトリ
RLP動作環境ファイルで指定

UNIX系ファイル

RERUNログ抽出作業域
(注2)

複数

任意のディレクトリ
RLP動作環境ファイルで指定

UNIX系ファイル

RERUNログ引継ぎファイル
(注2)

1

任意のディレクトリ
RLP動作環境ファイルで指定

ローデバイス
または
UNIX系ファイル

資源識別子抽出ファイル

1

任意のディレクトリ
rdbbcmapコマンドで指定

UNIX系ファイル

○:必要
-:不要

注1)BC管理DBは、RLP管理オブジェクトとRLP管理スキーマから構成されています。
RLP管理オブジェクトは、Symfoware/RDBの表およびインデックスです。
このため、他のSymfoware/RDBの表およびインデックスと同様に、RLP管理オブジェクトの格納先としてローデバイスまたはUNIX系ファイルに作成したデータベーススペースが必要です。
なお、RLP管理オブジェクトを格納するローデバイスまたはUNIX系ファイルは、RLP単位に必要です。
BC管理DBの詳細については、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“BC管理DBの運用”を参照してください。
注2) 格納データの暗号化を利用する場合、暗号化されます。

注意

Mirroring Controllerでは、ネットワークファイル(NFSなど)は未サポートです。

ポイント

格納データの暗号化を利用する場合、マスタ暗号化キーファイルはノードごとに異なるファイル名にしてください。

参照