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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

6.2.6 セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する

セキュリティパッチを自動で適用する間隔を設定します。また、CSからDSにセキュリティパッチを配信する間隔や、CTに新着メッセージを表示させるための設定を行います。

なお、セキュリティパッチの自動適用を行う場合は、“6.5 運用のパターン”の「注意」を参照してください。

注意

Microsoft社のOfficeのセキュリティパッチは、適用時にOfficeインストール時のCD-ROMが必要となる場合があります。CD-ROMが必要となるセキュリティパッチは、CTに自動で適用されないようになっています。

CTを使用しているクライアントに、ソフトウェアダウンロード画面から手動でセキュリティパッチを適用するように指示してください。

注意

以下の場合、セキュリティパッチの自動適用ができません。

6.2.4 セキュリティパッチを選択する”および、“6.2.5 セキュリティパッチを取得する”の手順に従い、メインメニューでの操作を見直してください。

  • Systemwalkerサポートセンターから配信されたソフトウェア辞書を更新する際に、新着のセキュリティパッチが選択されていません。

  • メインメニュー上で新着のセキュリティパッチを選択したが、ダウンロード操作を行っていません。

  • 選択したセキュリティパッチのダウンロードが失敗しています。

セキュリティパッチの適用間隔

適用されていないセキュリティパッチをCTに自動で適用するための間隔を設定します。

本設定は、WSUS連携でも有効な設定です。

  1. メインメニューにログインし、「環境設定」をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  4. [基本動作ポリシー]タブのポリシー名のリンクをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    • 「ポリシーを確認する間隔」の設定値(分)の間隔で、サーバに適用するパッチがあるか確認されます。

  5. [パッチ適用]タブをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    • 「セキュリティパッチを自動的に適用」の設定値で、パッチ適用の動作タイミングを選択します。

  6. さらに詳細な設定に関しては、画面下の[セキュリティ詳細設定]および[パッチ詳細設定]をクリックして表示させます。

    設定内容については、“6.5 運用のパターン”を参照してください。

セキュリティパッチの配信間隔

セキュリティパッチをCSからDSに配信する間隔を設定します。重要なセキュリティパッチが公開された場合は、適用間隔を短く設定することで、DSに早く配信され、CTに早く適用できます。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [CS/DSの設定と稼働状況]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. DS名のリンクをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  4. [上位CS/DSとの通信設定]の以下の項目を入力します。

    項目

    説明

    [上位CS/DSとの通信間隔]

    上位サーバからソフトウェアをダウンロードする周期を1 から 1440までの分単位で指定します。

    デフォルトは5で省略することはできません。

    [配信ソフトウェアの受信時間帯を指定する]

    ソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定する場合にチェックします。

    上位サーバからソフトウェアをダウンロードする時間帯を指定します。

    チェックしなかった場合は、ダウンロード時間帯は24時間いつでもダウンロード可能な状態になります。 時単位は 0 から 23 までの数値で、分単位は 0 から 59 までの数値で指定します。

    開始時間と終了時間を同じ時間は指定できません。

  5. [下位DS/CTからの通信設定]の以下の項目を入力します。

    項目

    説明

    [最大同時接続数]

    CSまたはDSに同時に通信する下位DSまたはCTの総台数を 1 から 999 までの数値(台数)で指定します。

    デフォルトは30で省略することはできません。

    [CTとの通信帯域を制限する(50-10000)]

    サーバ(CS/DS)とCT間の通信において、指定した帯域幅を超過しないように帯域制御を有効にする場合にチェックします。デフォルトは無効となっています。

    帯域制御を有効にして帯域幅を指定すると、サーバ(CS/DS)とCT間の通信において、指定した帯域幅を超過しないように通信速度が制限されます。

    設定する単位は、KB/s(キロバイト毎秒)です。下限値は50KB/s、上限値は10000KB/s(≒10MB/s)です。デフォルト値は1000KB/sです。

    「サーバ(CS/DS)に同時接続中のCT台数」×「指定された帯域幅」が通信時に使用されます。

  6. [OK]ボタンをクリックします。