リソース管理プログラムは、otslinkrscコマンドを使用してXA連携用プログラムと、データベースベンダが公開するデータベースライブラリをリンクすることにより作成できます。
注意
本製品で提供されていないリソース管理プログラムを使用する場合は、otslinkrscコマンドで必要なリソース管理プログラムを作成してください。otslinkrscコマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「アプリケーション開発コマンド」-「otslinkrsc」を参照してください。また、データベース連携サービスがサポートしているデータベースについては、「システム設計ガイド」の「ソフトウェア条件」-「アプリケーション実行時に必要なソフトウェア」-「データベース関連(データベース連携サービス)」を参照してください。
otslinkrsc -l xa_linkpgm -r "library" -o name -l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名 -r "library":データベースベンダが公開するライブラリ -o name:作成するリソース管理プログラム名
otslinkrsc [-t{thread | process}] -l xa_linkpgm -r "library" -o name -s {thread | process}:スレッドモード、プロセスモードの指定 -l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名 -r "library":データベースベンダが公開するライブラリ -o name:作成するリソース管理プログラム名
リソース管理プログラムは、スレッド多重では動作しませんが、スレッドモードのリソース管理プログラムも作成することができます。スレッドモードのリソース管理プログラムとは、データベースベンダ提供のライブラリのうち、スレッド用ライブラリを使用したものを示します。スレッドモードのリソース管理プログラムを作成する場合、otslinkrscコマンド実行時にスレッドモードのタイプを指定します。省略した場合は、プロセスモードのリソース管理プログラムを作成します。サーバのCORBAアプリケーションをスレッドモードで動作させる場合は、すなわち、スレッド用のデータベースライブラリをユーザアプリケーションでも使用する場合、XA連携用プログラムと合わせて、リソース管理プログラムもスレッドモードとして作成します。
データベース連携サービスでは、以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。
C:\Interstage\ots\program\rsc
Oracle12g用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora12c.exe)
Oracle11g用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora11g.exe)
Symfoware/RDB用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_symfo.exe)
/opt/FSUNots/program/rsc
Oracle12g用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora12c) (プロセスモード)
Oracle11g用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora11g) (プロセスモード)
Symfoware/RDB用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_symfo) (プロセスモード)
[RHEL7の場合]
/opt/FJSVots/program/rsc/RHEL7
[RHEL8の場合]
/opt/FJSVots/program/rsc/RHEL8
Oracle12c用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora12c)(スレッドモード)
Oracle11g用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_ora11g)(スレッドモード)
Symfoware/RDB用のリソース管理プログラム(fjotsrsc_symfo)(プロセスモード)
注意
otslinkrscを利用してOracle用のリソース管理プログラムを作成する場合にも、必ずスレッドモード用として作成してください。
使用するオペレーティングシステムにより提供するリソース管理プログラムおよび格納先が異なります。