List Creator Enterprise Editionと連携して、保管フォルダに登録されているList Works帳票を、フォルダ単位、または帳票単位に、サーバ上で一括してPDF形式に変換することができます。指定した保管フォルダが階層構造の場合は、指定した保管フォルダ直下の帳票だけが変換の対象となります。
List Works帳票のPDF変換は、以下のコマンドを使用します。
Windows版の場合:F5CWAPDC.EXEコマンド
Solaris版の場合:lvcrtpdfコマンド
Windows版では、管理者、Solaris 版では、スーパーユーザだけが実行できます。
コマンド実行時にファイル名の変更を指定しない場合は、変換後のPDFファイル名は「変換対象の帳票のファイル名.pdf」となります。
コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 PDF変換機能の詳細については、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
注意
List Creator Enterprise Editionと連携するため、List WorksサーバにList Creator Enterprise Editionがインストールされている必要があります。
変換可能なページ数は最大8000ページです。8000ページを超える帳票を指定した場合はエラーになります。大量ページのPDF変換は、サーバの負荷が非常に高くなるため、8000ページを上限としています。
List CreatorのPDFフォント登録機能には対応していません。MS明朝、MSゴシック以外のフォントは、すべてMS明朝として変換されます。
オーバレイはベクトルオーバレイ、ドットオーバレイの順に優先されて変換されます。
Windows版の場合、変換後のPDFファイルのセキュリティ、エンベッドは【リスト管理サーバ環境設定】の【PDF】タブで設定した値が有効となります。Solaris版の場合は、サーバ動作環境ファイルで設定した値が有効になります。
変換後のPDFファイルは、変換前の帳票と比べて面塗り属性、線属性、バーコードなどが多少異なる場合があります。
PDF変換時の制限事項や注意事項については、“List Creatorのマニュアル”も合わせて参照してください。 |
一般アプリ帳票のバーコードについては、バーコードリーダによる読み込みを保障していません。
バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行うまえにバーコードを印刷し、読み込めることを確認してから使用してください。
Windows版 List WorksサーバからSolaris版 List Worksサーバに仕分けられた一般アプリ帳票については、図形データ(表、罫線など)およびバーコードは変換されません。
組み込みメディアがクリッピングされている場合、解像度にかかわらず72dpiで変換されます。このため、変換後のPDFファイルでは、組み込みメディアが変換後の帳票と異なる場合があります。
List Creatorデザイナ、またはFORMのPowerFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL6)の場合、矩形オーバレイ文字は表示されません。
帳票に記入情報が設定されている場合は、PDF変換時に記入情報は反映されません。
変換後のPDFファイルは、印刷データ/オーバレイに設定されている色が有効となります。設定されていない場合はモノクロとなります。
Windows版において、エラーが発生した場合は、標準出力にエラー情報が出力されます。エラーの原因が特定できない場合は、操作ログ、およびイベントログを参照してください。
Solaris 版において、エラーが発生した場合は、実行履歴、およびシステムログを参照してください。
操作ログ/実行履歴、イベントログ、システムログの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。 |
ID印刷によって出力される情報は、PDF変換されません。