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Systemwalker Network Manager 使用手引書
FUJITSU Software

9.1.3 連携の設定を行う

Systemwalker Network ManagerとSystemwalker Centric Managerを連携するための各種設定について説明します。

これらの設定はSystemwalker Network ManagerとSystemwalker Centric Manager共に運用管理サーバと運用管理クライアントがインストールされた後に設定を行います。

9.1.3.1 イベント連携の設定を行う

9.1.3.1.1 Systemwalker Centric Managerでの設定作業

Systemwalker Centric ManagerがSolaris/Linux版の場合

運用管理クライアントがインストールされているPCにCD-ROMをセットし、以下のパスに格納されているMIBをSystemwalker Centric Managerに登録します。
E:\mibs\FUJITSU-SW-NM.my (CD-ROMドライブがEドライブの場合)

MIBの登録方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照して下さい。

Systemwalker Centric ManagerがWindows版の場合

運用管理サーバにCD-ROMをセットし、以下のパスに格納されているMIBをSystemwalker Centric Managerに登録します。
E:\mibs\FUJITSU-SW-NM.my (CD-ROMドライブがEドライブの場合)

MIBの登録方法については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照して下さい。

9.1.3.1.2 Systemwalker Network Managerでの設定作業

Systemwalker Network Manager運用管理サーバの環境ファイルを以下の手順に従い編集して下さい。

1.  運用管理サーバに管理者権限のユーザでログオンし、Systemwalker Network Managerを停止させます。コマンドプロンプトを"管理者として実行"で起動し、以下コマンドを実行します。

stopnm.bat<Return>

2.  TrapReceiver.cfgの編集を行います。

1)エディタで以下ディレクトリにあるTrapReceiver.cfgを開いて下さい。
    インストールディレクトリ\server\FJSVnett\vvsrv\vvj\etc\

2)Systemwalker Centric Manager運用管理サーバのIPアドレスを記述して下さい。以下は、192.168.10.1と記述した例です。

192.168.10.1

注意

  • 必ず先頭行から記述して下さい。

  • 第1カラムから記述して下さい。

3.  actionApl.confを編集します。

1)エディタで以下ディレクトリにあるactionApl.confを開いて下さい。
    インストールディレクトリ\server\FJSVnett\vvsrv\vvj\conf\

2)最後の行に以下の1行を追加し、保存して下さい。

%ENSIHOME%\bin\TrapSendCommand.vbs

4.  運用管理サーバに管理者権限のユーザでログオンし、Systemwalker Network Managerを起動します。コマンドプロンプトを"管理者として実行"で起動し、以下コマンドを実行します。

startnm.bat<Return>

参考

  • actionApl.confには任意のコマンドを定義することも可能です。

  • 定義したコマンドは、障害発生時に自動的に呼び出されます。

9.1.3.2 メニュー連携の設定を行う

Systemwalker Centric Manager運用管理クライアントから、Systemwalker Network Manager運用管理クライアントやSystemwalker Network Manager運用管理サーバ選択機能を起動するための設定を行います。操作メニューの登録手順については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照して下さい。

以下に登録する内容を示します。運用管理サーバが一台の場合は、運用管理クライアントを設定して下さい。一台の運用管理クライアントから複数のSystemwalker Network Manager運用管理サーバを管理している場合は、Systemwalker Network Manager運用管理サーバ選択機能を設定して下さい。

メニュー連携設定時登録内容

Systemwalker Network Manager運用管理クライアント

項目

内容

メニュー項目

Systemwalker Network Manager

コマンドライン

"Systemwalker Network Managerインストールディレクトリ\client_root\VV.exe"
または
"Systemwalker Network Managerインストールディレクトリ\client_root\startnm.exe"

Systemwalker Network Manager運用管理サーバ選択機能

項目

内容

メニュー項目

Systemwalker Network Manager運用管理サーバ選択機能

コマンドライン

"Systemwalker Network Managerインストールディレクトリ\client_root\startnmgui.exe"

注意

  • コマンドラインの設定において、コマンド部は「""」で囲んで下さい。パラメタ部は「""」で囲まないで下さい。パラメタ部とは接続先運用管理サーバのIPアドレス、ログインアカウント、パスワードを指します。

  • デフォルトでインストールした場合、Systemwalker Network Managerインストールディレクトリは、"C:\SystemwalkerNM"となります。

  • コマンドラインにVV.exeを指定し、Systemwalker Network Managerのログインアカウントとパスワードをあわせて設定した場合、メニュー連携でのログイン操作を省略することができます。

    "C:\SystemwalkerNM\client_root\VV.exe" Admin Admin

  • コマンドラインにstartnm.exeを指定し、接続先運用管理サーバのIPアドレスを設定した場合、メニュー連携で接続先を変更することができます。

    "C:\SystemwalkerNM\client_root\startnm.exe" xxx.xxx.xxx.xxx

  • コマンドラインにstartnm.exeを指定し、接続先運用管理サーバのIPアドレスとSystemwalker Network Managerのログインアカウントとパスワードをあわせて設定した場合、メニュー連携で接続先の変更とログイン操作の省略をすることができます。

    "C:\SystemwalkerNM\client_root\startnm.exe" xxx.xxx.xxx.xxx Admin Admin

9.1.3.3 トラップ受信先の設定を行う

監視対象とするネットワーク機器にトラップ受信先のIPアドレスとしてSystemwalker Network Manager運用管理サーバとSystemwalker Centric Manager運用管理サーバのIPアドレスを設定して下さい。設定の詳細は各ネットワーク機器のマニュアルを参照して下さい。

9.1.3.4 同居時の設定を行う

ObjectDirectorの設定

Systemwalker Network ManagerとSystemwalker Centric Managerを同一の運用管理サーバにインストールする場合は、ObjectDirector環境のチューニングを行って下さい。なお、ObjectDirector環境の設定方法については2.2.1.6 ObjectDirector環境の設定を参照して下さい。

注意

  • ObjectDirectorの環境をチューニングした後は、システムの再起動が必要です。