IDLでは、以下の定数が使用できます。
整数定数
文字定数
浮動小数点定数
文字列定数
(1) 整数定数
整数定数では、以下の3種類の表現が使用できます。
10進数表現 | 0以外の数字、および+/-で始まる数字列(128、-45など) |
8進数表現 | 0で始まる数字列(0777、04など) |
16進数表現 | 0x、または0Xで始まる英数字列(0x00、0Xeff9など) |
(2) 文字定数
文字定数は、文字をシングルクォート(')で括ります。なお、以下の文字を指定する場合は、エンマーク(\)と組み合わせてエスケープ文字として使用します。
復帰 \r 改行 \n 改ページ \f 水平タブ \t 垂直タブ \v シングルクォート \' ダブルクォート \" アラート \a エスケープ文字 \\ バックスペース \b クエスチョンマーク \? 8進数 \ooo 16進数 \xhh
エンマーク(\)の後ろに上記以外の文字が指定された場合は、エンマーク(\)と指定された文字で扱われます。
\oooは、8進数を指定する方法です。oooは、1~3桁で指定します。
\xhhは、16進数を指定する方法です。hhは、2桁以内で指定します。
(3) 浮動小数点定数
浮動小数点定数は、0から9の数字、および'+'/'-'/'.'で指定します(1.2, -0.46など)。また、整数部と指数部に分けて指定することもできます。小数点の代わりに、e/Eを指定することもできます。指数部の符号を付けることもできます。
浮動小数点定数を以下に示します。
1e5 = 1 × 105 = 100000 1.23E3 = 1.23 × 103 = 1230 -3E-2 = -3 × 10-2 = -0.03
(4) 文字列定数
文字列定数は、文字列をダブルクォーテーション(")で括ります。文字列の中にダブルクォーテーション(")を含む場合は、その前にエンマーク(\)を付けて"\""と指定する必要があります。また、先頭が英文字で、英文字、数字、ピリオド(.)、アンダースコア(_)からなる文字列リテラルは、文字'\0'を含んではいけません。