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Interstage Application Server V13.0.0 アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
FUJITSU Software

A.1.2 識別子

識別子は、IDLで記述する各宣言を識別するために使用します。識別子は、先頭が英文字で、英文字、数字、およびアンダースコア(_)で指定します。なお、英文字の大文字と小文字は同じものとして扱われるため、大文字と小文字だけが異なる識別子を使用すると、同名とみなされ、コンパイルエラーとなります。
また、すべてのIDLファイル内に設定した識別子は、一意である必要があります。たとえば、異なるIDLファイルでも定数とインタフェースに同じ識別名を使用すると、コンパイルエラーとなります。

なお、以下に示す識別子はキーワードとして予約されているため、他の目的には使用できません。

any

context

fixed

longdouble

out

struct

union

attribute

default

float

longlong

raises

switch

void

boolean

double

in

module

readonly

TRUE

wchar

case

enum

inout

Object

sequence

TypeCode

wstring

char

exception

interface

octet

short

typedef

  

const

FALSE

long

oneway

string

unsigned

  

キーワードは識別子であるため、識別子と同じ規則に従い、正確に書く必要があります。たとえば、“interface”は正確ですが、“Interface”は“I”が大文字であるため、コンパイルエラーとなります。

また、特殊文字として以下の文字を使用します。

;  {  }  :  ,  =  +  -  (  )  <  >  [  ]  '  "  \  |  ^  &  *  /  %  ~

注意

Java言語のCORBAアプリケーションを開発する場合は、識別子にDOSデバイス名を指定できません。