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Cloud Storage Gateway V1.3.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

D.2.4 FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O環境のスナップショット復元

東日本リージョン3または西日本リージョン3の場合

現在の仮想サーバを削除して、スナップショットから新しい仮想サーバを再作成することで復元します。

注意

仮想サーバを削除する前に、仮想サーバのすべてのボリュームについてスナップショットが存在することを確認してください。

  1. 現在の仮想サーバの情報を確認します。
    仮想サーバの再作成のため、以下の情報を記録しておいてください。

    • 仮想サーバタイプ

    • 仮想ネットワーク名、プライベートIPアドレス、グローバルIPアドレス

    • セキュリティグループ

    • キャッシュ領域用ストレージの容量

    • キャッシュ領域用ストレージの接続順番 (複数接続している場合だけ)

  2. 本製品の仮想サーバが動作している場合は停止します。
    管理者アカウント(administrator)を使用して本製品のコンソールにログインし、以下のコマンドを実行してください。

    # csgadm power stop
  3. 本製品の仮想サーバを削除します。
    仮想サーバの[アクション]から[削除]を選択して、仮想サーバを削除してください。

  4. システム領域用ストレージのスナップショットから新しい仮想サーバを作成します。
    [コンピュート]-[仮想サーバ]-[+]-[仮想サーバ作成]を選択して、仮想サーバを作成してください。
    各項目は以下のように設定してください。

    項目

    設定内容

    仮想サーバ名

    (任意)

    仮想サーバタイプ

    スナップショット元の仮想サーバと同じ

    仮想サーバのブートソース

    ストレージスナップショット

    ストレージスナップショット

    システム領域用ストレージのスナップショット

    仮想ネットワーク

    スナップショット元の仮想サーバと同じ

    キーペア

    (指定なし)

    セキュリティグループ

    スナップショット元の仮想サーバと同じ

    プロビジョニングスクリプト

    (指定なし)

    メタデータ

    (指定なし)

  5. 作成した仮想サーバの起動を確認します。
    仮想サーバの[アクション]から[リモートコンソール]を選択してリモートコンソールを開き、以下のメッセージが表示されるのを確認してください。

    Give root password for maintenance
    (or type Control-D to continue):
  6. キャッシュ領域用ストレージのスナップショットから新しいブロックストレージを作成し、作成した仮想サーバに接続します。
    以下の操作を実施してください。
    キャッシュ領域用に複数のブロックストレージを使用していた場合は、接続していた順番に実施してください。

    1. [ストレージ]-[ブロックストレージ]-[+]-[ストレージ作成]でストレージを作成します。
      各項目は、以下のように設定してください。

      項目

      設定内容

      ボリューム名

      (任意)

      容量

      スナップショット元のキャッシュ領域用ストレージと同じ

      ストレージソース

      スナップショット

      スナップショット

      キャッシュ領域用ストレージのスナップショット

    2. 作成したブロックストレージの[アクション]から[ストレージ接続]を選択して仮想サーバに接続します。

  7. プライベートIPアドレスを設定します。

    1. 仮想サーバ一覧から本製品の仮想サーバ名をクリックし、仮想サーバ詳細を表示します。

    2. 仮想ネットワークのポートに元の仮想サーバと異なるプライベートIPアドレスが割り当てられている場合は、ポートの[アクション]から[編集]を選択して、元のプライベートIPアドレスを再設定します。
      設定時には、ポート名に任意の名前を指定してください。

  8. グローバルIPアドレスを設定します。
    元の仮想マシンのポートにグローバルIPアドレスを割り当てていた場合は、そのポートの[アクション]から[グローバルIP割当]を選択して、元のグローバルIPアドレスを再設定してください。

  9. 仮想サーバを再起動します。
    仮想サーバの[アクション]から[再起動(ソフト)]を選択して、仮想サーバを再起動してください。

  10. ネットワークを再設定します。
    仮想サーバの[アクション]から[リモートコンソール]を選択してリモートコンソールを開き、設定ウィザード(csgsetup)で1つ目のネットワークを再設定してください。

  11. 複数ネットワーク構成の場合、2つ目以降のネットワークをCSG REST APIを使って再設定します。

    1. 2つ目以降のすべてのネットワークを削除します。
      クラウドプロバイダーとの通信に使用しているネットワークは、デフォルトでは削除できないため、強制的に削除するオプションを指定して削除してください。

    2. 2つ目以降のネットワークを再登録します。
      クラウドプロバイダーとの通信に使用しているネットワークのIDが変わらないように再登録してください。
      クラウドプロバイダーに設定されているネットワークのIDを確認したあと、以下を実施してください。

      • ネットワークIDが1のネットワークを使用しているクラウドプロバイダーがある場合、そのクラウドプロバイダーと通信できるネットワークを先に登録する

      • ネットワークIDが2のネットワークを使用しているクラウドプロバイダーがある場合、そのクラウドプロバイダーと通信できるネットワークをあとに登録する

      クラウドプロバイダーとの通信にネットワークIDが0のネットワークだけを使用している場合は、どの順番で登録してもかまいません。

  12. データストア機能の無効化を解除(有効化)し、仮想サーバを再起動します。
    仮想サーバの[アクション]から[リモートコンソール]を選択してリモートコンソールを開き、以下の2つのコマンドを実行してください。コマンドオペランドに指定する datastoreID はデータストアIDです。データストアIDは、CSG Web GUIの「データストア」画面で確認できます(「表示設定」で「ID」を選択してください)。

    # csgadm datastore activate datastoreID
    # csgadm power restart

東日本リージョン2または西日本リージョン2までのリージョンの場合

  1. 本製品の仮想サーバが動作している場合は停止します。
    管理者アカウント(administrator)を使用して本製品のコンソールにログインし、以下のコマンドを実行してください。

    # csgadm power stop
  2. IaaSダッシュボードで、仮想サーバ一覧を表示します。

  3. 本製品の仮想サーバ名をクリックします。

  4. 本製品の仮想サーバに接続しているすべてのディスクについて、以下の操作を行います。

    1. 「仮想サーバ詳細」画面で、接続先のディスク名をクリックします。

    2. 「ストレージ詳細」画面で、スナップショット名をクリックします。

    3. 「スナップショット詳細」画面で、[リストア]をクリックします。

    4. 「スナップショットリストア」ダイアログで[リストア]をクリックします。