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Interstage Application Server V13.0.0 Red Hat OpenShift上での利用手順書
FUJITSU Software

3.3.1 GlassFish Server管理コンソールの利用

GlassFish Server管理コンソールを利用する場合は、Red Hat OpenShift上で以下の手順を実行します。なお、GlassFishの運用操作はRed Hat OpenShiftのDockerコンテナ内でasadminコマンドを実行することでも可能です。

注意

  • GlassFish Server管理コンソールを使用する場合、Red Hat OpenShiftのNodePortが必要になります。そのため、GlassFishベアイメージを作成する前にRed Hat OpenShift環境のNodePortで使用するポート番号を採番してください。

  • 本番開発環境からGlassFish運用資産をバックアップする前にDASの運用管理用HTTPリスナーのポート番号を、Red Hat OpenShift環境で採番したNodePortのポート番号に変更してください。

  • GlassFish Server管理コンソールやasadminコマンドを使用して変更した設定内容は、Podを再起動すると失われます。運用中のJakarta EEアプリケーションやInterstageのパラメーターの変更を行う場合は、「3.3.2 運用中のJakarta EEアプリケーションやパラメーターの変更」の手順を実施してください。

  1. NodePortタイプのサービスを定義したyaml形式の設定ファイルを作成します。

    以下はlabelが"app: glassfishmyapp"のPodに対して、ポート番号が"32121"のNodePortのサービスを定義する例です。

    kind: Service
    apiVersion: v1
    metadata:
      name: glassfishmyapp-glassfishadmin
    spec:
      type: NodePort
      ports:
      - nodePort: 32121
        port: 32121
        protocol: TCP
        targetPort: 32121
      selector:
        app: glassfishmyapp
  2. 「手順1」で作成した設定ファイルを使ってNodePortタイプのサービスを定義します。

    以下は、設定ファイル名が"glassfishmyapp-glassfishadmin.yaml"の場合の例です。

    # oc create -f glassfishmyapp-glassfishadmin.yaml
  3. GlassFish Server管理コンソールにアクセスします。

    以下は、ホスト名が"masterhost"のGlassFish Server管理コンソールにアクセスする場合の例です。

    https://masterhost:32121/glassfish_admin/