出力先によって同期と非同期が混在する同時出力(ユーザアプリケーション)を実行した場合、出力先ごとの同期/非同期の指定にしたがって出力または出力依頼の登録が実行されます。その場合、同期で実行した帳票出力、および非同期で実行した出力依頼の登録処理のすべてが完了してからユーザアプリケーションに復帰します。出力および出力依頼の登録は出力先を指定した順番に実行されます。
登録された出力依頼は非同期で実行されます。
以下に、共通サーバA、B、Cの順番で同時出力情報を指定して、同時出力を同期(共通サーバB)/非同期(共通サーバA、C)混在で実行する場合の、同時出力の流れを説明します。
ユーザアプリケーションで、以下の出力先を指定して同時出力を実行します。
共通サーバA(印刷、非同期)
共通サーバB(印刷、同期)
共通サーバC(印刷、非同期)
アプリケーションサーバ上のList Creatorは、帳票編集サーバに対して帳票の同時出力および同時出力依頼の登録を依頼します。
帳票編集サーバ上のList Creatorは、共通サーバAへの出力依頼を登録します。登録された出力依頼は非同期で実行されます。
帳票編集サーバ上のList Creatorは、指定された共通サーバBに対して同期で帳票の印刷を実行します。
帳票編集サーバ上のList Creatorは、共通サーバCへの出力依頼を登録します。登録された出力依頼は非同期で実行されます。
帳票編集サーバ上のList Creatorは、アプリケーションサーバ上のList Creatorに共通サーバBの同時出力結果、および共通サーバAと共通サーバCの同時出力依頼の登録結果を返却します。
アプリケーションサーバ上のList Creatorは、ユーザアプリケーションに同時出力結果および同時出力依頼の登録結果を返却します。
注意
同期/非同期混在での同時出力の実行において、帳票の出力または出力依頼の登録でエラーが発生した場合、未処理の出力先が残っていても、エラーが発生した時点でユーザアプリケーションに復帰します。未処理の出力先への出力または出力依頼の登録は実行されません。
エラー発生前に登録した出力依頼は、そのまま出力されます。
実際に出力依頼が実行される順番は、出力依頼が帳票編集サーバに登録された順番と異なる可能性があります。
非同期による出力の実行結果は、帳票編集サーバのマルチコネクタログに出力されます。
マルチコネクタログの詳細は、以下を参照してください。
⇒ “2.4 マルチコネクタログ”