ファイル転送運用の場合は、富士通ホストでは資源転送用アプリケーション、List Worksサーバでは資源受信用アプリケーションを利用して、List Worksサーバにバイナリモードで転送します。そのあと、受信した印刷データを帳票登録コマンドで受信フォルダに転送します。
受信フォルダに転送された印刷データは、受信フォルダの振り分け定義、またはOSIV LISTVIEWの帳票情報に従って振り分けられ、登録されます。
注意
帳票登録コマンドで印刷データを登録する際に、オーバレイはベクトルオーバレイを優先して使用します。
ベクトルオーバレイと同一名のドットオーバレイが登録されている場合、そのドットオーバレイを使用して印刷データを登録するには、ベクトルオーバレイを移動してから帳票登録コマンドで登録してください。
Windows版 List Worksでは、F5CWVAPL.EXEを使用します。
F5CWVAPL.EXEは、ファイル転送により、List Worksサーバに一時的に格納されたファイルのファイル名(フルパス)と受信フォルダ名を指定して実行することにより、登録されます。
F5CWVAPL.EXEは、リスト管理サーバをインストールしたWindows サーバだけで動作します。List Worksのインストールフォルダ内のProgramフォルダ内に格納されています。コンソールプログラムなので、実行するときは、DOSプロンプトで起動してください。
F5CWVAPL.EXEについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
Solaris版 List Worksでは、lvrcvlstコマンドを使用します。
lvrcvlstコマンドは、ファイル転送により、List Worksサーバに一時的に格納されたファイルのファイル名(フルパス)と受信フォルダ名を指定して実行することにより、登録されます。
また、登録時に以下の設定により、振り分けを行うことができます。
オプションに振り分け先を直接指定
オプションに振り分け先や帳票情報を定義した情報連携ファイルを指定
注意
登録できるList Works帳票のファイルサイズは、1.8ギガバイトまでです。最大ページ数は、印刷データにより異なりますが、通常、約20万ページです。1.8ギガバイトを超えた場合、以降のページは無視されます。
0ページの帳票は登録エラーとなり登録できません。セパレータを削除する場合も有効なページが存在しない場合はエラーとなります。
帳票の登録時にList Worksは作業ファイルを一時的に作成しています。サーバ動作環境ファイルの「受信フォルダ格納ディレクトリ」(RCV-FOLDER)で指定したディレクトリ配下には、以下の容量が必要です。
最大同時登録数 × 印刷データの最大サイズ
lvrcvlstコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
lvrcvlstコマンドのオプションに帳票の格納先を直接指定する場合は、-DBPオプションに登録先を指定します。
オプションに振り分け先や帳票情報を定義した情報連携ファイルを指定
情報連携ファイルに帳票の格納先を定義して帳票を振り分ける場合は、lvrcvlstコマンドの
-Fオプションに、帳票の格納先(LV-DB-PATH)を指定した情報連携ファイルを指定する必要があります。
情報連携ファイルは、帳票名、作成者名、登録期間などの印刷データに付加する帳票情報や、登録先を決定するために必要な情報(振り分け情報)を、登録時に指定するためのファイルです。List Worksは、情報連携ファイルに設定した情報を利用して印刷データの登録を行います。
注意
オペランドの設定において、使用できない文字がありますので注意してください。
使用できない文字については、“H.2 使用できない文字”を参照してください。 |
参考
同一のオペランドが重複して設定されている場合、登録エラーとなります。
1行に複数のオペランドを記述することはできません。
オペランド名を誤って指定した場合、設定は無効となります。登録エラーとならず、かつオペランド名が誤っている旨のログ情報は出力されません。
ただし、以下のオペランド名の設定を誤った場合、登録エラーとなり、実行履歴にエラー情報が出力されます。
LV-MAIL-TEMPLATE-nnn
LV-ACCESS-USER-nn
LV-ACCESS-GROUP-nn
帳票の格納先として物理パスを指定することができます。この場合、保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を定義してください。対応定義がされていない状態で、物理パスを指定して帳票の登録を行った場合は、登録エラーとなります。
パスの対応定義については、“保守手引書”を参照してください。 |
情報連携ファイルには、以下の内容を設定します。
【部門の振り分けキーワード:旧バージョン互換用】
配信連携定義による登録を行うときに使用します。通常は、指定する必要はありません。
配信連携定義による登録については、“E.1 配信連携定義による登録”を参照してください。 |
【管理簿の振り分けキーワード:旧バージョン互換用】
配信連携定義による登録を行うときに使用します。通常は、指定する必要はありません。
配信連携定義による登録については、“E.1 配信連携定義による登録”を参照してください。 |
【登録先保管フォルダのパス名】
格納先の保管フォルダを直接指定する場合、保管フォルダのパス名を185バイト以内で指定します。保管フォルダのパス名の指定には、以下の2とおりの方法があります。
リストナビのフォルダ一覧に表示される[保管フォルダ]配下の保管フォルダ名を指定
DB-PATH=/営業部/売上表
リストナビの保管フォルダのプロパティに表示されるフォルダの場所を指定
DB-PATH=/home/eigyou/売上表
省略した場合、受信フォルダの振り分け先となります。
【登録先日本語保管フォルダ名:旧バージョン互換用】
格納先の保管フォルダを直接指定する場合、日本語保管フォルダ名を40バイト以内の文字で指定します。
省略した場合、受信フォルダの振り分け先となります。
【帳票名】
帳票名を40バイト以内の文字で指定します。なお、40バイトを超えて指定しても、超えた分については意味をもちません。省略した場合、印刷データのファイル名が設定されます。
【コメント】
帳票のコメントを40バイト以内の文字で指定します。なお、40バイトを超えて指定しても、超えた分については意味をもちません。省略した場合、値は設定されません。
【帳票の作成者名】
帳票の作成者名を16バイト以内の文字で指定します。なお、16バイトを超えて指定しても、超えた分については無視されます。省略した場合、値は設定されません。
【帳票の有効期限】
帳票の登録有効期限を1~9999(日)の数字で指定します。値を省略した場合、保管フォルダのプロパティに設定されている値が有効になります。
【作成日付の形式】
「LV-DATE」で指定する作成日付の形式を0~8の数字で指定します。和暦の年号は平成です。
0:YYMMDD(西暦) 1:YYMMDD(和暦) 2:YY年DDD日(西暦) 3:YY年DDD日(和暦) 4:YYYY年MM月DD日(西暦) 5:YY年MM月DD日(西暦) 6:YY年MM月DD日(和暦) 7:YY/MM/DD(西暦) 8:YY/MM/DD(和暦)
記号の説明
YY :年(下2けた) YYYY:年(4けた) MM :月 DD :日 DDD :1月1日からの通算日数
本オペランドを省略した場合、以下のようになります。
「LV-DATE」が設定されている場合
本オペランドに0が設定されたと見なし、登録処理が行われます。
「LV-DATE」の設定が省略されている場合
作成日付は、印刷データが作成された日付となります。
【印刷データの作成日付】
印刷データの作成日付を、「LV-DATE-TYPE」で指定した形式に従って指定します。指定できる範囲は、西暦2038年1月19日(和暦 平成50年1月19日)までです。和暦の年号は平成です。
なお、「LV-DATE-TYPE」に0,2,5および7を指定し、「LV-DATE」の先頭2桁に70~99を指定した場合は、1900年代と見なします。
例) 西暦2006年5月6日を指定する場合
LV-DATE-TYPE | LV-DATE(「‿」は半角空白、「*」は区切り記号) |
---|---|
0 | 060506、または‿6‿5‿6 |
1 | 180506、または18‿5‿6 |
2 | 06**126**、または‿6**126** |
3 | 18**126** |
4 | 2006**05**06**、または2006**‿5**‿6** |
5 | 06**05**06**、または‿6**‿5**‿6** |
6 | 18**05**06**、または18**‿5**‿6** |
7 | 06*05*06、または‿6*‿5*‿6 |
8 | 18*05*06、または18*‿5*‿6 |
LV-DATE-TYPE | LV-DATE(「*」は区切り記号) |
---|---|
0 | 060506 |
1 | 180506 |
2 | 06**126** |
3 | 18**126** |
4 | 2006**05**06** |
5 | 06**05**06** |
6 | 18**05**06** |
7 | 06*05*06 |
8 | 18*05*06 |
本オペランドを省略した場合、印刷データが作成された日付となります。
「LV-DATE-TYPE」を省略して本オペランドを指定した場合、「LV-DATE-TYPE」に0が設定されたと見なし、登録処理が行われます。
【作成時間の形式】
「LV-TIME」で指定する作成時間の形式を0~2の数字で指定します。
0:HHMM 1:HH時MM分 2:HH:MM
本オペランドを省略した場合、以下のようになります。
「LV-TIME」が設定されている場合
本オペランドに0が設定されたと見なし、登録処理が行われます。
「LV-TIME」の設定が省略されている場合
「LV-DATE」が指定された場合、作成時刻は0時0分となります。
「LV-DATE」が指定されない場合、作成時刻は印刷データが作成された時刻となります。
【印刷データの作成時間】
印刷データの作成時間を、「LV-TIME-TYPE」で指定した形式に従って指定します。省略した場合は、印刷データのファイルが作成された時間になります。
例) 12時59分を指定する場合
LV-TIME-TYPE | LV-TIME(「*」は区切り記号) |
---|---|
0 | 1259 |
1 | 12**59** |
2 | 12*59 |
本オペランドを省略した場合、「LV-DATE」の指定によって変わります。
「LV-DATE」が指定された場合は0時0分となり、指定されない場合は印刷データが作成された時刻となります。
「LV-TIME-TYPE」を省略して本オペランドを指定した場合、「LV-TIME-TYPE」に0が設定されたと見なし、登録処理が行われます。
【削除種別】
登録有効期間を過ぎた印刷データを自動削除するかどうかを指定します。値を省略した場合、保管フォルダのプロパティに設定されている値が有効になります。
0:自動削除しない 1:自動削除する
【作成OS】
印刷データが作成されたOSを指定します。 (注)
0:MSP 1:XSP
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【文字間隔】
1バイト系文字(半角文字)の文字間隔を指定します。 (注)
0:10CPI 1:12CPI 2:15CPI
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【コード系】
1バイト系文字(半角文字)のコード系を指定します。 (注)
0:EBCDICカナ 1:EBCDIC英小文字 2:EBCDIC ASCII
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【FCB名】
印刷装置の初期値です。FCB名を1~4文字の英数字で指定します。なお、印刷データに設定されている場合は意味をもちません。 (注)
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【オーバレイ名】
印刷装置の初期値です。オーバレイ名を、1~4文字の英数字で指定します。なお、印刷データに設定されている場合は意味をもちません。 (注)
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【連続紙の横幅】
印刷装置の初期値です。連続紙の横幅を指定します。6.5 ~20.0インチの範囲で、これに100倍した整数値を指定します。なお、印刷データの用紙サイズがカット紙の場合は意味をもちません。 (注)
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【印刷禁止域】
印刷装置の初期値です。印刷禁止域を制御するかどうか指定します。
0:印刷禁止域を制御しない 1:印刷禁止域を制御する
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。 (注)
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【用紙サイズ】
カット印刷装置の初期値です。用紙サイズを指定します。 (注)
0:LP 1:A3 2:A4 3:A5 4:B4 5:B5 6:LTR
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【印刷モード】
カット印刷装置の初期値です。印刷モードを指定します。 (注)
0:ランドスケープモード 1:ポートレートモード
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【とじしろ幅】
カット印刷装置の初期値です。とじしろ幅を指定します。とじしろ幅は0~2.54インチの範囲で、これに100倍した整数値を指定します。 (注)
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【とじしろ方向】
カット印刷装置の初期値です。とじしろ方向を指定します。 (注)
0:上とじ 2:左とじ
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【印刷開始原点】
カット印刷装置の初期値です。用紙の原点位置をX,Yの形式で、原点のx方向をX、y方向をYに、とじしろ幅を含まない値で指定します。それぞれ0.2 ~20.0インチの範囲で、これに100倍した整数値を指定します。 (注)
なお、印刷データに設定されている場合は、意味をもちません。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【先頭非表示ページ数】
セパレータがある帳票を表示する際、先頭ページから何ページを非表示とするかを、0~255の範囲の数字で指定します。値を省略した場合、保管フォルダのプロパティに設定されている値が有効になります。
【末尾非表示ページ数】
セパレータがある帳票を表示する際、最終ページから何ページを非表示とするかを、0~255の範囲の数字で指定します。値を省略した場合、保管フォルダのプロパティに設定されている値が有効になります。
【抜き出し検索ファイルの作成】
登録時に抜き出し検索ファイルを作成するかどうかを指定します。値を省略した場合、保管フォルダのプロパティに設定されている値が有効になります。
0:抜き出し検索ファイルを作成しない 1:抜き出し検索ファイルを作成する
【登録後印刷プリンタ名】
登録後に印刷するプリンタ名を指定します。 (注)
本オペランドを設定する場合は、「LV-DB-PATH」、「LV-DB-NAME」、または受信フォルダから保管フォルダへの振り分け条件のいずれかが設定されている必要があります。
注:サーバ動作環境ファイルに設定した値が省略値になります。サーバ動作環境ファイルに値を設定していない場合は、List Worksが用意した省略値を使用します。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
【ユーザ名1:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、帳票管理処理および帳票表示処理の権利を与えるユーザ名を8バイト以内で指定します。複数のユーザ名の指定はできません。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
ユーザに対するアクセス権は設定されません。
【グループアクセス権1:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、LV-GROUP1で指定したグループに対して、帳票表示処理の権利を与えるかどうかを指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がなく、かつLV-GROUP1が設定されている(省略値含む)場合に有効となります。
0:権利なし 1:権利あり
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
1が設定されます。
【グループアクセス権2:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、LV-GROUP1で指定したグループに対して、帳票管理処理の権利を与えるかどうかを指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がなく、かつLV-GROUP1が設定されている(省略値含む)場合に有効となります。
0:権利なし 1:権利あり
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
1が設定されます。
【グループ名1:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、帳票管理処理および帳票表示処理の権利を与えるグループ名を8バイト以内で指定します。複数のグループ名の指定はできません。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
グループに対するアクセス権は設定されません。
【OTHERアクセス権1:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、LV-USER1で設定したユーザ以外の人、LV-GROUP1で設定したグループ以外の人に帳票表示処理の権利を与えるかどうかを指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。
0:権利なし 1:権利あり
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
0が設定されます。
注意
LV-GACC1に0を設定した場合、本オペランドに1を設定しても、0が設定されたものとみなします。
【OTHERアクセス権2:旧バージョン互換用】
オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、LV-USER1で設定したユーザ以外の人、LV-GROUP1で設定したグループ以外の人に帳票管理処理の権利を与えるかどうかを指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。
0:権利なし 1:権利あり
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
0が設定されます。
注意
LV-GACC2に0を設定した場合、本オペランドに1を設定しても、0が設定されたものとみなします。
【ユーザアクセス権情報:旧バージョン互換用】
ユーザ作成ライブラリによる認証を利用する場合、アクセス権情報を設定するユーザ名、およびユーザに与えるアクセス権を指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。
ユーザに与えるアクセス権は、次のいずれかの値を指定します。
0:アクセスを許可しない 1:帳票を表示する権利を与える 2:帳票を管理する権利を与える
ユーザ名とアクセス権は、「:」でつないで指定します。複数のユーザ名とアクセス権を指定する場合は、「,」で区切って指定します。
例) LV-DUACC=user1:1,user2:2
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
ユーザに対するアクセス権は設定されません。
【グループアクセス権情報:旧バージョン互換用】
ユーザ作成ライブラリによる認証を利用する場合、アクセス権情報を設定するグループ名、およびグループに与えるアクセス権を指定します。
本オペランドは、LV-ACCESS-USER-nn、LV-ACCESS-GROUP-nnの指定がない場合に有効となります。
グループに与えるアクセス権は、次のいずれかの値を指定します。
0:アクセスを許可しない 1:帳票を表示する権利を与える 2:帳票を管理する権利を与える
グループ名とアクセス権は、「:」でつないで指定します。複数のユーザ名とアクセス権を指定する場合は、「,」で区切って指定します。
例) LV-DGACC=group1:1,group2:2
省略した場合、以下のいずれかの値が設定されます。
配信連携定義ファイルが登録されている場合
配信連携定義ファイルに設定した値が有効となります。
配信連携定義ファイルが登録されていない場合
Everyoneに対してフルコントロールを設定します。
【メール配信指定】
印刷データを受信と同時にメール送信する場合、メール配信の種別を指定します。省略した場合の値は0です。
0:メール配信しない 3:帳票をPDF形式に変換し、送信する
例) LV-TOL-FLG=3
【配信先アドレス (TO) 】
「LV-TOL-FLG」で3を指定した場合、送信先メールアドレスを、「LV-MAIL-TO=」を含め256バイト以内で指定します。
メールを暗号化する場合は、メールアドレスに続けてニックネーム(注) を記述します。
なお、メールアドレスに指定できる文字は、半角英数字、「.」、「-」、「_」です。
例) (斜体字部分はメールアドレスが入ります)
LV-MAIL-TO=m-address<nickname>
また、複数の送信先を指定する場合は、以下のように「,」で区切って記述します。
LV-MAIL-TO=m-address,m-address2
注意
ニックネームを指定する場合、メールアドレスは複数指定できません。
ニックネームを指定した場合、「LV-MAIL-CC」および「LV-MAIL-BCC」を同時に指定することはできません。
注:List Creatorの証明書管理環境に登録されている、証明書のニックネームを指定する必要があります。
詳細は“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
【送信先アドレス (CC) 】
「LV-TOL-FLG」で3を指定した場合、送信先メールアドレス(CC)を「LV-MAIL-CC=」を含め256バイト以内で指定します。省略可能です。なお、メールアドレスに指定できる文字は、半角英数字、「.」、「-」、「_」です。
例) (斜体字部分はメールアドレスが入ります)
LV-MAIL-CC=m-address
また、複数の送信先を指定する場合は、以下のように「,」で区切って記述します。
LV-MAIL-CC=m-address,m-address2
注意
ニックネームを記述したメールアドレスを指定した場合、ニックネームは無視され、メールは暗号化されません。
【送信先アドレス (BCC) 】
「LV-TOL-FLG」で3を指定した場合、送信先メールアドレス(BCC)を「LV-MAIL-BCC=」を含め256バイト以内で指定します。省略可能です。なお、メールアドレスに指定できる文字は、半角英数字、「.」、「-」、「_」です。
例) (斜体字部分はメールアドレスが入ります)
LV-MAIL-BCC=m-address
また、複数の送信先を指定する場合は、以下のように「,」で区切って記述します。
LV-MAIL-BCC=m-address,m-address2
注意
ニックネームを記述したメールアドレスを指定した場合、ニックネームは無視され、メールは暗号化されません。
【メッセージ】
「LV-TOL-FLG」で3を指定した場合、テンプレートファイル(メール配信時のメールヘッダ、およびメール本文)への入力値を、以下の書式で設定します。省略可能です。
LV-MAIL-TEMPLATE-nnn=「変数名」:「変数への入力値」
(nnnは001~999までの一意の数字)
例) List Creator Enterprise Editionのテンプレートファイルに「subject」,「toname」,「message」という変数を定義した場合は、以下のように設定します。 LV-MAIL-TEMPLATE-001=subject:タイトル LV-MAIL-TEMPLATE-002=toname:帳票太郎 LV-MAIL-TEMPLATE-003=message:該当する帳票を LV-MAIL-TEMPLATE-004=message:PDF形式で送付します。
参考
上記例の変数messageのように、同一の「変数名」に対し続けて文字列を設定した場合、その前に設定した文字列との間に改行を入れることができます。
注意
メールのタイトルおよび本文に半角カタカナを使用しないでください。半角カタカナは、文字化けします。
1つのオペランドで指定できるテンプレートファイルへの入力値は、「LV- MAIL -TEMPLATE-nnn=」を含めて256バイトまでです。半角英数字と半角記号は256文字、半角カタカナ、全角文字は128文字まで指定できます。
List Creator Enterprise Editionのテンプレートファイルに設定する変数名には、英小文字および数字のみが利用可能です。
【PDF保管指定】
帳票をPDF形式に変換する場合、PDFファイルを保管するかどうかを指定します。
省略した場合の値は0です。
0:保管しない 1:保管する 2:PDF帳票として保管する
「LV-TOL-FLG」で3以外を指定して、「LV-PDF-KEEP」で0を指定した場合は、帳票のPDF変換は行われません。
「LV-PDF-KEEP」で1を指定した場合、「LV-PDF-KEEP-PATH」でPDFファイルの保管先を指定する必要があります。
「LV-PDF-KEEP」で2を指定した場合、PDFファイルの保管先は、「LV-DB-PATH」で指定している保管フォルダのパス名となります。
【PDF保管先フォルダ指定】
「LV-PDF-KEEP」に1を指定した場合の必須項目です。PDFファイル保管先のフォルダを185バイト以内のフルパスで指定します。
例) LV-PDF-KEEP-PATH=/tmp/pdf
保管先に指定したフォルダに、同名のPDFファイルが存在する場合は上書きされます。
注意
PDFファイルの保存先には、保管フォルダを指定しないでください。
【「文書を開く」パスワード】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルを開くときのパスワードを32バイト(32文字)以内の半角英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定します。その他の文字を指定した場合エラーとなります。32バイトを超えた場合はエラーとなります。
省略した場合、パスワードは設定されません。
例) LV-PDF-OPEN-PWD=OP#03!X2
【「セキュリティオプションの変更」パスワード】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワードを32バイト(32文字)以内の半角英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定します。その他の文字を指定した場合エラーとなります。32バイトを超えた場合はエラーとなります。
省略した場合、パスワードは設定されません。
「文書を開く」パスワードと同じパスワードを指定した場合、この「セキュリティオプションの変更」パスワードは 無効となります。 指定しない場合はパスワードなしでセキュリティオプションの変更ができます。
例) LV-PDF-SECU-PWD=CHG%
【印刷許可指定】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルの印刷を許可するか指定します。
省略した場合の値は0です。
0:印刷を許可する 1:印刷を許可しない
【文書変更許可指定】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルの文書の変更を許可するか指定します。
省略した場合の値は0です。
0:変更を許可する 1:変更を許可しない
注意
許可する(=0)を指定して変換したPDFファイルをAdobe Readerで表示し、セキュリティ情報を参照した場合、「許可しない」と出力されることがあります。
【テキスト/グラフィックス選択許可指定】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するか指定します。
省略した場合の値は0です。
0:選択を許可する 1:選択を許可しない
【注釈/フォームフィールド追加変更許可指定】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加、変更を許可するか指定します。省略した場合の値は0です。
0:追加・変更を許可する 1:追加・変更を許可しない
注意
許可する(=0)を指定して変換したPDFファイルをAdobe Readerで表示し、セキュリティ情報を参照した場合、「許可しない」と出力されることがあります。
【エンベッド指定】
「LV-TOL-FLG」に3を指定した場合、または「LV-PDF-KEEP」に1または2を指定した場合、PDFファイルに利用者定義文字やJEF拡張文字を埋め込むかどうかを指定します。省略した場合の値は0です。
0:埋め込まない 1:埋め込む
注意
埋め込む(=1)を指定する場合(外字のエンベッドを行う場合)は、事前に以下の操作が必要です。
Charset ManagerにおけるList Creator連携時の設定
List Creatorにおける利用者定義文字の登録
なお、詳細は“Charset Managerのマニュアル”および“List Creatorのマニュアル”を参照してください。
外字(利用者定義文字、JEF拡張文字)を含む帳票を変換する場合、埋め込まない(=0)を指定すると、PDFファイルが正しく表示されない場合があります。正しく表示されない場合は、埋め込む(=1)を指定してください。
【ユーザに対する帳票のアクセス権】
ユーザに対する帳票のアクセス権を、カンマ区切りで、以下の順に設定します。
ユーザIDを26バイト以内で先頭に記述する。
FULL(すべてのアクセス権を設定)、またはNONE(すべてのアクセス権を解除)のいずれかを記述する。
2.がFULLの場合、許可しないアクセス権を記述する。NONEの場合、許可するアクセス権を記述する。
つまり、アクセス権を設定する場合、以下のいずれかの方法で指定します。
FULLを設定し、アクセス権を与えないものを指定する
NONEを設定し、アクセス権を与えるものを指定する
設定方法は以下のとおりです。
LV-ACCESS-USER-nn=「ユーザID」,「FULLまたはNONE」,「帳票アクセス権」...
(nnは00~99までの一意の数字)
帳票のアクセス権を設定するオペランドの値は、以下のとおりです。
MOVE:帳票の移動 COPY:帳票の複写 DELT:帳票の削除 VIEW:帳票の表示 LSTV:帳票一覧への表示 MODY:帳票情報の変更 ITEM:帳票への記入 LPRT:帳票のローカル印刷 RPRT:帳票のリモート印刷 (注1) FLNG:ファイリング MAIL:メール送信 (注2) PDFV:PDF表示/保存 PDFC:PDF変換 (注2) CONV:データ変換 ASAV:帳票の上書き保存 NSAV:名前をつけて保存 FLDS:帳票項目の保存 INDX:抜き出し検索範囲の設定 OVLP:オーバレイ位置の変更 CLPB:クリップボードへのコピー FULL:すべてのアクセス権を設定 NONE:すべてのアクセス権を解除
注1:
Solaris版の場合、Solaris 11上ではリモート印刷できません。このため、Solaris 11上では意味をもちません。
注2:
Windows版V7.0L10およびWindows版/Solaris版V8のList Worksクライアントから接続するときの互換用です。V9以降のList Worksクライアントでは意味をもちません。
例) USER1に対し、「帳票の移動」、「帳票の複写」、「メール送信」のアクセス権のみを解除にする場合 LV-ACCESS-USER-00=USER1,FULL,MOVE,COPY,MAIL USER2に対し、「帳票の移動」、「帳票の複写」、「メール送信」のアクセス権のみを設定する場合 LV-ACCESS-USER-01=USER2,NONE,MOVE,COPY,MAIL
本オペランドおよびLV-ACCESS-GROUP-nnを省略した場合は、帳票のアクセス権として、Everyoneに対してフルコントロールが設定されます。
オペランド設定に誤りがあった場合、アクセス権は設定されません。同じユーザIDが複数指定されている場合、最後に指定されたユーザIDの設定が有効になります。
参考
基本的に保管フォルダに対してアクセス権を設定してください。特定の帳票に保管フォルダと異なるアクセス権を設定する場合のみ、帳票にアクセス権を設定してください。
【グループに対する帳票のアクセス権】
グループに対する帳票のアクセス権を、カンマ区切りで、以下の順に設定します。
グループIDを26バイト以内で先頭に記述する。
FULL(すべてのアクセス権を設定)、またはNONE(すべてのアクセス権を解除)のいずれかを記述する。
2.がFULLの場合、許可しないアクセス権を記述する。NONEの場合、許可するアクセス権を記述する。
つまり、アクセス権を設定する場合、以下のいずれかの方法で指定します。
FULLを設定し、アクセス権を与えないものを指定する
NONEを設定し、アクセス権を与えるものを指定する
設定方法は以下のとおりです。
LV-ACCESS-GROUP-nn=「グループID」,「FULLまたはNONE」,「帳票アクセス権」...
(nnは00~99までの一意の数字)
帳票のアクセス権を設定するオペランドの値は、以下のとおりです。
MOVE:帳票の移動 COPY:帳票の複写 DELT:帳票の削除 VIEW:帳票の表示 LSTV:帳票一覧への表示 MODY:帳票情報の変更 ITEM:帳票への記入 LPRT:帳票のローカル印刷 RPRT:帳票のリモート印刷 (注1) FLNG:ファイリング MAIL:メール送信 (注2) PDFV:PDF表示/保存 PDFC:PDF変換 (注2) CONV:データ変換 ASAV:帳票の上書き保存 NSAV:名前をつけて保存 FLDS:帳票項目の保存 INDX:抜き出し検索範囲の設定 OVLP:オーバレイ位置の変更 CLPB:クリップボードへのコピー FULL:すべてのアクセス権を設定 NONE:すべてのアクセス権を解除
注1:
Solaris版の場合、Solaris 11上ではリモート印刷できません。このため、Solaris 11上では意味をもちません。
注2:
Windows版V7.0L10およびWindows版/Solaris版V8のList Worksクライアントから接続するときの互換用です。V9以降のList Worksクライアントでは意味をもちません。
例) GROUP1に対し、「帳票の表示」、「PDF表示/保存」、「PDF変換」、「メール送信」のアクセス権のみを解除にする場合 LV-ACCESS-GROUP-00=GROUP1,FULL,VIEW,PDFV,PDFC,MAIL GROUP2に対し、「帳票の表示」、「PDF表示/保存」、「PDF変換」、「メール送信」のアクセス権のみを設定する場合 LV-ACCESS-GROUP-01=GROUP2,NONE,VIEW,PDFV,PDFC,MAIL
本オペランドおよびLV-ACCESS-USER-nnを省略した場合は、帳票のアクセス権として、Everyoneに対してフルコントロールが設定されます。
オペランド設定に誤りがあった場合、アクセス権は設定されません。
同じグループIDが複数指定されている場合、最後に指定されたグループIDの設定が有効になります。
参考
基本的に保管フォルダに対してアクセス権を設定してください。特定の帳票に保管フォルダと異なるアクセス権を設定する場合のみ、帳票にアクセス権を設定してください。
【ID印刷の指定】
ID印刷を行うかどうかを設定します。省略した場合の値は、0です。1を設定した場合、「LV-IDPR-USERID」、「LV-IDPR-DATE」、「LV-IDPR-ITEM」のいずれかに1を設定する必要があります。上記すべてに0が設定された場合、本オペランドに0が設定されたと見なします。
0:ID印刷を行わない 1:ID印刷を行う
【ユーザIDの印刷指定】
ユーザIDを印刷するかどうかを設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0、1以外であった場合は、1が設定されたと見なします。
0:ユーザIDを印刷しない 1:ユーザIDを印刷する
【印刷日時の印刷指定】
印刷日時を印刷するかどうかを設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または「LV-IDPR-FLG」に1を設定し、かつ本オペランドの設定値が0、1以外であった場合は、1が設定されたと見なします。
0:印刷日時を印刷しない 1:印刷日時を印刷する
【記入情報の有無の印刷指定】
記入情報の有無を印刷するかどうかを設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0、1以外であった場合は、0が設定されたと見なします。
0:記入情報の有無を印刷しない 1:記入情報の有無を印刷する
【背景の透過/非透過】
ID印刷の印刷項目が印刷されるときの、背景の描画方法を設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0,1以外であった場合は、1が設定されたと見なします。
0:背景を白で塗りつぶす(透過しない) 1:背景をそのまま残す(透過する)
ID印刷の印刷項目の文字列と印刷データやオーバレイなどと重なった場合、ID印刷の印刷項目を明確に印刷したい場合は、0を指定します。重なった印刷データやオーバレイなどを印刷したい場合は、1を指定します。
本オペランドの設定値に0が指定された場合、「LV-IDPR-FONT-COLOR」の指定は無効となり、黒色で印刷されます。
参考
「0」を設定した場合、印刷データ、オーバレイ、記入情報などが透過され、ID印刷の情報が透けて印刷されます。「1」を設定した場合、ID印刷の情報と重なった印刷データ、オーバレイ、記入情報などは印刷されず、ID印刷の情報が優先で印刷されます。
【印刷位置の指定】
ユーザIDなどの印刷位置を設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0~6以外であった場合は、1が設定されたと見なします。
0:印刷する座標位置を指定 1:左上 2:左下 3:右上 4:右下 5:上中央 6:下中央
0を設定した場合、「LV-IDPR-POINT」の設定が必要です。
【印刷位置の座標(左上)の指定】
「LV-IDPR-PLACE」で0を指定した場合、かつ「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。印刷するX座標、およびY座標を半角のカンマ区切りで設定します。単位は1440dpiにおけるドットです。X座標、Y座標ともに0以上65535以下の値を設定します。
本オペランドを省略した、本オペランドの設定値に0~65535以外を設定した、またはカンマ区切りで指定しなかった場合は、「LV-IDPR-PLACE」に1が設定されたと見なします。
なお、印刷開始原点は(0,0)と見なし、プリンタの印刷禁止域を除いた位置から印刷します。
例) X座標に1mm、Y座標に1mmの位置に印刷する場合 IDPR-POINT=57,57
【フォント名の指定】
フォント名(書体名)を設定します。日本語フォント名のみ、設定可能です。フォント名を32バイト以内で設定してください。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。
本オペランドを省略した場合、本オペランドの設定が日本語フォント以外であった場合、32バイトを超えていた場合、またはList Worksクライアント/Webクライアントに存在しないフォントを指定した場合は、「MSゴシック(注)」が設定されたと見なします。
注:MSは全角文字です。
参考
オペレーティングシステムが使用する正確なフォント名(全角/半角も含め)を指定する必要があります。オペレーティングシステムのフォントを確認し、正確なフォント名を設定してください。
【斜体の指定】
印刷文字を斜体にするかどうかを設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0、1以外であった場合は、0が設定されたと見なします。
0:斜体で印刷しない 1:斜体で印刷する
【太字の指定】
印刷文字を太字にするかどうかを設定します。「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が0、1以外であった場合は、0が設定されたと見なします。
0:太字で印刷しない 1:太字で印刷する
【フォントサイズの指定】
フォントサイズをポイントで設定します。1以上72以下の整数値で設定します。
「LV-IDPR-FLG」に1を指定した場合、有効となります。本オペランドを省略した場合、または本オペランドの設定値が1以上72以下の整数値以外であった場合は、10が設定されたと見なします。
【フォントの色の指定】
フォントの色をWindowsシステムにおけるRGB値(0~255)で設定します。R,G,Bそれぞれを半角のカンマ区切りで設定します。本オペランドはリモート印刷/ローカル印刷においてカラー印刷を行う場合、「LV-IDPR-FLG」に1を指定したとき、および「LV-IDPR-BKMODE」に1を指定したときに有効になります。
本オペランドを省略した場合、正しいRGB値で設定されなかった場合、または
「LV-IDPR-BKMODE」に0を指定した場合は、0,0,0が設定されたと見なし、黒色で印刷されます。
例) フォントの色を黒とする場合 LV-IDPR-FONT-COLOR=0,0,0 フォントの色を白とする場合 LV-IDPR-FONT-COLOR=255,255,255
参考
本オペランドについては、WindowsシステムのRGB値を設定します。
Solarisサーバにおける設定でも、WindowsシステムのRGB値を設定するようにしてください。