アップデータを登録することにより、自動的にDSおよび、CTにアップデータを適用することができます。
V15.4.0にバージョンアップするための情報は以下のとおりです。
「DS」情報
入力項目 | 設定値 |
---|---|
名称(変更不可) | V15.4.0-R1.0-SN2100 |
バージョン | 1 |
説明 | DS Updater V15.4.0-R1.0-SN2100 |
「CT」情報
入力項目 | 設定値 |
---|---|
名称(変更不可) | V15.4.0-R1.0-SN2150 |
バージョン | 1 |
説明 | CT Updater V15.4.0-R1.0-SN2150 |
注意
アップデータの注意事項について
Desktop Patrolのサービス(IBudgetMGR(INV))を起動している状態で、コマンドを起動してください。
アップデータの格納先フォルダにDSアップデータのみを格納した場合は、DSのアップデータのみを登録します。CTアップデータの場合も同様です。
登録済みのアップデータと同じ版数のアップデータは登録できません。ただし、DSアップデータが登録済みでCTアップデータが未登録の場合は、CTアップデータのみ登録します。CTアップデータが登録済みでDSアップデータが未登録の場合は、DSアップデータのみ登録します。
CTアップデータは、ポリシーグループを使用しての適用はできません。配信したサーバ配下すべてのCTに適用されます。
CTアップデータは、ソフトウェアダウンロード画面から手動で適用することはできません。すべて自動で適用されます。
V15.0.1以前のバージョンを使用している場合、アップデータの適用前にカスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)で、V15.0.1以前のDSおよびCTからの接続を許可する必要があります。
アップデータの適用後に、V15.0.1以前のDSおよびCTからの接続を拒否してください。
カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)の詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
DSのOSがWSUS連携可能な環境の場合には、DSアップデータ適用時にWSUSもインストールされます。
アップデータの適用によるバージョンアップ手順は以下のとおりです。本手順により、アップデータを配信/適用し、バージョンアップを行います。
アップデータの登録操作は、CSで行います。
修正を適用し、OSの再起動が必要となった場合に、再起動が必要である旨のメッセージを表示できます。詳細については、“リファレンスマニュアル”の“CustomPolicy.exeコマンド”の“-cl.chkreboot.enabled”オプションを参照してください。
アップデータの適用によるバージョンアップ手順
Administratorsグループに所属するローカルユーザーのアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
<DVD-ROM>\utilities\updaterをCS上の任意のフォルダへコピーします。
¥ITBudgetMGRserverUpdate.zip … DSアップデータ
¥ITBudgetMGRclientUpdate.zip … CTアップデータ
(例)
c:\temp\updater\DS\ITBudgetMGRserverUpdate.zip \CT\ITBudgetMGRclientUpdate.zip
コマンドプロンプトを起動し、DSアップデータを登録します。
アップデータ登録コマンド(updaterregist.exe)を以下のとおりに実行してください。コマンドの詳細な使用方法については、“リファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
<DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe -dir <アップデータ格納フォルダ>
アップデータ格納フォルダ:手順2.でDSアップデータを格納したフォルダを指定してください。
(例)
> "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe" -dir c:\temp\updater\DS
続いて、CTアップデータを登録します。
<DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe -dir <アップデータ格納フォルダ>
アップデータ格納フォルダ:手順2.でCTアップデータを格納したフォルダを指定してください。
(例)
> "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe" -dir c:\temp\updater\CT
適用状況を確認します。
アップデータの適用状況は、メインメニューの[ソフトウェアの監査]画面で確認できます。
DSアップデータの適用は、メインメニューの[配信]-[ソフトウェアの配信]-[ソフトウェアの配信先設定]画面で配信したDSアップデータを選択すると「配信準備状況」から確認することができます。「配信準備状況」では“表4.1 DSアップデータの配信準備状況のメッセージ”が表示されます。
メッセージ | 説明 | 対処 |
---|---|---|
NO ERROR (Executing delivery) | DSアップデータ配信中 | DSアップデータ配信中です。 |
NO ERROR (Completed delivery) | DSアップデータ配信完了 | DSアップデータ配信完了です。 |
NO ERROR (Completed apply) | DSアップデータ適用完了 | DSアップデータ適用完了です。 |
failed to download software | DSアップデータのダウンロードに失敗 | 以下の内容を確認してください。 |
failed to update modules | DSアップデータの適用に失敗 | DSアップデータ適用後にOSの再起動が必要な状態となっている可能性があるため、OSを再起動してください。 |
参考
登録したアップデータの適用タイミングについて
DSへの適用タイミング
メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]で対象のDSを選択した画面の「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングで開始されます。適用にはアップデータ登録時から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。
アップデータを受信するまでにPCを再起動すると、「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。
CTへの適用タイミング
ポリシー受信タイミングで開始されます。ポリシー受信は「ポリシーを確認する間隔」で実施されるため、適用にはアップデータ登録時から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。
また、ポリシーを受信するまでにPCを再起動すると、ポリシー受信タイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。
注意
修正を適用し、OSの再起動が必要となった場合、高速スタートアップ機能が有効な環境で修正の適用を完了させるためには、OSの「再起動」が必要です。
OSの「シャットダウン」では修正の適用が完了しない場合があります。