本機能を有効にするために、sfsacfgupdateコマンドを実行します。
参照
sfsacfgupdateコマンドの詳細については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>”を参照してください。
全ノードで、以下のコマンドを実行し、本機能を有効にします。
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -e
全ノードで、設定状態を確認します。
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -c Configuration file exists. [ OK ] ipmitool command exists. [ OK ] ipmi service has been started. [ OK ] ipmi service state. [ enabled ] Configuration Update Service state. [ enabled ]
表示される項目と確認する内容について、以下に説明します。
シャットダウンエージェントの構成定義ファイルの有無が表示されます。
“OK”になっていることを確認します。
“NG”の場合は、シャットダウンエージェントの構成定義ファイルが存在していません。シャットダウンエージェントの設定を見直してください。
ipmitoolコマンドの有無が表示されます。
“OK”になっていることを確認します。
“NG”の場合は、ipmitoolコマンドが存在していません。ipmitoolコマンドが正しくインストールされていることを確認してください。
IPMI サービスの起動状態が表示されます。
“OK”になっていることを確認します。
“NG”の場合は、IPMI サービスが起動していません。“E.3.1 IPMIサービスの起動設定”の手順1を再度実施してください。
IPMIサービスが有効、または無効の状態が表示されます。
“enabled”になっていることを確認します。
“disabled”の場合は、“E.3.1 IPMIサービスの起動設定”の手順3を再度実施してください。
シャットダウンエージェント設定更新機能が有効、または無効の状態が表示されます。
“enabled”になっていることを確認します。
“disabled”の場合、もしくは以下のエラーメッセージが出力された場合は“E.3.2.1 シャットダウンエージェント設定更新サービスの起動設定”を再度実施してください。
sfsacfgupdate: ERROR: "sfsacfgupdate -e " is not executed.
BMCまたはiRMCのIPアドレスとシャットダウンエージェントの設定情報を確認するため、いずれかのノードで、sfsacfgupdateコマンドを実行します。
表示された内容で、以下の情報が一致していることを確認してください。
各ノードのBMCまたはiRMCのIPアドレス(“BMC IP Address :”)
各ノードのシャットダウンエージェントの構成定義ファイルで保持している、各ノードのBMCまたはiRMCのIPアドレス (“Configuration file :”)
例)3ノードクラスタ(nodeA、nodeB、nodeC)の場合
各ノードのBMCのIPアドレスは以下とします。
nodeA:10.20.30.41 nodeB:10.20.30.42 nodeC:10.20.30.43
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -s
Node : nodeA
Node status : UP
Configuration Update Service status : ENABLE
BMC IP Address :
10.20.30.41
Configuration file :
nodeA 10.20.30.41
nodeB 10.20.30.42
nodeC 10.20.30.43
Node : nodeB
Node status : UP
Configuration Update Service status : ENABLE
BMC IP Address :
10.20.30.42
Configuration file :
nodeA 10.20.30.41
nodeB 10.20.30.42
nodeC 10.20.30.43
Node : nodeC
Node status : UP
Configuration Update Service status : ENABLE
BMC IP Address :
10.20.30.43
Configuration file :
nodeA 10.20.30.41
nodeB 10.20.30.42
nodeC 10.20.30.43
表示される項目について、以下に説明します。
ノード名が表示されます。
ノードの起動状態が表示されます。
ノードが起動していれば、“UP”状態になります。“UP”以外の場合は、以降の情報は表示されません。
シャットダウンエージェント設定更新機能の設定状態が表示されます。
“E.3.2.2 設定の確認”において問題がなければ、“ENABLE”状態になります。“ENABLE”以外の場合は、以降の情報は表示されません。
現在のBMCまたはiRMCのIPアドレスが表示されます。
現在のシャットダウンエージェントの構成定義ファイルで保持している、各ノードのBMCまたはiRMCのIPアドレスが表示されます。