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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

3.2.16 BitLockerの管理を行う

本項では、BitLockerを管理する方法について説明します。

注意

BitLocker To Goは未サポートです。


3.2.16.1 BitLockerの状態を参照する

収集されたインベントリ情報より、BitLockerの暗号化状態が参照できます。

手順は、以下のとおりです

  1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。

    →[PC情報]画面が表示されます。

  2. 左側の[部門選択]のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のPCが、右側の[PC一覧]のフィールドに表示されます。

  3. 右側の[PC一覧]のフィールドのPC名をクリックします。

    →クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。

  4. 以下の表示項目を選択します。

    • [基本情報]タブ

    BitLockerの暗号化状態がディスク情報から参照できます。

    項目内容の意味は以下のとおりです。

    BitLocker状態

    意味

    保護オフ

    暗号化されていません。

    保護オン

    暗号化されており、ロックが解除されています。

    不明

    • 暗号化できないドライブです。

    • 暗号化されており、ロックが解除されていません。

    • コマンドモードCTおよびBitLocker To Goは、状態が取得できません。

    • CTが仮想PCで動作している場合、状態が取得できないことがあります。

3.2.16.2 BitLockerで暗号化されたディスクを復旧する

BitLockerで暗号化した起動ドライブのキー(TPM、USBメモリなど)が故障または紛失、かつ印刷しておいた回復パスワードを紛失した場合に、以下の手順で復旧することができます。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。

    →[PC情報]画面が表示されます。

  2. 左側の[部門選択]のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のPCが、右側の[PC一覧]のフィールドに表示されます。

  3. 右側の[PC一覧]のフィールドのPC名をクリックします。

    →クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。

  4. 以下の表示項目を選択します。

    • [基本情報]タブ

    BitLockerの回復パスワードを収集できた場合、ディスク情報に[BitLocker回復パスワードを表示]ボタンが表示されます。インベントリ収集時にロック解除されていなかった場合など、回復パスワードが一度も収集できなかった場合は表示されません。

  5. BitLocker回復パスワードを表示します。

    [BitLocker回復パスワード表示]ボタンをクリックすると、パスワードIDおよび回復パスワードが表示されます。再度ボタンをクリックすると非表示になります。

  6. 利用者に回復パスワードを通知し、復旧作業を行います。

    PCの利用者から通知されたパスワードID(一部または全部)が一致する回復パスワードを利用者に通知します。

    PCの利用者は回復パスワードを用いてドライブのロックを解除し、BitLockerの再設定を行います。