以下に、帳票形式ごとの入力データの1レコード(行)の扱いを示します。
なお、フリーフレーム形式の入力データについては、以下も参照してください。
⇒“11.2.1.2 フリーフレーム形式の入力データの扱いについて”
帳票形式 | 1レコード(行)の単位 | 補足 | |
---|---|---|---|
フリーフレーム | フレームが定義されていない場合 | 1ページ分 |
|
フレームが1つ定義されている場合 | 明細1件分 |
| |
フレームが複数定義されていて、すべてのフレームが1つにリンクされている場合 | |||
フレームが複数定義されていて、リンクが設定されていない場合 | 出力するフレームの明細1件分 |
| |
フレームが複数定義されていて、複数のリンクが設定されている場合 | |||
カード形式 | 1ページ分 | - | |
伝票形式 | 明細1件分 |
| |
集計表形式 | 明細1件分 |
| |
矩形繰返し形式 | 矩形1つ分 |
| |
タックシール形式 | 1シール分 | - |
注意
入力データは、各レコード(行)32Kバイト以内で指定してください。
データファイルを使用する場合、改行コードには0x0D0Aまたは0x0Aのどちらかを指定してください。
入力データの上限値は、アプリケーションサーバ/帳票出力サーバのオペレーティングシステムによって以下のようになります。
Windowsの場合 :4Gバイト Solarisの場合 :8Gバイト Linux for Intel64の場合 :8Gバイト
帳票出力時に、入力データの上限値を超えるとエラーになる場合があります。
以下に、入力データの種類ごとに入力データ仕様の見方を示します。
なお、入力データが不要な項目は、入力データ仕様に出力されません。
●データファイルを使用する場合
項目ごとのデータを区切るために使用する文字が分かります。区切り文字で指定した文字は、データ中に使用できません。「区切り文字なし」の場合、項目と項目のデータの間に区切り文字を挿入する必要はありません。なお、入力データ形式が「CSV形式」で、「ダブルクォーテーション(")」で囲まれたデータ中の区切り文字と同じ文字は、データとして扱われます。
1レコード(行)のデータの並び順が分かります。
1レコード(行)に対して、番号順にデータを作成していきます。
番号は、データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブおよび[データ定義]で定義したデータ項目のうち、入力データを受け取るデータ項目の順序を示しています。
以下に、区切り文字が「カンマ(,)」の場合のデータファイルの記述例を示します。
番号1のデータ,番号2のデータ,番号3のデータ,・・・
注意
入力データの1レコード(行)のデータの並べ方を、入力データ仕様から変更した場合は、必ずデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブおよび[データ定義]タブのデータ項目名の順序を変更してください。
フリーフレーム形式の場合、フレームが定義されているか、および定義されているフレームにリンクが設定されているかどうかで入力データの1レコードの扱い方が異なります。
以下に、フリーフレーム形式の帳票の出力イメージと、入力データの1レコードの扱い方の例を示します。
●フレームが定義されていない場合
項目を以下のように定義した帳票レイアウト情報を作成します。
ヘッダに項目を1つ定義する
ボディに項目を2つ定義する
フッタに項目を1つ定義する
この帳票の出力イメージと入力データの扱い方の例は、以下のようになります。
図11.2 帳票の出力イメージの例:
図11.3 入力データの例:
●フレームが1つ定義されている場合、または複数のフレームが1つにリンクされている場合
項目を以下のように定義した帳票レイアウト情報を作成します。
ヘッダに項目を1つ定義する
ボディに項目を2つ定義する
フッタに項目を1つ定義する
フレームを2つ定義し、リンクを設定する
CH(制御頭書き)パーティションに項目を2つ定義する
DE(明細)パーティションに項目を1つ定義する
CF(制御脚書き)パーティションに項目を1つ定義する
この帳票の出力イメージと入力データの扱い方の例は、以下のようになります。
図11.4 帳票の出力イメージの例:
図11.5 入力データの例:
●フレームにリンクが設定されていない場合、または複数のリンクが設定されている場合
項目を以下のように定義した帳票レイアウト情報を作成します。
ヘッダに項目を1つ定義する
ボディに項目を2つ定義する
フッタに項目を1つ定義する
フレームを2つ定義し、リンクを設定しない
それぞれのフレームのCH(制御頭書き)パーティションに項目を2つ定義する
それぞれのフレームのDE(明細)パーティションに項目を1つ定義する
それぞれのフレームのCF(制御脚書き)パーティションに項目を1つ定義する
この帳票の出力イメージと入力データの扱い方の例は、以下のようになります。
図11.6 帳票の出力イメージの例:
図11.7 入力データの例: