NetCOBOL/MeFt帳票の場合、以下のファイルの準備が必要です。
NetCOBOLと直接連携する場合 :印刷情報ファイル
MeFt経由によるNetCOBOL との連携を行う場合 :プリンタ情報ファイル
(1) 印刷情報ファイルの設定(NetCOBOLと直接連携する場合)
NetCOBOLと直接連携する場合は、印刷情報ファイルに必要な情報を設定します。
印刷情報ファイルは、FORMAT句なし印刷ファイルを利用して帳票を出力する場合に、出力する帳票の状態制御情報を設定するText形式のファイルです。
この印刷情報ファイルに、COBOLアプリケーションで出力する帳票をList Worksで運用するための設定をします。Windows版の場合は、[PrintInformation]セクションに記述します。
印刷情報ファイルの詳細は、“NetCOBOLのマニュアル”を参照してください。 |
印刷情報ファイルに定義するキーを以下に示します。
アプリケーションサーバがSolarisの場合は、印刷情報ファイルのキー指定は、半角小文字となります。
【帳票の出力方式】
FORMAT句なし印刷ファイルを使用して出力する帳票の出力方式を指定します。
List Worksと連携して電子帳票出力をする場合は、「LW」を指定します。
このキーは、必須項目です。省略した場合、「PR」(通常のプリンタ出力(紙印刷))を指定したものとみなされるので、電子帳票出力されません。
例) [アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合] STREAM=LW [アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合] stream LW
【電子帳票情報ファイルの物理パス】
電子帳票情報ファイルの物理パス名を指定します。このキーは、必須項目です。
例) [アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合] STREAMENV=C:\NetCOBOL\SALES\LW.TXT [アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合] streamenv /home/ncobol/sales/lw.txt
【プリンタ名】
プログラムで使用する電子保存装置名を指定します。このキーは、必須項目です。
例) [アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合] PRTOUT=PRTNAME:FUJITSU ListWORKS Storage [アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合] prtout lwprt
【文書名表示】
Windowsシステムが提供するプリントマネージャに文書名を表示したい場合に指定します。指定可能な文書名は、128バイト以内の英字、数字、カナ、または日本語の組合せでなければなりません。
なお、環境変数情報「@CBR_DocumentName_xxxx」の指定が有効な場合、この指定は無視されます。
例) [アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合] DocumentName=売上げ情報一覧表 [アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合] documentname 売上げ情報一覧表
印刷情報ファイルの記述例を以下に示します。
アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合
[PrintInformation] STREAM=LW STREAMENV=C:\NetCOBOL\SALES\LW.TXT PRTOUT=PRTNAME:FUJITSU ListWORKS Storage DocumentName=売上げ情報一覧表 ・ ・ ・
アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合
# # Print Information File # stream LW streamenv /home/ncobol/sales/lw.txt prtout lwprt documentname 売上げ情報一覧表 ・ ・ ・
(2) プリンタ情報ファイルの設定(MeFt経由によるNetCOBOL との連携を行う場合)
MeFt経由によるNetCOBOL との連携を行う場合は、プリンタ情報ファイルに必要な情報を設定します。
プリンタ情報ファイルは、List Worksの固有情報を定義するためのText形式のファイルです。
MeFtで設定したプリンタ情報ファイルに、COBOLアプリケーション(MeFt経由)で出力する帳票をList Worksで運用するための設定をします。
プリンタ情報ファイルの詳細は、“MeFtのマニュアル”を参照してください。 |
プリンタ情報ファイルに定義するキーの説明を以下の表に示します。
【電子保存装置名の指定(アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合)】
アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合に、電子保存装置名を半角のダブルクォーテーションで囲んで指定します。このキーは、必須項目です。
例) PRTDRV "FUJITSU ListWORKS Storage"
【電子保存装置名の指定(アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合)】
アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合に、電子保存装置名を半角のダブルクォーテーションで囲んで指定します。このキーは、必須項目です。
例) PRTNAME "lwprt"
【プリンタ機種の指定】
アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合に、出力するプリンタ機種を指定します。List Worksで運用する場合は、「STREAM」を指定します。このキーは、必須項目です。
例) PRTDEV STREAM
【帳票の出力方式】
帳票を電子化するかどうかを、切り分けるためのキーワードです。「LW」を指定します。このキーは、必須項目です。
例) STREAM LW
【電子帳票情報ファイルの物理パス】
電子帳票情報ファイルの物理パス名を、半角のダブルクォーテーションで囲んで指定します。このキーは、必須項目です。
例) [アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合] STREAMENV "d:\List\sales\lw.txt" [アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合] STREAMENV "/home/ncobol/sales/lw.txt"
【印刷形式】
登録された印刷データを、印刷属性を優先させて印刷する場合に指定します。設定できる値は、以下のとおりです。
PO:縦(ポートレート) LA:横(ランドスケープ)
例) PRTFORM PO
【用紙種別】
登録された印刷データを、印刷属性を優先させて印刷する場合に指定します。設定できる値は、以下のとおりです。
F:連帳 C:単票
例) FORMKIND C
【用紙サイズ】
登録された印刷データを、印刷属性を優先させて印刷する場合に指定します。設定できる値は、以下のとおりです。
A3:A3用紙 A4:A4用紙 A5:A5用紙 A6:A6用紙 B4:B4用紙 B5:B5用紙 LT:レター LG:リーガル
例) FORMSIZE A4
注意
印刷データに設定されている印刷属性を優先するには、プリンタ情報ファイルに「PRTFORM」、「FORMKIND」および「FORMSIZE」を定義する必要があります。
プリンタ情報ファイルの記述例を以下に示します。
アプリケーションサーバがWindowsサーバの場合
* * Printer Information File * PRTDIALG Y Print Dialog : YES PRTID "売上げ情報一覧表" PRTDRV "FUJITSU ListWORKS Storage" STREAM LW STREAMENV "d:\List\sales\lw.txt" OVLPDIR d:\List\sales ・ ・
アプリケーションサーバがSolarisサーバの場合
* * Printer Information File * PRTDIALG Y Print Dialog : YES PRTID "売上げ情報一覧表" PRTDEV STREAM PRTNAME "lwprt" STREAM LW STREAMENV "/home/ncobol/sales/lw.txt" OVLPDIR /home/ncobol/sales ・ ・