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Interstage List Works V10.3.3 運用手引書
FUJITSU Software

5.2.1 オーバレイの準備

オーバレイの準備は、帳票を出力するアプリケーションによって異なります。

NetCOBOL/MeFtで出力する場合

オーバレイは、FORMで作成して、アプリケーション実行時に印刷データと一緒に自動転送されます。この場合、FORMオーバレイオプションが必要となります。富士通ホストのADJUSTで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用する場合は、FORMのFORMツールで開き、上書き保存してから使用してください。

FORMのFORMツールでオーバレイを作成する場合、使用するコード変換を指定します。List Worksに登録する場合は、Charset Managerの標準コード変換(ICONV)を使用してください。

FORMの詳細については、“FORMのマニュアル”を参照してください。

オーバレイの作成とオーバレイのリスト管理サーバへの登録について、概要を以下に示します。

オーバレイは、KOL5、KOL6形式で作成します。作成したオーバレイには、拡張子を含み32文字以下(半角英数字、半角記号)のファイル名を指定します。

なお、グループオーバレイ(FORMで作成したオーバレイパターングループ)は扱うことができません。

FORMの使用方法については、“FORMのマニュアル”を参照してください。

List Creatorで出力する帳票の場合

オーバレイは、List Creatorデザイナで作成します。List Creatorから印刷データを出力する際、オーバレイデータも同時に自動転送されます。

注意

  • オープン帳票でベクトルオーバレイ(KOL2/KOL5)を使用している場合、Charset Manager をインストールすると、オーバレイ内の文字が表示されなくなる場合があります。

    この場合、以下のいずれかの方法により対処してください。

    • 使用している旧字体を、Charset Manager を使用して、各クライアントに"外字"として登録してください。

      登録方法の詳細については、“Charset Managerのマニュアル”を参照してください。
    • KOL6 オーバレイを使用してください。

  • ベクトルオーバレイ(KOL6)を作成する際に、オーバレイの文字位置を「両端揃え」とする必要があります。「両端揃え」で作成しないと、オーバレイが正しく表示されません。なお、印刷には影響ありません。

    オーバレイの文字位置については、“FORMのマニュアル”、または“List Creatorのマニュアル”を参照してください。