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Interstage List Creator V11.0.0 COBOLアプリケーション連携機能編
FUJITSU Software

1.2.2 帳票資源について

帳票資源とは、帳票を生成/出力するために必要なファイルや情報などの総称です。

COBOLアプリケーション連携機能を利用した帳票出力で使用する帳票資源について説明します。

ユーザアプリケーションCOBOLアプリケーション

帳票出力に必要な情報を指定して、List Creatorに帳票出力を指示するための帳票出力アプリケーションです。

NetCOBOLで作成した既存のCOBOLアプリケーションを利用できます。

なお、 List Creatorでは、以下のCOBOLアプリケーションをサポートしています。

帳票定義情報(帳票定義体、画面帳票定義体、オーバレイ定義体)

帳票のレイアウトや帳票を出力するときの動作に関する定義情報です。

FORMまたはPowerFORMで設計した帳票定義体、画面帳票定義体、およびオーバレイ定義体を総称して、List Creatorでは、帳票定義情報と呼びます。

また、帳票定義情報を格納するディレクトリを、それぞれ以下のように呼びます。

なお、COBOLアプリケーション連携機能では、帳票定義情報を使用しないFORMAT句付き印刷ファイルのCOBOLアプリケーションも利用することができます。
COBOLアプリケーションの作成については、NetCOBOLに添付のオンラインマニュアルを参照してください。

入力データ

帳票定義情報にしたがって配置され、帳票に出力されるデータのことです。

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合の入力データは、COBOLアプリケーションのWRITE文で直接書き込みます。

組込みメディア(メディアデータファイル)

帳票にイメージデータを出力する場合に必要となるファイルです。

帳票定義情報に組込みメディア項目が設定されている場合は、組込みメディア項目で使用されているメディアデータファイルが必要です。

初期化ファイル

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合の出力方法、出力形態、および出力時の動作など、帳票をどのように出力するかについて定義した情報です。

初期化ファイルには、以下の種類があります。

なお、MeFtまたはNetCOBOLで作成した既存の初期化ファイルも一部利用できます。

詳細については、以下を参照してください。

⇒ “3.3 初期化ファイル

フォントファイル

フォントが格納されているファイルです。

外字などのフォントを使用した帳票を出力する場合は、帳票設計時に使用したフォントと同じフォントを、帳票出力サーバまたはWebクライアントなどの帳票出力先のコンピュータにも登録する必要があります。

帳票設計時と同じフォントで出力したい場合は、帳票出力先のコンピュータにも同じフォント(フォントファイル)を登録してください。

なお、帳票をPDFファイルで出力する場合は、出力するファイルにフォントをエンベッド(埋め込み)することができます。この場合は、帳票出力先のコンピュータにフォントファイルを登録する必要はありません。

PDFファイルにフォントをエンベッドする方法については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。

PDFメール配信時のメールに添付するファイル(テキストファイル/バイナリファイル)

List CreatorのPDF変換機能を使用してPDFファイルを出力した場合、そのPDFファイルをメールに添付して送信する「PDFメール配信機能」を利用することができます。

メール配信時には、出力したPDFファイルの他に、任意のファイルを添付して送信することができます。PDFメール配信時のメールに添付するファイルとは、このときに添付する任意ファイルのことです。

PDFメールテンプレートファイル

List CreatorのPDF変換機能を使用してPDFファイルを出力した場合、そのPDFファイルをメールに添付して送信する「PDFメール配信機能」を利用することができます。

メール配信時には、メールsubjectやメール本文をあらかじめテンプレートファイルとして用意し、そのテンプレートを使用してメール配信することができます。PDFメールテンプレートファイルとは、このときに使用するテンプレートファイルのことです。

詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。