ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.0.0 シングル・サインオン専用Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

4.1.3 自動起動の設定

Webサーバの起動方法には、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動的に起動する方法と、Interstage管理コンソールまたはコマンドなどを使用して手動で起動する方法があります。
ここでは、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動起動する場合、および自動起動しない場合の設定方法について説明します。手動で起動する場合の手順については、「4.1.1 起動」を参照してください。


注意

  • インストール直後は、自動起動する設定となります。

  • Interstageとの連動設定を行っている場合は、Interstageの自動起動によりWebサーバが起動されます。Webサーバの自動起動は、設定しないでください。

自動起動する場合の設定方法

  1. Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。

  2. 登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。


自動起動しない場合の設定方法

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。

  3. 登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「手動」に変更します。


自動起動/自動停止する場合の設定方法

以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止するように設定します。

/opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautosetup.sh

自動起動/自動停止しない場合の設定方法

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. 以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

ポイント

自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトを登録します。自動起動/自動停止しないように設定すると、以下の起動/停止シェルスクリプトの登録を解除します。

/etc/rc0.d/K17FJapache
/etc/rc1.d/K17FJapache
/etc/rc2.d/K17FJapache
/etc/rc3.d/S51FJapache
/etc/rcS.d/K17FJapache


自動起動/自動停止しない場合の設定方法

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. Webサーバが起動されている場合は、Webサーバを停止します。Webサーバの停止については、「4.1.2 停止」を参照してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、Interstage HTTP Serverのユニットを停止します。

    systemctl stop FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service
  4. 以下のシェルスクリプトまたはコマンドを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

    または

    systemctl disable FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service

参照


自動起動/自動停止の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「RHEL7/RHEL8でのサービス自動起動/自動停止」を参照してください。