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Interstage Application Server V13.0.0 OLTPサーバ運用ガイド
FUJITSU Software

5.4.3 リソース管理プログラムの作成

リソース管理プログラムは、otslinkrscコマンドを使用してXA連携用プログラムと、データベースベンダが公開するデータベースライブラリをリンクすることにより作成できます。

注意

  • 本製品で提供されていないリソース管理プログラムを使用する場合は、otslinkrscコマンドで必要なリソース管理プログラムを作成してください。otslinkrscコマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「アプリケーション開発コマンド」-「otslinkrsc」を参照してください。また、データベース連携サービスがサポートしているデータベースについては、「システム設計ガイド」の「ソフトウェア条件」-「アプリケーション実行時に必要なソフトウェア」-「データベース関連(データベース連携サービス)」を参照してください。


otslinkrsc -l xa_linkpgm -r "library" -o name

-l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名
-r "library":データベースベンダが公開するライブラリ
-o name:作成するリソース管理プログラム名

otslinkrsc [-t{thread | process}] -l xa_linkpgm -r "library" -o name

-s {thread | process}:スレッドモード、プロセスモードの指定
-l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名
-r "library":データベースベンダが公開するライブラリ
-o name:作成するリソース管理プログラム名

リソース管理プログラムは、スレッド多重では動作しませんが、スレッドモードのリソース管理プログラムも作成することができます。スレッドモードのリソース管理プログラムとは、データベースベンダ提供のライブラリのうち、スレッド用ライブラリを使用したものを示します。スレッドモードのリソース管理プログラムを作成する場合、otslinkrscコマンド実行時にスレッドモードのタイプを指定します。省略した場合は、プロセスモードのリソース管理プログラムを作成します。サーバのCORBAアプリケーションをスレッドモードで動作させる場合は、すなわち、スレッド用のデータベースライブラリをユーザアプリケーションでも使用する場合、XA連携用プログラムと合わせて、リソース管理プログラムもスレッドモードとして作成します。


データベース連携サービスでは、以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。


格納先
C:\Interstage\ots\program\rsc

ファイル名

格納先
/opt/FSUNots/program/rsc

ファイル名

格納先

[RHEL7の場合]

/opt/FJSVots/program/rsc/RHEL7

[RHEL8の場合]

/opt/FJSVots/program/rsc/RHEL8

ファイル名

注意

  • otslinkrscを利用してOracle用のリソース管理プログラムを作成する場合にも、必ずスレッドモード用として作成してください。

  • 使用するオペレーティングシステムにより提供するリソース管理プログラムおよび格納先が異なります。