ストレージ性能管理の詳細設定ファイルとして以下に格納されています。
マネージャーのOS種別 | 絶対パス名 |
---|---|
Windows | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\perf.conf |
Solaris OS、 | /etc/opt/FJSVssmgr/current/perf.conf |
設定ファイルの反映方法
設定ファイルを変更した場合、Webコンソールで設定ファイルの更新を実施するか、マネージャーを再起動してください。当設定ファイルの内容が本製品に反映されます。
ただし、閾値監視アラームのイベントメッセージ追加表示に関する設定を反映する場合は、「ALARM_MSG_EXP_DEC_NAMEパラメーターを本製品に反映する方法」の手順で反映してください。
参考
性能管理では、設定ファイルを4時間に1回参照し自動的に本製品へ反映します。そのため、設定ファイルの内容を更新後に、上記手順を実施していない場合も、設定内容を自動的に本製品へ反映します。
性能管理で保持する性能データの日数を変更した場合、保持日数を過ぎた性能データを削除します。Webコンソールで設定ファイルの更新を実施した場合、性能データの削除に時間がかかることがあります。
カスタマイズ
注意
運用を開始したあと、本製品のプログラムが、perf.confファイルの、本書で説明していないパラメーターを追加/更新/削除することがあります。このため、本書で説明していないパラメーターを編集/削除しないでください。
保持日数を延長する場合、メモリまたはディスク容量が不足することで、運用が停止する可能性があります。保持日数を延長する場合は十分注意し、メモリ容量および動的ディスク容量を確保してください。特に、PERF_DATA_KEEP_DAYSに"0"を設定すると、性能情報を削除する処理が停止するため、定期的にメモリまたはディスク容量を確認してください。
ログファイル設定の世代数を増加させる場合、メモリまたはディスク容量が不足することで、運用が停止する可能性があります。世代数を変更する場合は十分注意し、メモリ容量および動的ディスク容量を確保してください。
稼働Disk数・消費電力・温度の性能管理を行う場合、性能監視間隔内で性能情報を取得できない可能性があります。必要に応じて性能監視間隔の見直しを行ってください。
性能データを保持する日数を指定します。保持日数を過ぎると自動的に削除します。
値を"0"に設定した場合は、削除しません。なお、保持日数には当日は含まれません。
デフォルトは7日で以下のように定義されています。必要に応じて変更してください。
PERF_DATA_KEEP_DAYS = 7;
性能関連のログファイル(perflog.*)の世代数を、10進数で指定します。
デフォルトは2です。"2の場合、perflog.0とperflog.1の2世代で循環します。
例: 5世代で循環する場合 LOG_ROTATION = 5;
マネージャーのOS種別 | 格納ディレクトリ |
---|---|
Windows | $TMP_DIR\ESC\Manager\var\opt\FJSVssmgr\log |
Solaris OS、 | /var/opt/FJSVssmgr/log |
稼働Disk数・消費電力・温度の性能管理の有無を指定します。稼働Disk数・消費電力・温度の性能管理を行う場合は"true"を、行わない場合は"false"を指定します。デフォルトはtrueです。
例: 稼働Disk数・消費電力・温度の性能管理を行う場合 ENABLED_ECO_MODE = true;
ETERNUS ディスクアレイのiSCSIポートの性能管理の有無を指定します。iSCSIポートの性能管理を行う場合は"true"を、行わない場合は"false"を指定します。デフォルトはtrueです。
例: iSCSIポートの性能管理を行う場合 ENABLED_PORT_ISCSI = true;
閾値監視アラームのイベントメッセージに、監視対象リソースの10進数の番号と名前を表示するかどうかを指定します。表示する場合は"true"を、表示しない場合は"false"を指定します。パラメーターを省略した場合(デフォルト)は、"false"です。
例: 監視対象リソースの10進数の番号と名前を表示する場合 ALARM_MSG_EXP_DEC_NAME = true;
ALARM_MSG_EXP_DEC_NAMEパラメーターを本製品に反映する方法
ALARM_MSG_EXP_DEC_NAMEパラメーターの設定内容を本製品に反映する方法は、以下のとおりです。
本製品の導入時
すべての装置の性能監視を開始する前に、以下の手順を実施してください。
perf.confファイルを編集します。
以下は、監視対象リソースの10進数の番号と名前を表示する場合の編集例です。
ALARM_MSG_EXP_DEC_NAME = true;
Webコンソールで、perf.confファイルの更新を実施します。
運用中に設定内容を変更する場合
以下の手順を実施してください。
perf.confファイルを編集します。
以下は、ALARM_MSG_EXP_DEC_NAMEパラメーターの値を"true"から"false"に変更する場合の編集例です。
ALARM_MSG_EXP_DEC_NAME = false;
以下は、ALARM_MSG_EXP_DEC_NAMEパラメーターの値を"false"から"true"に変更する場合の編集例です。
ALARM_MSG_EXP_DEC_NAME = true;
マネージャーを再起動します。