帳票の表示範囲
クライアントでは、帳票を参照できます。
List Worksでは、オープン帳票は、印刷可能域の範囲を表示しています。
注:
印刷可能域の周囲の内側1ドットを囲った線を指します。
例えば、List Creator帳票の場合は、List Creatorの帳票様式定義画面の帳票のプロパティ画面-「帳票定義体」タブの「印刷範囲」で指定された情報に従います。
注意
カット紙の定型サイズ(A4、B4など)で帳票を設計する場合、印刷範囲を印刷可能域の外側まで広げて帳票を設計すると、外側にある印刷データは切れて表示されない場合があります。
印刷範囲は、印刷可能域におさまるようにしてください。
運用形態
クライアントで帳票を参照するには、以下の形態があります。
List Worksクライアントからの参照
Webクライアントからの参照
List Worksクライアントに帳票を複写して参照
帳票を可搬媒体で配付して、List Worksクライアントから参照
各クライアントに対して、List Worksの運用形態を設定します。
運用形態の設定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
クライアントサーバ運用での帳票の参照について説明します。
リスト管理サーバが管理する帳票を、List Worksクライアントから参照する運用形態です。帳票を参照するときは、リスト管理サーバに接続する必要があります。
帳票をリスト管理サーバに保管し、List Worksクライアントが要求した必要な情報だけを転送します。そのため、ネットワーク上に流れるデータ量を絞ることができ、サーバ - クライアント間がWANの環境でも利用できます。
回線速度によりレスポンスが異なるため、List Worksクライアントの動作環境の設定により、転送方法(データを圧縮して通信するかどうか)を指定できます。
List Worksクライアントの動作環境の設定については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。 |
クライアントサーバ運用では、検索などのさまざまな処理をリスト管理サーバで行うため、以下の利点があります。
ネットワークの負荷が軽減されます。
リスト管理サーバで帳票資源の一元管理ができます。
クライアントのコンピュータの性能に依存することなく、処理を行うことができます。
リスト管理サーバが管理する帳票を、Web連携により、Webクライアントから参照する運用形態です。クライアントサーバ運用で運用しているサーバに接続する形態です。Webクライアント側に、Web連携機能をインストールする必要がないという利点があります。帳票を参照するときは、Web連携機能(Webゲートウェイサーバ)に接続します。
リスト管理サーバとList Worksクライアントの設置位置の関係に制約がないため、各クライアントが離れている場合に有効です。検索などのさまざまな処理をリスト管理サーバで行うため、List Worksクライアントと同等の利点があります。
ただし、Webクライアントからの参照とList Worksクライアントからの参照では、フォルダ・帳票の一覧操作や帳票の管理に機能差があります。
WebクライアントとList Worksクライアントの機能差については、“付録A 帳票保管活用機能における機能比較”を参照してください。 |
イントラネットでの構成を以下に示します。
リスト管理サーバの帳票をList Worksクライアント(マイ コンピュータの保管フォルダ)に複写し、その複写した帳票を参照する運用形態です。
複写後は、回線に負荷を与えず運用できるほか、リスト管理サーバと切断した状態でも帳票を活用することができます。
ただし、List Worksクライアントに複写した帳票については、以下の機能は利用できません。
リモート印刷
FAX送信
抜き出し検索範囲の設定
ID印刷
ログ情報の採取
CD-Rライタ装置を対象としたファイリング
スタンドアロン運用とは、リスト管理サーバに回線が接続されていないList Worksクライアントだけの環境で、帳票を参照する運用形態です。
帳票を可搬媒体で配付して、List Worksクライアントから参照
帳票をファイリングまたは複写した可搬媒体(CD-R、MO、フロッピーディスクなど)を配付することで、回線のつながっていないList Worksクライアントで帳票を参照する運用です。ただし、帳票の配付を受けるList Worksクライアントからは、以下の機能は利用できません。
リモート印刷
FAX送信
抜き出し検索範囲の設定
ID印刷
ログ情報の採取
CD-Rライタ装置を対象としたファイリング
本社で帳票を可搬媒体に複写し、支店でスタンドアロン運用を行う場合の例を以下に示します。