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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

3.1.7 運用対処に関する設定を行う

以下の画面において、システム管理者/部門管理者の判断による運用対処が行えます。

注意

  • 以下のPCに対しては、インベントリ削除以外の対処はできません。

    • CTのバージョンがV14.1.0以前のPC

    • コマンドモードCTによりインベントリ収集されたPC

    • 他製品によりインベントリ収集されたPC

  • 1PCに対しての対処指示は、最新の20件が有効となります。したがって、対処を行っていない指示内容が1PCに対して21件以上存在すると、過去の対処指示は無効となります。

  • 対処を指示してから7日経過しても対処結果が通知されない場合は、対処結果が異常終了となります。

  • 対処を指示してから30日経過するとCTに指示しません。

各画面で可能な運用対処の操作について説明します。

運用対処

利用操作が可能な画面

○:対処可能
×:対処不可能

対処画面

インベントリ情報画面

メッセージ送信

インベントリ収集

インベントリ削除

セキュリティパッチの適用

○(注1)

×

セキュリティ設定の変更

○(注2)

×

省電力設定の変更

○(注3)

×

注1)「セキュリティパッチが適用されていないPC」の場合のみ対処可能
注2)「セキュリティポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能
注3)「省電力ポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能

以下に設定方法について説明します。

手順

運用対処を行うための設定は、システム管理者だけが行えます。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [オプション]をクリックし、[対処に関する設定]を参照します。運用に沿った設定に変更し、[適用]ボタンをクリックします。

各設定項目について、以下に順に説明します。

対処内容の自動メール通知

対処を行った内容を自動でメール通知する際の設定です。

項目

内容

対処内容の自動メール通知

対処を行った内容を自動でメール通知します。
対処内容をどのように自動メール通知したいかを以下から選択し、チェックボックスにチェックしてください。

  • システム管理者が行った対処を全てのシステム管理者に通知する

  • 部門管理者が行った対処を全てのシステム管理者に通知する

  • 部門管理者が行って対処を関連する部門管理者に通知する

  • 対処を指示した管理者に通知する

メール通知する内容は、対処を行った内容と対処するPCの一覧ファイルです。

対処するPCの一覧ファイルの形式は、対処画面の「CSV出力」と同等の形式となります。

ポイント

自動メール通知を行う場合には

システム管理者、部門管理者に自動メール通知を行うためにメール環境設定およびメールアドレスの設定が必要です。

  • メール環境の設定

    [環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]でメール環境の設定を行ってください。システム管理者のみ設定できます。

  • メールアドレス設定

    送信先のメールアドレスを設定してください。設定方法の詳細については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してください。

    注意

    送信先にメールアドレスが設定されていない場合は、自動メール通知されません。

ポイント

部門管理者への自動メール通知先

該当PCが所属する部門の部門管理者に通知しますが、所属する部門に部門管理者がいない場合は、一番近い上位の部門管理者に通知します。

以下は、部門Cに所属しているPCに問題が発生した場合の、部門管理者に自動通知する例です。

対処「メッセージ送信」を行う場合

対処[メッセージ送信]確認ダイアログ用テンプレート

対処[メッセージ送信]確認ダイアログで指定できるテンプレートを管理します。

ここで並んでいる順番で対処[メッセージ送信]確認ダイアログのリストは表示されます。

テンプレート一覧に関する説明

項目

内容

確認ダイアログで使用

  • する

    作成したテンプレートを対処[メッセージ送信]確認ダイアログで指定できるようにする場合に選択します。

  • しない

    一時的にテンプレートを作成したい場合に選択します。

テンプレート名

テンプレートの名称です。

内容表示ボタンをクリックすると、テンプレート名の編集、テンプレート内容の確認/編集が可能となります。内容を閉じる場合は内容非表示ボタンをクリックしてください。

ボタンに関する説明

ボタン名

内容

追加

テンプレート一覧に新規でテンプレートを作成します。

テンプレートは50個まで追加できます。

削除

テンプレート一覧からテンプレートを削除します。

上に移動/下に移動

移動したいテンプレートを選択して移動ボタンをクリックすると、テンプレートの順番が移動され、確認ダイアログのリストに表示する順番に反映されます。

内容表示ボタンをクリックすると、テンプレートの内容が編集できます。

項目

内容

テンプレート名

テンプレートの名前を、全角64文字、半角128文字以内で指定してください。

省略はできません。

本文

対処[メッセージ送信]の本文を、全角1024文字、半角2048文字以内で指定してください。

なお、以下のサンプルを提供していますので、必要に応じて使用してください。

  • 対処[メッセージ送信]用サンプル(インベントリ情報が収集されていないPC)

対処の内容によって以下の設定も必要です。必要に応じて設定を行ってください。

「セキュリティパッチの適用」を行う場合

セキュリティパッチの適用を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“第6章 セキュリティパッチを配信/適用する”を参照してください。

「セキュリティ設定の変更」を行う場合

セキュリティ設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.2 セキュリティ設定を監査するための設定”を参照してください。

また、対処[セキュリティ設定の変更]の運用対処に関する設定があります。

項目

内容

確認ダイアログの設定

「「自動対処不可能な項目を監査OKとする」設定を表示する」にチェックすると、対処[セキュリティ設定の変更]を選択した際の確認ダイアログに本オプションが表示されます。

本オプションは、実際のPCに対して自動対処を行うものではありません。

「省電力設定の変更」を行う場合

省電力設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.1 省電力設定を監査するための設定”を参照してください。