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Interstage List Works V10.3.3 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

1.1.19 F5CWVPRT.EXE

データ転送コネクタの登録、削除、一覧表示、および電子保存装置の定義を行うコマンドです。本コマンドは、管理者のみが実行することができます。


形式

F5CWVPRT.EXE   -p データ転送コネクタ -s ホスト名 -r 受信フォルダ名 [-t ポート番号]
              | -p データ転送コネクタ -a [-t ポート番号]
              | -x データ転送コネクタ
              | -d
              | -v 電子保存装置の番号 

データ転送コネクタの登録(-p、-s、-r、-tパラメタ)、仕分け仮想プリンタへの登録(-p、-a、-tパラメタ)、削除(-xパラメタ)、一覧表示(-dパラメタ)、または電子保存装置の定義(-vパラメタ)のいずれかを指定します。

記号文字を含む文字列を指定する場合は、半角のダブルクォーテーション「""」で囲みます。「""」は長さに含みません。


参考

  • NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を登録する場合において、アプリケーションサーバとList Worksサーバが別筐体の場合は、アプリケーションサーバでコマンドを実行してください。

  • 一般アプリ帳票を登録する場合において、アプリケーションコンピュータとList Worksサーバが別筐体/同じ筐体に関係なく、List Worksサーバでコマンドを実行してください。


説明

-p

登録するデータ転送コネクタを、64バイト以内で指定します。

一般アプリ帳票を扱う場合は、List Worksプリンタドライバのプリンタ名を指定します。

以下の半角文字は使用できません。

  空白  !  \  ,  [  ]
-s

リスト管理サーバのホスト名、IPアドレス、またはドメイン名を、半角64バイト以内(全角32バイト以内)で指定します。

ホスト名は、標準文字(半角英数字とハイフン「-」)で指定することを推奨します。

NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を扱う場合、アプリケーションサーバとList Worksサーバが同じサーバの場合は「localhost」を指定します。

一般アプリ帳票を扱う場合は、「localhost」を指定します。

-r

登録先のリスト管理サーバの受信フォルダ名を、32バイト以内で指定します。

-a

帳票仕分け管理機能で、データ転送コネクタを仕分け仮想プリンタとして使用する場合に指定します。

-x

削除するデータ転送コネクタを指定します。

一般アプリ帳票を扱う場合は、削除するList Worksプリンタドライバのプリンタ名を指定します。

-d

データ転送コネクタの一覧を出力します。

データ転送コネクタの情報を、データ転送コネクタ名・ホスト名・受信フォルダ名の順にCSV形式で1行ずつ標準出力に出力します。

-v

使用する電子保存装置を以下に示す値で指定します。

設定を省略した場合は、「1」が指定されたとみなされます。

0:List Works仮想プリンタ(旧バージョンからの互換用)
1:データ転送コネクタ
-t

登録先のリスト管理サーバのポート番号を、1~65535の数字で指定します。

ポート番号を変更する場合は、ポート番号は、以下の範囲で未使用の値を指定してください。

1024~49151

指定するポート番号は、リスト管理サーバ側の設定と合わせる必要があります。

本オプションを省略した場合は、9243(リスト管理サーバのポート番号の初期値)が指定されたとみなします。


注意

  • 以下のパラメタは、同時に指定することはできません。

    -p  -x  -d  -v

  • -vパラメタはWindowsサーバ(x86)で電子保存装置を切り替えたい場合に使用します。ただし、Windowsサーバ(x86)では、データ転送コネクタを推奨しています。

  • Windowsサーバ(x64)の場合、-vパラメタで0(List Works仮想プリンタ)を指定すると、エラーになります。

  • 【List Worksデータ転送コネクタ一覧】ダイアログボックスを表示しているときは、本コマンドを実行できません。

  • データ転送コネクタの情報を更新する場合は、-xパラメタ指定でコマンドを実行してデータ転送コネクタを削除してから、-pパラメタ指定で再度、登録します。

  • データ転送コネクタは、最大65535個まで作成できます。


復帰値

0

正常

1

異常


使用例

アプリケーションサーバとList Worksサーバが同じ筐体、登録先の受信フォルダ名がlwrcvの環境で、ポート番号が9244のデータ転送コネクタ(lwprt)を登録します。

F5CWVPRT.EXE -p lwprt  -s localhost  -r lwrcv -t 9244

データ転送コネクタ(lwprt)を削除します。

F5CWVPRT.EXE -x lwprt

データ転送コネクタの一覧を表示します。

F5CWVPRT.EXE -d

データ転送コネクタの一覧表示の出力例

F5CWVPRT.EXE -d
データ転送コネクタ,ホスト名,受信フォルダ,ポート番号
lwprt1,lwsvr1,lwrcv1,9244
lwprt2,lwsvr2,lwrcv2,9245
paprinter,localhost,lwreceive,9246