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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.8 運用ガイド
FUJITSU Storage

11.1.2 運用環境の変更

11.1.2.1 運用管理サーバのIPアドレスの変更

『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。

11.1.2.2 サーバノードのIPアドレスの変更

サーバノードのIPアドレスを変更する手順は、以下のとおりです。

ポイント

対象のサーバノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールしている場合は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「管理対象サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。

11.1.2.3 運用管理サーバのサーバ名の変更

『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバ業務/管理対象サーバ業務のサーバ名の変更」を参照してください。

11.1.2.4 サーバノードのサーバノード名の変更

サーバノードのサーバノード名を変更する手順は、以下のとおりです。

ポイント

対象のサーバノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールしている場合は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバ業務/管理対象サーバ業務のサーバ名の変更」を参照してください。

11.1.2.5 運用管理サーバのポート番号の変更

sscruiseraのポート番号を変更する場合

sscruiseraは、標準でポート4917を使用します。

ポート番号を変更する手順は、以下のとおりです。

  1. テキストエディターなどで、以下のファイルを開きます。

    • Windows環境のマネージャーの場合
      %SystemRoot%\system32\drivers\etc\services

    • Solaris/Linux環境のマネージャーの場合
      /etc/services

  2. ポート番号を変更します。

    ポート番号は、1024~65535の範囲で入力できます。なお、ポート番号を変更する場合は、5001~32768の範囲を推奨します。

    # <service name> <port number>/<protocol> [aliases...] [#<comment>]
    #
    sscruisera       4917/tcp
  3. 手順1で開いたファイルを、保存して閉じます。

  4. マネージャーを再起動します。

上記以外のポート番号を変更する場合

Windows環境のマネージャーの場合は『Express 運用ガイド』の「ポート番号の変更(Windows環境)」を、Solaris/Linux環境のマネージャーの場合は『Express 運用ガイド』の「ポート番号の変更(Linux環境)」を参照してください。

なお、"Express"を"Storage Cruiser"に読み替えてください。

11.1.2.6 サポート装置のIPアドレス、SNMP設定、またはエンジンIDの変更

本製品に登録されているサポートレベル(AおよびB)装置のIPアドレス、SNMP設定、またはエンジンIDを変更する場合、次の手順を実施してください。

サポート装置のIPアドレスを変更する場合

  1. 各対象装置のIPアドレスを変更します。

  2. 閾値監視の設定内容を記録します。(閾値監視を実施している場合)

  3. Webコンソールから、対象装置のIPアドレスを変更します。(閾値監視を実施している場合、本操作により閾値監視が停止されます。)

  4. 手順2で記録した設定内容を基に、閾値監視を開始します。(閾値監視を実施している場合)

サポート装置のSNMP設定を変更する場合

  1. 各対象装置のSNMP設定を変更します。

  2. 閾値監視の設定内容を記録します。(閾値監視を実施している場合)

  3. 『Webコンソール説明書』の「SNMP通信設定の変更」の手順1から手順6を実施します。(閾値監視を実施している場合、本操作により閾値監視が停止されます。)

  4. 手順2で記録した設定内容を基に、閾値監視を開始します。(閾値監視を実施している場合)

サポート装置のエンジンIDを変更する場合

  1. 各対象装置のエンジンIDを変更します。

  2. 『Webコンソール説明書』の「SNMP通信設定の変更」の手順1から手順4を実施し、[変更]ボタンをクリックします。(本操作により対象装置からエンジンIDが取得され、本製品に反映されます。)

参照

各対象装置のSNMP設定に関しては、「第4章 環境構築」を参照してください。

注意

Linux版マネージャーにおいてSNMPトラップのコミュニティー名を変更する場合、「A.10 snmptrapd.confファイル説明」を参照して、snmptrapd.confも設定変更してください。

11.1.2.7 クラスタシステム運用の変更(ノード名引継ぎ)

『AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。

11.1.2.8 サポート装置の構成変更

サポート装置に以下を実施した場合は、設定情報の更新が必要です。

設定情報の更新方法は、以下のとおりです。

11.1.2.9 サポート装置のパスワード変更

本製品に登録している以下の装置のパスワードを変更した後、次の手順を実施してください。

対象装置

対処方法

Brocadeファイバーチャネルスイッチ
PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレード

Webコンソールで装置管理用のアカウント情報を変更してください。

VDX series
PRIMERGY コンバージドスイッチブレード

VMware vSphere

ETERNUS DX series
ETERNUS AF オールフラッシュアレイ
ETERNUS DX200F

上表以外の装置は、パスワード変更による本製品の対処は不要です。

11.1.2.10 運用管理サーバのSNMP通信プロトコルの変更

装置の障害監視をSNMPv1プロトコルだけで運用している運用管理サーバにおいて、以下の運用環境変更を行う場合は、運用管理サーバでSNMPトラップデーモンの設定変更が必要です。

Windows環境の場合

  1. 以下の手順でStorage Cruiserマネージャーを停止します。

    1. [コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[サービス]をクリックして、サービス画面を開きます。

    2. "ETERNUS SF Manager Tomcat Service"を選択し、[停止]ボタンをクリックします。

  2. 以下の手順でトラップ監視サービスを停止します。

    1. サービス画面を開きます。

    2. "SNMPトラップ監視サービス"を選択し、[停止]ボタンをクリックします。

  3. 『導入ガイド』の「Storage Cruiserマネージャーのセットアップ」の「SNMPトラップ設定(Windows環境の場合)」の「ETERNUS SF SNMPトラップ監視サービスを利用する場合」にある以下のどちらかの箇所を参照して、環境を設定してください。

    • 「SNMPトラップを利用する他アプリケーション(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居しないとき」の手順2以降

    • 「SNMPトラップを利用する他アプリケーション(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居するとき」の手順2以降

  4. SNMPトラップデーモンの設定を変更したあとは、SNMPv3用のユーザー情報の登録、管理対象装置へのSNMPv3用の設定が必要です。設定方法は、「3.1.2 SNMP通信の認証」の「SNMPv3」を参照してください。

Linux環境の場合

『導入ガイド』の「Storage Cruiserマネージャーのセットアップ」の「SNMPトラップ設定(Linux環境の場合)」にある以下の箇所を参照して、環境を設定してください。なお、監視対象装置がIPv6アドレスを利用している場合、本設定は不要です。

SNMPトラップデーモンの設定を変更したあとは、SNMPv3用のユーザー情報の登録、管理対象装置へのSNMPv3用の設定が必要です。設定方法は、「3.1.2 SNMP通信の認証」の「SNMPv3」を参照してください。

Solaris環境の場合

SNMPv3用のユーザー情報の登録、管理対象装置へのSNMPv3用の設定が必要です。設定方法は、「3.1.2 SNMP通信の認証」の「SNMPv3」を参照してください。

SNMPトラップデーモンの設定変更は不要です。

11.1.2.11 サポート装置の通信におけるSSLバージョンの設定変更

本製品に登録している以下の装置の通信におけるSSLバージョンの設定変更で、プロトコルMaintenance-SecureのTLSv1.2を無効化した場合、またはTLSv1.2とTLSv1.1を無効化した場合は、ETERNUS SF Managerの再起動を実施してください。