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Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

1.4.1 保管データベースのフラグメンテーションの監視

ここでは、Symfowareデータベースのフラグメンテーションの監視について説明します。

Oracleデータベースのフラグメンテーションの監視については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。

保管データベースのフラグメンテーションの監視では、以下のスクリプトを使用します。

  List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\dsi_checkLWDB.bat

監視手順を、以下に示します。

なお、フラグメンテーションの監視は、List Worksサービス、配信管理サービス、および配信出力サービスの起動中に実行できます。


注1:保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。


手順1スクリプトの複写(保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。


手順2スクリプトの修正

保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.bat)の以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

手順3スクリプト実行

手順2:スクリプトの修正”で修正したスクリプトを実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(checklog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

エラーメッセージの詳細については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順4フラグメンテーションの確認

スクリプトの実行結果を確認します。

実行結果は、テキスト形式の1行としてログファイル(checklog_LWDB.txt)に出力されます。

出力形式は、以下の2つがあります。

DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee)
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd,ee),INDEX(--,ww,xx,yy,zz)

実行結果が、以下の両方の条件を満たしている場合、フラグメンテーションを解消したほうがよいと判断します。TYPE(BTREE)のDSIは、BASEの値で判断します。

実行結果の例を以下に示します。

DSI(LWDB.ENVIDX),TYPE(BTREE),BASE(178,14%,30%,37,41%),INDEX(--,34%,67%,3,1%)

この例では、BASEのccが30%で10%よりも多く、ccの半分が15%、bbが14%で、bbがccの半分以下になるため、フラグメンテーションを解消したほうがよいと判断します。