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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

15.4.1 棚卸情報を抽出する

Systemwalker Desktop Patrolで管理している棚卸情報を抽出して、ATに保存します。保存した情報が、ATで行う棚卸の対象機器となります。

ATの操作時には、microSDカードの使用を推奨します。

microSDカードは、アプリケーションデータのほか、棚卸時や資産情報確認時の情報を保存するために使用します。

microSDカードがなくてもデータや情報は保存できますが、バックアップ電池がなくなるとデータや情報が消えることがあるため、microSDカードの使用を推奨しています。

以降でも、microSDカードを使用した手順で説明を行っていきます。

棚卸情報の抽出手順は、以下のとおりです。

  1. ATに棚卸対象となる機器の情報を保存するために「microSDカード」を挿入します。

  2. ACとATを接続します。

    接続方法については、“ATでの準備”の手順2から手順7を参照してください。

  3. ACからATに棚卸情報を保存するために、Assetコンソールを起動します。

  4. [棚卸端末との連携]を選択します。

    →以下の画面が表示されます。

  5. [資産情報の抽出/取込]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  6. ACからATに棚卸情報を抽出するための条件を設定します。

    以下の情報を設定して、[抽出]ボタンをクリックします。

    項目名

    説明

    [棚卸に必要な情報を抽出]

    棚卸の作業を行うときに選択します。

    抽出される機器情報には、“14.5.3 棚卸の作業”の[棚卸状態の判定方法]で[棚卸完了日時として使用する]を設定した運用で、棚卸済みとなっているPCについても抽出されます。このPCは、実機確認を元にした情報ではないので、AT上の操作では棚卸未完として表示されます。

    棚卸の運用設定機能は、管理者の手間を減らすなど、管理者の運用形態に合わせて、機器の[収集日時]により[棚卸状態]を決定するときに使用します。そのため、あるACの棚卸の運用設定で[棚卸状態]を変更した機器について、ほかのACで[棚卸状態]を見たとき、さきにACで変更した状態が反映されていないことに注意してください。最終的な[棚卸状態]の管理は、上位部門の管理者が行ってください。

    [資産の詳細情報(機器情報・契約情報)を抽出]

    資産情報の確認を行うときに選択します。

    資産情報の確認については、“15.5 資産情報を確認する”を参照してください。

    [設置場所]

    棚卸の作業や資産情報の確認を行う機器の設置場所を選択します。

    選択した場所の情報がATに抽出されます。

    リストの情報は、Systemwalker Desktop Patrolで登録された「ビル管理情報」が取り込まれたものです。

    →確認画面が表示され[いいえ]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

  7. ACから抽出した棚卸情報をATに保存します。

    保存先にmicroSDカードを指定して、[OK]ボタンをクリックします。なお、microSDカードのディレクトリ名は「\Strage Card1」です。または、環境によって番号が変わる場合は、microSDカードのディレクトリ名は「\Strage Card<数字>」です。詳細については、ATとして利用するMultiPadのマニュアルを参照してください。

    前回もmicroSDカードに保存していた場合は[変更しない]ボタンをクリックします。

    →[棚卸情報を抽出しました]のメッセージが表示され、以下のファイルがATに保存されます。

    • manage.csv

    • hw.csv

    • depart.csv

    • place.csv

  8. ACとATを切断します。

    ATで[切断]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  9. 画面右上の[×]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  10. ATを終了します。

    [0.終了]を選択します。