List Works EEでは、リスト管理サーバの処理を複数のプロセスに割り当てて実行できます。これを「マルチプロセス運用」といいます。リスト管理サーバのプロセスは、20プロセスまで作成できます。
マルチプロセス運用を利用すると、クライアントの同時実行数の増加や帳票の参照などの処理量の増加に、1台のList Worksサーバで対応できます。
新たに作成されたプロセスには、以下の処理を割り当てられます。
List Worksクライアントからの接続
Webクライアントからの接続
データ転送コネクタを使用したオープン帳票の登録
プロセスを複数作成した場合でも、以下の機能は、リスト管理サーバの環境設定(注1)で設定したポート番号をもつプロセスに割り当てられます。
富士通ホスト帳票の登録
List Works仮想プリンタを使用したオープン帳票の登録
コマンド
サーバ機能API
管理者ツール
帳票のファイリング
注1:
Windows版の場合は【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックス、Solaris版の場合はサーバ動作環境ファイルです。
注1:割り当てるプロセスを変更できません。
注2:ポート番号は、9243固定です。
上記の図は、プロセスを4つ作成し、用途ごとに使用するプロセスを分けた例です。
リスト管理サーバのプロセスは、List Worksサービス起動時に起動されます。
プロセスを複数作成すると、各プロセスには、連続したポート番号が割り当てられます。
環境設定により、起動するプロセスの数やポート番号を指定できます。
マルチプロセス運用を行う場合の設計や環境設定など詳細については、“4.2.15 マルチプロセス運用の設計<EEのみ>”を参照してください。 |
注意
フォルダの共有運用とは、同時に運用できません。