コンピュータ名を別名に変更して再起動した場合、および仮想環境で仮想マシンを複製(VDIのVMイメージのクローン)してマスターからコンピュータ名が変更したときに、変更前のコンピュータ名で定義していたセットアップ情報(マイコンピュータ情報の通信設定)を新しいコンピュータ名へ自動的に引き継ぐことができます。
本コマンドは、通信設定の自動引継ぎ可否の切り替え、および自動引継ぎ可否の現在の設定状態を確認するためのコマンドです。
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
>[通信制御サービスのインストールディレクトリ]\bin\CSSETCLONE.bat [ON|OFF|LIST]
自動引継ぎを行います。
自動引継ぎを行いません。
自動引継ぎの設定状況を表示します。
コマンドの使用方法を表示します。
0:正常終了
1:異常終了(パラメータの間違いなど)
2:異常終了(システムエラー)
コンピューター名を別名に変更して再起動した場合、および仮想環境で仮想マシンを複製(VDIのVMイメージのクローン)してマスターからコンピューター名が変更して、コンピュータを起動したときの動作を設定します。
設定値 | 機能 |
---|---|
ON | 変更前に利用していたマイコンピュータ情報の通信設定を引継ぎます。 インストール時の初期値はONです。 |
OFF | 変更前のマイコンピュータ情報の定義は、「他のコンピュータ情報」に移行します。 |
注意
本コマンドを使用する場合、コマンドプロンプトを「管理者として実行」してください。
引継ぎを行った設定情報で、FNALAN接続、NMCLAN接続を利用し、VDI環境などでLANアダプターが変更した場合、「3.3.3 LANアダプターとノードアドレスの変更」をご覧になり、設定を見直してください。
コンピューター名に全角文字を使っていないことを確認してください。本製品を利用している通信アプリケーション(WSMGR、FNA Serverなど)からセットアップ情報が参照できない場合があります。
CSADMIN CONFIG /file: を設定している場合は、自動引継ぎを実施しませんので、CSADMIN CONFIG /LOCALFILEコマンドにて設定を変更してください。