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Interstage Application Server V13.0.0 アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
FUJITSU Software

A.1.3 定数

IDLでは、以下の定数が使用できます。

(1) 整数定数

整数定数では、以下の3種類の表現が使用できます。

10進数表現

0以外の数字、および+/-で始まる数字列(128、-45など)

8進数表現

0で始まる数字列(0777、04など)

16進数表現

0x、または0Xで始まる英数字列(0x00、0Xeff9など)


(2) 文字定数

文字定数は、文字をシングルクォート(')で括ります。なお、以下の文字を指定する場合は、エンマーク(\)と組み合わせてエスケープ文字として使用します。

復帰                        \r
改行                        \n
改ページ                    \f
水平タブ                    \t
垂直タブ                    \v
シングルクォート            \'
ダブルクォート              \"
アラート                    \a
エスケープ文字              \\
バックスペース              \b
クエスチョンマーク          \?
8進数                       \ooo
16進数                      \xhh

(3) 浮動小数点定数

浮動小数点定数は、0から9の数字、および'+'/'-'/'.'で指定します(1.2, -0.46など)。また、整数部と指数部に分けて指定することもできます。小数点の代わりに、e/Eを指定することもできます。指数部の符号を付けることもできます。
浮動小数点定数を以下に示します。

1e5 = 1 × 105 = 100000
1.23E3 = 1.23 × 103 = 1230
-3E-2 = -3 × 10-2 = -0.03

(4) 文字列定数

文字列定数は、文字列をダブルクォーテーション(")で括ります。文字列の中にダブルクォーテーション(")を含む場合は、その前にエンマーク(\)を付けて"\""と指定する必要があります。また、先頭が英文字で、英文字、数字、ピリオド(.)、アンダースコア(_)からなる文字列リテラルは、文字'\0'を含んではいけません。