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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

7.3.9 書き込み保護が「有効」なPCへの配信

Systemwalker Desktop Patrolで、書き込み保護が「有効」なPCのCTに対するファイル配信を行った場合、ファイルは自動配信されますが、ファイル配信時に以下の画面が表示されます。

7.3.9.1 Windows再起動時に表示される画面

書き込み保護が「有効」なPCの場合、書き込み保護のフィルター状態を変更するために、Windowsを自動的に再起動します。その際、WindowsにサインインしているPC利用者向けに以下のような警告画面を表示し、注意を促します。

下記の運用を想定して、ファイル配信開始時のWindowsの再起動までの待機時間は1分(60秒)とし、自動的にWindowsを再起動します。運用に影響がある場合は、PC利用者がいない時間帯にファイル配信することを推奨します。

7.3.9.2 配信時にWindowsサインインした時に表示される画面

ファイルを配信している間にWindowsサインインすると、強制的にサインアウトします。サインアウトする前には、以下の警告画面を表示し、注意を促します。

待機時間は、5秒に設定されています。


なお、無線LANやVPNを使用している環境では、Windowsにサインインを要する場合があります。このような環境の場合、自動的にサインアウトする設定値をCustomPolicy.exeコマンドで以下のとおりカスタマイズすることができます。CustomPolicy.exeコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。


注意

これらのカスタマイズ設定値は、書き込み保護が「有効」なPCの場合にだけ有効です。通常のPCに設定しても無効となりますので、ご注意ください。


ネットワーク環境ごとの設定・運用方法について、以下に示します。

表7.1 ネットワーク環境ごとの設定・運用方法

ネットワーク環境

設定変更

運用方法

有線LAN

不要

無線LAN

自動接続あり

不要

自動接続なし(注1)

必要

  1. PC利用者にWindowsにログオンしていただき、無線LANに接続していただきます。

  2. CT機能のファイル配信が完了するとシャットダウンのメッセージを表示し、書き込み保護を再設定し、Windowsを再起動します。

VPN (注1)

必要

  1. PC利用者にWindowsにログオンしていただき、VPN接続していただきます。

  2. CT機能のファイル配信が完了するとシャットダウンのメッセージを表示し、書き込み保護を再設定し、Windowsを再起動します。

注1)ネットワークに接続した後、Windowsをサインアウトしてもネットワーク接続が継続される場合は、「自動的にサインアウト」を「する」に設定し、「サインアウトするまでの時間」を設定してください。
サインアウトするとネットワークが切断される場合は、「自動的にサインアウト」を「しない」に設定してください。