RH(レポート頭書き)の扱いにより、出力動作が異なります。以下に、RHを「1シート目の見出し」として扱う場合の出力動作、およびRHを「表紙(1シート使用)」として扱う場合の出力動作について説明します。
RHを「1シート目の見出し」として扱う場合の出力動作
RHを「1シート目の見出し」とした場合、以下のように出力されます。
ただし、DEの出力途中で改シート(「3.4.2.4 改シート制御」を参照)した場合、以下のようにPHが出力されます。
RHを「表紙(1シート使用)」として扱う場合の出力動作
RHを「表紙(1シート使用)」とした場合、以下のように出力されます。
RH(レポート頭書き)を出力しない場合は、以下のように出力されます。
Excelファイルのシート内最大行数を超えた場合、以下のように出力されます。
Excelファイルのシート内最大行数を超えた部分のパーティションは、次のシートに続けて出力されます。この際、シートの最後にPF、および次のシートの最初にPHは出力されません。
Excelファイルのシート内最大行数を超えて、次のシートにパーティションが続けて出力された場合、集団印刷の罫線出力の指定に関係なく、集団印刷は継続されます。
例)Excelファイルのシート内最大行数を超えた場合の集団印刷の出力例
注意
Excelファイルのシート内最大行数を超えて、次のシートにパーティションを続けて出力する際、以下のページ変数の増加はありません。
PAGE
TPAGE
PAGE-ALL
TPAGE-ALL
BPAGE
BTPAGE
最大行数は、「シート数および行数拡張指定(XLSX-OFFICE)」および「1シートの行数指定(XLSX-LINELIMITNUM)」に依存します。
印刷範囲の縦幅を超えても続けて明細データを出力できるため、印刷範囲の縦幅を超えても改シートは発生しません。シートを変えたい場合、以下のいずれかの方法で改シートを行ってください。
帳票設計時に、以下を指定します。
パーティションのプロパティ画面の「印刷後制御」で、改ページを指定したパーティションを出力する
データ定義画面の[拡張定義]タブで、CNTL-FOOT段落に$FFを指定する
データ定義画面の[環境定義]タブの「改ページのタイミング」に「システム自動判断3」を指定し、形式が「固定」のCF(制御脚書き)パーティションを出力する
帳票出力インタフェースの改ページコード制御指定で改シート処理(改ページ指定)を行います。
prprintコマンドの-atffcodeオプション
JavaインタフェースのPrintPropertiesクラスのsetPropertyメソッドのID_FFCODEキー
.NETインタフェースのPrintPropertiesクラスのFFCodeプロパティ
カスタムコントロールのFFCodeプロパティ
以下の指定は、無効になります。
パーティションのプロパティ画面の印刷前改行数、および印刷後改行数
固定パーティションのCF(制御脚書き)、およびPF(ページ脚書き)のパーティションのプロパティ画面の開始位置
データ定義画面の[環境定義]タブの「改ページのタイミング」の「システム自動判断1」、および「システム自動判断2」
データ定義画面の[拡張定義]タブのCNTL-HEAD/CNTL-FOOT段落の$EOPの指定
以下に、上記指定を行った場合の出力結果について、「印刷範囲の縦幅でシートを変えて出力する」場合と比較して説明します。
パーティションのプロパティ画面の印刷前改行数、および印刷後改行数
⇒ 出力したパーティションは、ひとつ前に出力されたパーティションの次の位置に出力されます。
※ “DE”に指定されている改行数の指定は無視され、前のパーティション位置の次の位置に出力される
固定パーティションのCF(制御脚書き)、およびPF(ページ脚書き)のパーティションのプロパティ画面の開始位置
⇒ 出力したパーティションは、ひとつ前に出力されたパーティションの次の位置に出力されます。
※“固定のCF”に指定されている開始位置は無視され、前のパーティション位置の次の位置に出力される
データ定義画面の[環境定義]タブの「改ページのタイミング」の「システム自動判断1」、および「システム自動判断2」
データ定義画面の[拡張定義]タブのCNTL-HEAD/CNTL-FOOT段落の$EOPの指定
⇒ 指定したパーティションは出力されません。