名称
形式
| lxrtmdspsv [ -s DBサービスグループ名 [ -r 格納グループ名 ] ] | 
機能説明
逐次差分反映処理の状態およびDBサービスグループの定義情報を表示します。
オプションの意味
表示の種類
表示の種類は、以下のとおりです。
一覧表示
DBサービスグループ/格納グループのおもな状態を示します。
オプションを省略または-sオプションのみを指定した場合に表示します。
詳細表示
指定した格納グループの詳細な情報(各種定義情報や各種状態)を示します。
-sオプションと-rオプションの両方を指定した場合に表示します。
オプションの組み合わせと表示の種類/表示対象の対応は以下のとおりです。
| -sオプション | -rオプション | 表示の種類 | 表示対象 | 
|---|---|---|---|
| 省略 | 省略 | 一覧表示 | すべて | 
| 指定 | 省略 | 指定したDBサービスグループ | |
| 指定 | 指定 | 詳細表示 | 指定したDBサービスグループ内の指定した格納グループ | 
表示形式と表示項目
表示形式および表示項目について説明します。
一覧表示
一覧表示の表示形式を"図7.1 一覧表示の表示形式"に、一覧表示の表示項目を"表7.5 一覧表示の表示項目"に示します。図と表中の括弧付き数字はそれぞれ対応しています。
図7.1 一覧表示の表示形式

| キーワード | 表示内容 | 
|---|---|
| (1)sv-name | DBサービスグループ名です。 | 
| (2)st-name | 格納グループ名です。情報の取得に失敗した場合は"*"となります。 | 
| (3)status | 逐次差分反映の状態を示します。 | 
| (4)msg-count | 格納側データベースへ格納を完了した、TRMのメッセージ数を示します。 | 
| (5)mode | エラーログ情報採取時の動作モードを示します。 | 
| (6)edt | 編集エラーログ管理ファイルの上限値に対する使用率を示します。 | 
| (7)str | 格納エラーログ管理ファイルの上限値に対する使用率を示します。 | 
| (8)display end | コマンドを実行した日時です。 | 
詳細表示
詳細表示の表示形式を"図7.2 詳細表示の表示形式"に、詳細表示の表示項目を"表7.6 詳細表示の表示項目"に示します。図と表中の括弧付き数字はそれぞれ対応しています。
図7.2 詳細表示の表示形式

| キーワード | 表示内容 | 
|---|---|
| (1)sv-name | DBサービスグループ名です。 | 
| (2)st-name | 格納グループ名です。 | 
| (3)status | 格納グループの逐次差分反映の状態を示します。 | 
| (4)msg-count | 格納側データベースへ格納を完了した、TRMのメッセージ数を示します。 | 
| (5)st-name | 格納グループ名です。 | 
| (6)entry-number | STOREGROUP定義文のMEMBERオペランドに指定したOUTTABLE識別名の数です。 | 
| (7)database-name | データベース名です。 | 
| (8)trm-name | 逐次差分反映で使用するTRMシステム名です。 | 
| (9)queue-name | 逐次差分反映で使用するメッセージキュー名です。 | 
| (10)ckpt-time | |
| (11)ckpt-name | ジャーナルチェックポイント名です。 | 
| (12)journal-time | 格納したジャーナルが抽出側システムで抽出された時刻です。 | 
| (13)commit-time | 格納側データベースにジャーナルを格納した時刻です。 | 
| (14)max-msg-cnt (/tran) | 1トランザクションで使用した最大のTRMメッセージ数です。 | 
| (15)member-name | STOREGROUP定義文のMEMBERオペランドに指定したOUTTABLE識別名です。 | 
| (16)update-resource-name | |
| (17)no | INTABLE識別名に対応する番号です。 | 
| (18)intable | 格納グループに属するINTABLE識別名です。 | 
| (19)outtable | 格納グループに属するOUTTABLE識別名です。 | 
| (20)database-type | データベース種別です。 | 
| (21)schema-name | スキーマ名です。 | 
| (22)table-name | 表名です。 | 
| (23)mode | エラーログ情報採取時の動作モードを示します。 | 
| (24)max-size | エラーログ管理ファイルの最大サイズをメガバイト単位で示します。 | 
| (25)used (edt) | 編集エラーログ管理ファイルの上限値に対する使用率です。 | 
| (26)file-name (edt) | 編集エラーログ管理ファイルのファイル名です。 | 
| (27)used (str) | 格納エラーログ管理ファイルの上限値に対する使用率です。 | 
| (28)file-name (str) | 格納エラーログ管理ファイルのファイル名です。 | 
| (29)display end | コマンドを実行した日時です。 | 
注意事項
本コマンドの実行前に逐次差分反映デーモンを強制停止した場合、情報を正しく取得できないことがあります。
以下のキーワードに関する情報は、逐次差分反映の開始時にクリアします。
msg-count
journal-time
commit-time
max-msg-cnt (/tran)
逐次差分反映を実行中でかつ、システム負荷が高い状態で本コマンドを実行した場合、一部項目の内容が表示されないことがあります(たとえば、エラーログ情報を採取する設定にもかかわらず、エラーログ情報採取時の動作モードの表示が" -- "になり、エラーログ管理ファイルの上限値に対する使用率が表示されないなど)。この場合、再度コマンドを実行してください。
逐次差分反映処理の開始直後に本コマンドを実行した場合、エラーログ情報の取得に失敗し、"*"を表示または一部の項目の内容が表示されないことがあります。


スーパユーザでない利用者が本コマンドを実行して、スーパユーザが登録したDBサービスグループの情報を表示した場合、情報の取得に失敗して"*"を表示またはエラーになることがあります。