ページの先頭行へ戻る
Interstage List Creator V11.0.0 マルチコネクタ連携機能編
FUJITSU Software

2.1.2 出力完了を待ち合わせない場合(非同期

同時出力を非同期で実行した場合は、すべての出力先への出力依頼を帳票編集サーバに登録した後すぐにユーザアプリケーションに復帰します。

出力依頼の登録は出力先を指定した順番に実行され、登録された出力依頼は非同期で実行されます。

以下に、共通サーバA、B、Cの順番で出力先を指定し、帳票出力を非同期モードで実行する場合の同時出力の流れを説明します。

  1. ユーザアプリケーションで、以下の出力先を指定して同時出力を実行します。

    • 共通サーバA(印刷、非同期)

    • 共通サーバB(印刷、非同期)

    • 共通サーバC(印刷、非同期)

  2. アプリケーションサーバ上のList Creatorは、帳票編集サーバに対して帳票の同時出力を依頼します。

  3. 帳票編集サーバ上のList Creatorは、共通サーバAへの出力依頼を登録します。登録された出力依頼は非同期で実行されます。

  4. 帳票編集サーバ上のList Creatorは、共通サーバBへの出力依頼を登録します。登録された出力依頼は非同期で実行されます。

  5. 帳票編集サーバ上のList Creatorは、共通サーバCへの出力依頼を登録します。登録された出力依頼は非同期で実行されます。

  6. 帳票編集サーバ上のList Creatorは、アプリケーションサーバ上のList Creatorに同時出力依頼の登録結果を返却します。

  7. アプリケーションサーバ上のList Creatorは、ユーザアプリケーションに同時出力依頼の登録結果を返却します。

注意

  • 途中で出力依頼の登録に失敗した場合、その時点でエラー復帰します。エラー発生前に登録に成功した出力依頼はそのまま出力されます。

  • 実際に出力依頼が実行される順番は、出力依頼が帳票編集サーバに登録された順番と異なる可能性があります。

  • 非同期による出力の実行結果は、帳票編集サーバのマルチコネクタログに出力されます。

    マルチコネクタログの詳細は、以下を参照してください。

    ⇒ “2.4 マルチコネクタログ