生成するPDFファイルに文書情報を設定します。文書情報設定画面では、PDFファイルのセキュリティや閲覧制限などを設定できます。
文書情報設定画面には、以下の5種類の画面があります。
文書情報設定画面(概要)
文書情報設定画面(セキュリティ)
文書情報設定画面(閲覧制限)
文書情報設定画面(文書管理)
文書情報設定画面(動作)
文書情報設定画面の左側の「概要」、「セキュリティ」、「閲覧制限」、「文書管理」、「動作」をクリックすると、各画面に切り替わります。
以下に、それぞれの画面の詳細を示します。
PDFファイルのサブタイトル、および作成者を設定します。
図12.20 文書情報設定画面(概要)
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
サブタイトル
作成者
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
PDFファイルに変換する場合の、セキュリティに関するPDFファイルの文書情報を設定します。
図12.21 文書情報設定画面(セキュリティ)
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
印刷の許可
文書変更の許可
テキストとグラフィックスの選択の許可
注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
生成するPDFファイルをAcrobatのどのバージョンと互換性を持たせるかを指定します。
生成するPDFファイルを、Acrobat 4.0およびそれ以降と互換性を持たせる場合に選択します。
生成するPDFファイルを、Acrobat 5.0およびそれ以降と互換性を持たせる場合に選択します。
なお、互換性のある形式を変更すると、設定した属性が変更されるものがあります。詳細は、以下を参照してください。
暗号化レベルが表示されます。暗号化レベルは、「互換性のある形式」の指定によって、表示が異なります。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を選択した場合に表示されます。
「互換性のある形式」で「Acrobat 5.0およびそれ以降」を選択した場合に表示されます。
PDFファイルのセキュリティを指定します。
注意
PDFファイルにセキュリティを設定する場合、帳票の出力時にPDFファイルのセキュリティオプション変更パスワードを設定してください。設定を行わないと、閲覧者がPDF文書の変更を行うことが可能になるため、閲覧者に閲覧制限を無効にされる場合があります。
PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワードの詳細については、以下を参照してください。
オンラインマニュアル“PDF変換機能編”
オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”
生成したPDFファイルに対して、印刷を許可するかどうかを指定します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)と、「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)で、選択肢が異なります。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの印刷を許可しない場合に選択します。
許可する
PDFファイルの印刷を許可する場合に選択します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの印刷を許可しない場合に選択します。
低解像度での印刷を許可する
PDFファイルの低解像度での印刷を許可する場合に選択します。
高解像度での印刷を許可する
PDFファイルの高解像度での印刷を許可する場合に選択します。
注意
「低解像度での印刷を許可する」を指定し、帳票の出力時にPDFファイルの印刷許可指定で「許可する」を指定した場合、出力時の指定が有効となるため、高解像度での印刷が許可されます。
なお、帳票の出力時に「低解像度での印刷を許可する」を指定したい場合は、PDF文書情報ファイルの「PDF-PRINT」で指定してください。
PDF文書情報ファイルの詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
生成したPDFファイルに対して、変更を許可するかどうかを指定します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)と、「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)で、選択肢が異なります。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの変更を許可しない場合に選択します。
許可する
PDFファイルの変更を許可する場合に選択します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの変更を許可しない場合に選択します。
文書アセンブリのみ許可する
PDFファイルの、文書アセンブリの変更のみ許可する場合に選択します。
フォームフィールドの入力と署名を許可する
PDFファイルの、フォームフィールドの入力と署名の変更のみ許可する場合に選択します。
注釈作成、フォームフィールドの入力と署名を許可する
PDFファイルの、注釈作成、およびフォームフィールドの入力と署名の変更のみを許可する場合に選択します。
許可する
PDFファイルの変更をすべて許可する場合に選択します。
注意
PDFファイルの文書変更を許可する指定をしても、PDFの閲覧環境によって有効とならない場合があります。
「文書アセンブリのみ許可する」、「フォームフィールドの入力と署名を許可する」、または「注釈作成、フォームフィールドの入力と署名を許可する」を指定し、帳票の出力時にPDFファイルの変更許可指定で「許可する」を指定した場合、出力時の指定が有効となるため、PDFファイルの変更がすべて許可されます。
なお、帳票の出力時に「文書アセンブリのみ許可する」、「フォームフィールドの入力と署名を許可する」、または「注釈作成、フォームフィールドの入力と署名を許可する」を指定したい場合は、PDF文書情報ファイルの「PDF-MODIFY」で指定してください。
PDF文書情報ファイルの詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
生成したPDFファイルに対して、PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するかどうかを指定します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)と、「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)で、選択肢が異なります。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの、テキストとグラフィックスの選択を許可しない場合に選択します。
許可する
PDFファイルの、テキストとグラフィックスの選択を許可する場合に選択します。
「互換性のある形式」で「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの、テキストとグラフィックスの選択を許可しない場合に選択します。
アクセシビリティを許可する
PDFファイルの、アクセシビリティの変更を許可する場合に選択します。
許可する
PDFファイルの、テキストとグラフィックスの選択を許可する場合に選択します。
注意
「アクセシビリティを許可する」を指定し、帳票の出力時にPDFファイルのテキストとグラフィックスの選択許可指定で「許可する」を指定した場合、出力時の指定が有効となるため、PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択が許可されます。
なお、帳票の出力時に「アクセシビリティを許可する」を指定する場合は、PDF文書情報ファイルの「PDF-SELECT」で指定してください。
PDF文書情報ファイルの詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
生成したPDFファイルに対して、PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可するかどうかを指定します。
なお、「互換性のある形式」で「Acrobat 5.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「高(128-bit)」が表示されている場合)、「文書変更の許可」で指定するため、ここでは指定できません。
「互換性のある形式」で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を指定した場合(「暗号化レベル」に「低(40-bit)」が表示されている場合)は、以下のいずれかから選択します。
許可しない
PDFファイルの、注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可しない場合に選択します。
許可する
PDFファイルの、注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可する場合に選択します。
注意
PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可する指定をしても、PDFの閲覧環境によって有効とならない場合があります。
●「互換性のある形式」を切り替えた場合の各属性について
「互換性のある形式」を切り替えると、各属性は以下のようになります。
設定項目 | 「Acrobat 4.0およびそれ以降」での指定値 | 「Acrobat 4.0およびそれ以降」から「Acrobat 5.0およびそれ以降」に変更した場合の指定値 |
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印刷の許可 | 許可しない | 許可しない |
許可する | 低解像度での印刷を許可する | |
文書変更の許可/注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可 |
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テキストとグラフィックスの選択の許可 | 許可しない | 許可しない |
許可する | 許可する |
-:「Acrobat 5.0およびそれ以降」の場合、「文書変更の許可」で指定するため、マスクされます。
設定項目 | 「Acrobat 5.0およびそれ以降」での指定値 | 「Acrobat 5.0およびそれ以降」から「Acrobat 4.0およびそれ以降」に変更した場合の指定値 |
---|---|---|
印刷の許可 | 許可しない | 許可しない |
低解像度での印刷を許可する | 許可しない | |
高解像度での印刷を許可する | 許可する | |
文書変更の許可/注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可 |
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テキストとグラフィックスの選択の許可 | 許可しない | 許可しない |
アクセシビリティを許可する | 許可しない | |
許可する | 許可する |
PDFファイルに変換する場合の、閲覧制限に関するPDFファイルの文書情報を設定します。
図12.22 文書情報設定画面(閲覧制限)
注意
閲覧制限を設定する場合、PDFファイルの権限およびセキュリティオプション変更パスワードを設定してください。設定を行わないと、閲覧者がPDF文書の変更を行うことが可能になるため、閲覧者に閲覧制限を無効にされる場合があります。
PDFファイルの権限は、文書情報設定画面(セキュリティ)で設定します。詳細については、以下を参照してください。
PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワードは、帳票の出力時に設定します。詳細については、以下を参照してください。
オンラインマニュアル“PDF変換機能編”
オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”
URIによる閲覧制限を行うかどうかを指定します。URIによる閲覧制限を行う場合に、チェックボックスをチェックします。
注意
AcrobatのAcrobat JavaScript機能を使用しているため、Acrobat JavaScriptが無効になっている場合、閲覧可能な場合でも閲覧ができないなど、正しく動作しない場合があります。
URIによる閲覧制限を行う場合は、必ずAcrobat JavaScriptを有効にしてください。Acrobat JavaScriptの設定については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
帳票の出力時にURIを指定する場合は、必ずチェックボックスをチェックしてください。
URIによる閲覧制限を行う場合の、閲覧可能なサイトを1サイトあたり512バイト以内で指定します。
指定できる閲覧可能なサイトは最大99サイトまでです。複数指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
URIは、フルパスでの指定、およびドメインまでの指定が行えます。
以下に例を示します。
フルパスでの指定例
http://www.xxx.yyy.zzz.co.jp/sample.pdf
ドメインまでの指定例
http://www.xxx.yyy.zzz.co.jp/
指定可能な文字列は、半角英数字、記号、および半角空白です。なお、半角空白は、「%20」と指定してください。
以下に、半角空白の使用例を示します。
http://www.xxx.yyy.zzz/xxxx dir/ と指定する場合
http://www.xxx.yyy.zzz/xxxx%20dir/
注意
値にワイルドカード、および正規表現は指定できません。
フルパスおよびドメインまでの指定の場合で、URIパスにアルファベット以外の文字が含まれる場合、使用するAcrobatの版数によってURI閲覧制限機能が正しく動作しない場合があります。そのため、Webサーバ上のPDFファイルの配置パスは、アルファベット以外の文字が含まれない場所へ格納してください。
URIに、半角空白「%20」以外のパーセントエンコーディング(「%XX」)を指定した場合、使用するAcrobatの版数により正しく動作しない場合があります。
http、およびhttpsスキームが対象となります。
帳票の出力時、およびこの画面の両方で閲覧可能なサイトを指定した場合、帳票の出力時に指定した閲覧可能なサイトが有効となります。
閲覧可能なサイトを省略した場合は、帳票の出力時にPDF文書情報ファイルで閲覧可能なサイトを指定してください。詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
ポイント
PDFファイルを開いたURIが閲覧可能なサイトかどうかの識別は、先頭からの文字列比較によって行われます。なお、アルファベットの大文字、小文字は区別されません。
URIによる閲覧制限を行う場合で、閲覧可能なサイト以外からPDFを参照したときに表示するメッセージを指定します。
メッセージは512バイト以内で指定します。URIによる閲覧制限を行う場合、省略はできません。
注意
文字列に日本語などマルチバイト文字を使用した場合、Acrobat 4.0では文字化けする場合があります。Acrobat 4.0で閲覧する場合は、文字列は英数字および記号で指定してください。
期間による閲覧制限を行うかどうかを指定します。期間による閲覧制限を行う場合に、チェックボックスをチェックし、何によって閲覧制限を行うかを指定します。
注意
PDFファイルを閲覧するシステムから日時を取得するため、閲覧するシステムの日時が正しく設定されていないと正しく動作しない場合があります。
うるう秒、サマータイムなど、時刻に変更が行われる場合、PDFファイルを閲覧するシステムに設定されている日時にしたがって動作します。
期間による閲覧制限は、PDFファイルを生成した時間で動作します。
日本で作成したPDFファイルを海外へ配信した場合、日本で設定期限に達すると、世界同時に設定期限に達します。そのため、PDFファイルを作成したシステムとPDFファイルを閲覧するシステムで時差が発生する場合、時差を考慮して閲覧期限を設定してください。
閲覧期限の日時チェックは、PDFファイルを開くときに行います。そのため、PDFファイルを開いたままにすると、閲覧期限を超えてもPDFファイルの内容が表示される場合があります。
AcrobatのAcrobat JavaScript機能を使用しているため、Acrobat JavaScriptが無効になっている場合、閲覧可能な場合でも閲覧ができないなど、正しく動作しない場合があります。
期間による閲覧制限を行う場合は、必ずAcrobat JavaScriptを有効にしてください。Acrobat JavaScriptの設定については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
帳票の出力時に開始日、終了日、または期間による閲覧制限を行う場合は、必ずチェックボックスをチェックしてください。
開始日時、または終了日時によって閲覧制限を行う場合、ラジオボタンを選択します。
開始日時による閲覧制限を行う場合に、チェックボックスをチェックします。
開始日、開始時間を指定します。直接入力することもできます。
終了日時による閲覧制限を行う場合に、チェックボックスをチェックします。
終了日、終了時間を指定します。直接入力することもできます。
日数(24時間単位)で閲覧制限を行う場合、ラジオボタンを選択します。
閲覧可能な日数を1~9999の範囲で指定します。
注意
日数による閲覧制限は、PDFファイルを生成した時間から、日数×24時間となります。
24時間を1日として扱うため、閲覧制限により参照できなくなるのは、日付が変わるタイミングではありません。
PDFファイルに変換する場合の、文書管理に関するPDFファイルの文書情報を設定します。
図12.23 文書情報設定画面(文書管理)
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
文字の埋め込み
JPEG圧縮時の品質
PDFファイルに添付するファイル名
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
PDFファイルに文字を埋め込むかどうかを指定します。
文字をPDFファイルに埋め込まない場合に選択します。
利用者定義文字とJEF拡張文字のみPDFファイルに埋め込む場合に選択します。
すべての文字をPDFファイルに埋め込む場合に選択します。
注意
利用者定義文字やJEF拡張文字を使用する場合は、文字をPDFファイルに埋め込んでください。PDFファイルに埋め込まない場合、PDFファイルを表示するシステム環境によっては、見え方が異なったり、正しく表示されないことがあります。
グレースケールイメージやカラーイメージなどをPDF変換する場合、PDF内部でJPEG圧縮を行っています。
ここでは、PDFファイルのJPEG圧縮時の品質を指定します。
高画質、低圧縮率でJPEG 圧縮します。
高 と低 の中間の画質/圧縮率でJPEG 圧縮します。
低画質、高圧縮率でJPEG 圧縮します。
JPEG 圧縮されません。画質劣化のないflate 圧縮が施されます。
注意
生成したPDFファイルがモノクロ、256色/16色ビットマップイメージなど、フルカラー帳票でない場合、PDF中にJPEG圧縮を行えないため、この設定は無効になります。
PDFファイルに添付する任意のファイル名をフルパスで指定します。ファイルは最大で99個まで指定できます。
PDFファイルに添付するファイル名が表示されます。
同一ファイルを複数指定すると、エラーとならずに指定したとおり重複して添付されます。
PDFファイルに添付するファイル名の指定は、帳票の出力時に指定することもできます。
[追加]ボタンをクリックして表示されるPDFファイルに添付するファイル名設定画面で、PDFファイルに添付するファイル名を指定します。
PDFファイルに添付するファイル名設定画面については、以下を参照してください。
ファイル名を選択し、[変更]ボタンをクリックして表示されるPDFファイルに添付するファイル名設定画面で、PDFファイルに添付するファイル名を変更できます。
PDFファイルに添付するファイル名設定画面については、以下を参照してください。
ファイル名を選択し、[削除]ボタンをクリックすると、選択したPDFファイルに添付するファイル名が削除されます。
注意
リモート帳票出力時、またはコネクタ連携時にPDFファイルに添付するファイルを転送した場合、ファイル名のみを指定してください。
PDFファイルに添付したファイルは、PDFファイル生成時にセキュリティオプションを指定した場合には抽出することができません。
帳票定義情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの以下の属性をすべて「許可する」にし、セキュリティオプションを解除してPDFを生成する必要があります。
・「印刷の許可」
・「文書変更の許可」
・「テキストとグラフィックスの選択の許可」
・「注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可」
帳票を複数選択した場合で、PDFファイルに添付するファイル名が1つ以上指定されていたときは、以前に指定されていたPDFファイルに添付するファイル名はすべて無効となり、新しく指定されたPDFファイルに添付するファイル名だけが有効になります。
帳票の出力時にPDFファイルに添付するファイル名を指定した場合、ここでの指定はすべて無効となります。
PDFファイルにバーコードを出力する場合は、帳票設計時に定義した範囲で出力されます。ここでは、バーコードを帳票設計時に定義した範囲に合わせて出力するかどうかを設定します。
バーコードを帳票設計時の定義枠に合わせて出力する場合に、チェックボックスをチェックします。
チェックボックスをチェックすると、以下のようになります。
出力されるバーコードが帳票設計時に定義した範囲よりも大きくなる場合
帳票設計時に定義した範囲に縮小して出力されます。
出力されるバーコードが帳票設計時に定義した範囲よりも小さくなる場合
帳票設計時に定義した範囲に拡大して出力されます。
注意
バーコードは、用紙、リーダー、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行う前にバーコードを出力し、読み込めることを確認してから使用してください。
カスタマバーコード、およびU.S. POSTNETの場合、この機能は使用できません。
細エレメント幅を設定した場合、定義した範囲に収まらないことがあります。
PDFファイルに変換する場合の、動作に関するPDFファイルの文書情報を設定します。
図12.24 文書情報設定画面(動作)
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
PDFファイル表示時のアプリケーションの設定
PDFファイルの自動印刷を行う
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
PDFファイルを表示する場合のPDFビューアの動作を指定します。
PDFファイルを表示したときに、PDFビューアのツールバーを表示する場合にチェックボックスをチェックします。
PDFファイルを表示したときに、PDFビューアのメニューバーを表示する場合にチェックボックスをチェックします。
PDFファイルを表示したときに、PDFビューアを全画面で表示する場合にチェックボックスをチェックします。
注意
PDFファイル表示時のアプリケーションの設定をしても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。
PDFファイルを自動印刷するかどうかおよび自動印刷のタイミングを指定します。PDFファイルを自動印刷する場合にチェックボックスをチェックし、自動印刷するタイミングを指定します。
PDFファイルを開くと、自動的に印刷ダイアログボックスを表示します。
PDFファイルを開くと、システムで設定されているデフォルトプリンタへ自動的に印刷されます。
注意
自動的に印刷を行った場合は、デフォルトプリンタに印刷されます。
AcrobatのAcrobat JavaScript機能を使用しているため、Acrobat JavaScriptが無効になっている場合、PDFファイルの自動印刷を行うように指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。
閲覧制限を設定した場合、この指定は無効となります。
閲覧制限に該当した場合の動作を指定します。
閲覧制限に該当した場合、PDFファイルを閉じるようにするかどうかを指定します。閲覧制限に該当した場合にPDFファイルを閉じるようにする場合に、チェックボックスをチェックします。
注意
この機能は、Acrobat 6.0以降のみ有効となります。
閲覧制限に該当した場合、PDFファイルが参照できないように白紙のページでPDFファイルの内容を隠す(ページをマスクする)かどうかを指定します。閲覧制限に該当した場合にページマスクを表示したいときに、チェックボックスをチェックします。
ページマスクには、任意の文字列を表示させることもできます。ページマスクに表示させる任意の文字列は512バイト以内で指定します。省略した場合、文字列は表示されず、白塗りのページでPDFファイルの内容が隠されます。
注意
Acrobat以外のPDFビューアでは、正しく動作しない場合があります。
PDFファイルにしおりを付加している場合、Acrobatのナビゲーションパネルウィンドウにしおりの文字列が表示されます。
埋め込みデータオブジェクトによってファイルを添付している場合、埋め込まれたデータは抽出できます。
ページマスクを設定したPDFファイルでAcrobatの文字検索を行うと、文字列が検索されるため、隠されたPDFファイルの内容の一部が読み取れる場合があります。
Webリンク機能が設定されたPDFファイルをAcrobat 5.0以前で参照した場合、白紙ページの下に設定されているWebリンクが有効となり、Webページが閲覧される場合があります。
Acrobatの動作環境によってPDFファイルを開くのが遅い場合、白紙ページで隠されたPDFファイルの内容が一時的に閲覧できる場合があります。
ページマスクを設定したPDFファイルでも、隠された内容を選択し、抽出/コピーすることが可能です。そのため、「文書情報設定画面(セキュリティ)」の「テキストとグラフィックスの選択の許可」を「許可しない」に設定することを推奨します。この設定により、内容の抽出/コピーを防止できます。
文書情報設定画面(セキュリティ)については、以下を参照してください。
ページマスクを設定したPDFファイルをAcrobat 5.0以前で開いた場合、文書情報設定画面(閲覧制限)の設定にかかわらず白紙のページでPDFファイルの内容が隠されます。
文書情報設定画面(閲覧制限)については、以下を参照してください。
AcrobatのAcrobat JavaScript機能を使用しているため、Acrobat JavaScriptが無効になっている場合、閲覧制限の設定条件にかかわらず白紙ページが表示されます。
ページをマスクする場合は、必ずAcrobat JavaScriptを有効にしてください。Acrobat JavaScriptの設定については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
任意の文字列を表示する場合の文字列に関して、以下のことに注意してください。
任意の文字列は、明朝体(非エンベッド時:MS明朝/エンベッド時:FUJ明朝体)を使用します。
任意の文字列の文字サイズは、自動的に設定され、ページ上下方向に繰り返し描画されます。このため、文字数やページサイズによって、文字サイズがページごとに異なって表示される場合があります。
任意の文字列は、1行で表示されます。長い文字列を使用すると、表示される文字サイズが小さくなる場合があります。
任意の文字列に「チルダ(~)」を使用した場合、「オーバーライン( ̄)」に置き換えられます。
日本語以外のAcrobatで閲覧する可能性がある場合は、すべての文字をエンベッド(埋め込み)してください。